005.大介の過去
文字数 596文字
大介
オレは小さい頃から親父の指導で卓球をしていた。
させられていたともいうか、、、
オレはサービスバカと言われるほど、サービスに特化した選手だった。
オレはサービス以外の技術も学びたくて親父に相談してみたが、即却下。
オレは二度と試合になんて出るもんかと言って選手生命を終えた。
そんな時、試合で見たことがある女の子から一緒に練習しようと持ちかけられた。
オレは実は父親からサービス以外を使うなと言われていたが、他の練習も実はしていたのだ。
サービス以外の技術を使って始めて、こんなにオレは出来るのかと驚いた。
仁美
私、オ卓スミレーズの仁美 (ひとみ)って言うの。
これからも一緒に練習して下さいm(__)m
大介
オレ、もう選手辞めて試合出てねーしなぁ…
戦型なんてサービスバカだし。
仁美
大介さんとやってて、全ての技術力が高いと思いました。
サービスだけで勝ててしまっていたから、他の技を使う必要がなかったんでしょうね。
もう、選手を辞めるなら一緒に卓球やりましょう!
大介
《こんなにもオレのことが分かるなんて…》
仁美
あ、私にはカットマンのかがみちゃんと中ペンのトトちゃんっていうオ卓友達がいるの。
一緒によろしくね!
大介
ま、練習くらいなら………
仁美
男性の練習相手か、、、強くなれるかなぁ?
ガキども達
お兄ちゃん。サーブを教えて!
えーバックハンドが教えて欲しい。
突っつきを教えて欲しい。
仁美
大介さん、子供にも人気あるんだね。