002.トトvs大介の練習試合
文字数 612文字
大介
《トトは中ペン表1枚で、練習じゃ大したことないしミスも多いんだが、試合練習となるとすごいサービス力とフォア面の攻撃力を誇る、、、》
トト
それじゃ試合。
ジャンケン勝ったからサービスで…
大介
《誰に教わったのか、表1枚だというのに同じフォームから下回転やナックルや横系など色々なサービスを出してくる。だから、オレはある程度コースと回転を予想しておく。トトはトトなりに、最初は下回転系からだったり、ある時はナックルだったりと手の内をかえてくる。サービスのコース、ピン球の長短、ピン球の回転とまぁ、サービス力は大事であるが、男子であるオレの回転は女子には出せない回転量だったりする。》
トト
サービスが通じない。
こっちのボールもキツイとこに返ってくるし…
大介
《10-6でトトの痛恨のサービスミス。自分のサービスがきかない時はどうしても焦る。》
いつも言ってるだろ。サービスが通じなかった時用のサービスを隠し持っておけって。
トト
《2ゲーム目は緩急をつけるか。前後の揺さぶりに崩れてくれるかなぁ》
大介
《オレからのサービスゲーム。トトはストップレシーブできたか。》
トト
チッ
ストップレシーブしても、台上で払われるし…
《ミドルをつくか》
大介
トトのナックルロングサービスは、いいサービスだと思うが、慣れればオレのバックハンドの餌食だ!
トト
チッ
11-0
大介
第3ゲームは、カットマンでやってやるよ!
トト
こっちから切った球を出さなければ、そう怖くないかな。