第14話 ショスタコーヴィチ 歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」第三幕より
文字数 423文字
このオペラのこの音楽までのあらすじ。
主人公のエカテリーナが商人の夫が不在中に使用人の若い男と不倫をしていた。そこへ夫が帰宅し発覚しエカテリーナと夫が乱闘になったところを、隠れていた間男が飛び出し、夫を一撃で殺害してしまう。2人は死体を酒蔵に隠す。
その後、エカテリーナと元間男が婚礼をあげる日、1人の酔っ払いの百姓が、酒を求めて酒蔵に入ったところ、異臭から死体を発見し慌てふためいて警察に向かう。その時の狂気の音楽。
【トホホポイント】このオペラ、主要登場人物のほとんどが悪人の不道徳な物語で、結末も救いがなく悲惨。初演当初は大成功を収めたものの、スターリンが観劇して激怒し、以降20年上演禁止となった曰く付きの作品。
①アントニオ・パッパーノ指揮 英国ロイヤルオペラ
【ここがツボ】オペラ公演からの映像。舞台上に金管楽器奏者15人のバンダが登場する。
②ハンガリー国立歌劇場
【ここがツボ】全曲の1:50;12から、死体を見つけた酔っ払いの歌が始まる。