昭和の終わりから平成の初めにかけ、片道切符でニュージーランドへ渡った青年が、日本食の屋台を開いて奮闘するノンフィクション。後の世界放浪編や、フローレス島・ハミングバードホステル編に先立つ、ぼくの最初の海外体験記です。
ヒッチハイク編、屋台編とも、半分以上の原稿が消失してしまいましたが、第一回三一ノンフィクション大賞応募のため枚数調整したバージョン（最終選考に残ったそうです）が「フロッピーに残っていました」。これは三十年ほど前の、記憶がまだ鮮明なうちに書かれた原稿ですから、タイトルは変えましたが、現在の自分のセンスによる書き直しや書き足しは極力控えました。