何が起きている…!?
文字数 980文字
「!?」
(え…これって…何が…何がどうなってるの…?!)
「明日は非番だし…外出許可書を貰ってどこか行こうかな…♪」
「ねぇ士官ちゃん、外出許可書を貰いに行くの? 良かったらボクと外出しようよ」
士官とミナトが話している時、もう一人の声が聞こえた。
その刹那、すれ違いざまに士官の腕を引き、抱き寄せようとした。
「おっと、悪いねミナト…士官はアタシの者だよ。ミナトは他の子と行ってくれば?」
「なつき…悪いけど、ここは譲ってもらえるかな? ボクは忙しいから明日しか士官ちゃんと外出できそうにないんだよ。なつきと士官ちゃんの外出許可はボクが取り付けておくよ。なんなら3人で外出してもいいよ」
「隊長命令だから従え…か、さっきも言ったけどさ、士官はアタシのなんだ。それにさミナト、士官が困ってるのが見えないの? ミナトとは釣り合わないって事だよ」
「え…えっ…?!」
(ミナト隊長となつき副長が私を取り合ってる?! こ…これってつまり…三角関係って事なの!? 夢じゃなくて現実に起きている事…だよね…? あれ…思考が追い付かなくなってきた…)
「確かにボクの立場だと釣り合わないかも知れないけど…でもね士官ちゃ…士官、ボクは前からキミの事が気になってたんだ。立場とか関係なしでね」
「だから…この瞬間だけはボクを隊長としてじゃなく、一人の女の子として見て欲しいんだ…」
「ねぇ、いいの? アタシと外出なんて中々できないよ? アタシも士官が気になってたんだ。アタシを見ていたらしいけど、アタシも士官を見ていたよ」
「なんなら、外出だけじゃなくアタシの玩具にして色んな事で遊んであげるよ…もちろんアタシと二人きりでね…♪」
「~っ!?!?」
(あ"あ"あ"あ"あ"ーーーーっ!?!?)
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