第21話 ラフマニノフ 交響曲第1番
文字数 402文字
セルゲイ・ラフマニノフ(1873~1943)はロシアの作曲家、ピアニスト。本作は1909年に作曲。作曲当時恋愛関係にあったと言われる、人妻あてに献辞されたと推測されている。グラズノフの指揮で初演は記録的な大失敗に終わり、演奏終了直後から会場は騒然となり、罵詈雑言が飛び交ったという。この失敗の原因は、一説には初演の指揮を担当したグラズノフの無理解と放漫な演奏によるものといわれている。
【トホホポイント】
初めてCDで聴いた時は、4楽章の弦の序奏のあと、トランペットで「パンパカパーン」と演奏されるのが、すごくダサイと感じ、終わり方もしつこいので、印象は良くなかったが、ラザエフ指揮日本フィルの録音・演奏が素晴らしい音源を聴いて虜になった。
スタ二フラフ・コチャノブスキー指揮ラジオ・フィルハーモニー管弦楽団
【ここがツボ】32:45からの「パンパカパーン」だけは、ダサイ。それ以外は、聴けば聴くほど癖になる。