からかい上手の笹木さん
文字数 3,326文字
東京蒲田で開催される同人誌即売会に参加する事となった、文芸サークル「スライダーの会」。
即売会のテーマが「眼鏡」なので、眼鏡っ子が登場する新刊同人誌を制作するが、開催まで残された時間は少ない。
妹の柊七海、同級生の笹木詩絵楽、地下アイドルの望月まぅゆ様らと協力し、私達はイベントの準備に励む事となった。
これは、サークル初の同人誌即売会に臨む「スライダーの会」が紡ぐ、愛と感動と眼鏡の物語である…のかも知れない。
2684(共和六)年 弥生十七日
関東州 東京府 東京市 神田区
今日は秋葉原で、日本を代表する地下アイドルである
それに参加していた私達は終演後、メイドカフェで自主的に二次会を開き、今後の活動方針を会議していた。
今日は、柊七海の誕生日でもある。
私達は、誕生日プレゼントであるバーチャルアイドルの鏡を手に、七海の部屋へと向かった。
七海は、私達の最愛の妹であり、いつも私達を支えてくれる存在である。
七海の幸せな声に包まれながら、彼女の誕生日を祝う。
ケーキを食べたり、話をしたりしながら、家族の絆を感じる一時を過ごす。
私達は、これからも七海の成長を見守り、彼女が夢を叶えるための力になりたい。
私達の心には、家族の絆と共に過ごす素晴らしい時間、七海の笑顔がずっと残っている。
私達の大切な存在である七海の幸せを願いながら、未来へと歩みを進めるのであった。
同人誌即売会への参加が決まったのは良いが、開催まで一月しか残されておらず、新刊を執筆する時間は少ない。
私達は、親友の笹木詩絵楽と横浜で待ち合わせし、同人誌のアイディアを考える事にした。
笹木さんは、いつもの態度で私をからかい始めた。
彼女の言葉に少しドキッとしつつも、私は笑顔で話を続ける。
「同人誌即売会のテーマが『眼鏡』だから、何かしら眼鏡が登場する新刊を書きたいんだけど、アイディアが欲しくて…」
彼女の協力を得て、私達は一緒にアイディアを出し合いながら、ストーリーの骨子を組み立てた。
笹木さんの小悪魔な魅力と、眼鏡をテーマにしたストーリーで、新刊同人誌を創る事ができそうだ。
私達は、時間を忘れてアイディアを詰め込み、ストーリーの構成を考えた。
二人でアイディアを出し合いながら、ストーリーがどんどん形になってゆく。
私達は、同人誌即売会までの時間を大切にしながら、作品を一緒に完成させる事を約束した。
私達の絆は深まり、同人誌制作への意欲も高まった。
一緒に頑張りながら、私達は新たな作品を生み出す準備を進めていった。
こうして同人誌制作に取り組む中で、限られた時間で新刊の小説を考えてくれた、笹木さんへの親近感も深まった。
私達は励まし合いながら、作業を進めた。
しかし、笹木さんは相変わらず、周囲をドキドキさせてしまう言動が多く、それは私に対しても同様だった。
と、笹木さんが甘い声で囁いた。
彼女は妖艶な笑みを浮かべながら、戸惑う私の背後に回った。
と、笹木さんが耳元で囁いた。
彼女の熱い息遣いを感じ、その魅力に抗う事ができず、ドキドキが止まらない。
「笹木さん…あなたと一緒に居ると、本当に刺激的で楽しい。でも、今は作業を進めないと…」
彼女と手を握りながら、私はそう言った。
少し不満そうな表情を浮かべながらも、笹木さんは甘い声で言った。
笹木さんの魅力に振り回されながらも、私達は何とか作業を進める事ができた。
こうして、笹木さんの原案による新刊同人誌『星の下での約束』が完成した。
また、東京大森で活動している地域団体(同窓会)の協力により、もう一冊の新刊『めぐみ坂の春祭』も出来上がった。
更に、私達の大切な仲間である
残った時間は、笹木さんとゆっくり過ごす事に。
そう得意げに言いながら、私達は寄り添って密着した。
彼女の甘い唇が私の唇を包み込み、私は彼女の魅力に溺れてゆく。
そう彼女が囁いた後、私達は再びキスを交わし、刺激的な瞬間が繰り返された。
その後も私達は、密室で秘密の時間を…とか思っていたら、笹木さんが急に立ち上がった。
ああ…なるほど、こうやって
でも…笹木さんが相手なら、それすらも許せてしまいそうな気が…?