第3話:キノコの食べ方とタケノコ取りに行く

文字数 1,634文字

 そして少し、いただいていっても良いですかと聞くと良いですよと言うので、残り、全部包んだ。 
その他、取ってきたキノコの食べ方を賢一さんが、勇三に聞くと、さっきの饅頭のように小麦粉に包んで焼いても良いし、一番簡単なのは味噌汁だと話した、醤油で、味付けし、御飯を炊いても美味しいキノコ御飯にもなると説明した。


とりあえずキノコを半分ずつに分けましょうと静香さんが言うと俺たちはいつでも取りに行けるから全部持って行けと言うと喜んで、ありがとうと言った。静香さん達が15時頃に帰って行った。その晩に山田さんの奥さんから電話が入り母の静子と勇三にお礼を言った。その後、父が、実家の離れの土壁を補修し、隣の家の古い物置を解体した。

その時、出た板きれをもらい、天日干しし、カンナをかけて、きれいにした。それを自分の家の離れの外壁と古くなった底板を張り替えて、畳の側板も新しくした。そして友人の畳屋の息子の達三に中古で程度の良い畳を6つ探しておいてと頼んでおいた。そのうちに1968年が終わり1969年を迎えた。

 冬は何もすることがなく暇してるときに山田静香さんから電話が入り遊びに来ないと言われて一番上等な服を着て出かけると1月3日に山田さんの住む、相模原南部の大野台の白壁の大きな家に到着した。 そして居間に通されてお雑煮をいただいてエビや鯛、牛肉の入った豪華のおせち料理をいただいた。

 また今年もタケノコ掘りやアユ釣りに釣れてって下さいねと静香さんと長男の賢一さんに言われ、お安い御用ですと答えた。その後、トランプをしたりカルタ取りをして楽しい時間を過ごして15時過ぎになったので,帰りますというと、昨年のお歳暮の残り物ですがと言い蟹の缶詰セットをいただいた。 頂き物のお礼をして失礼した。

 勇三が家に帰るとカニ缶を見て家の人達が驚いて,どうやって食べたら一番旨いのかなと言った。温かい御飯にのせたら旨いのではないかと勇三が言い、試しに炊きたての御飯の上にのせて醤油を垂らすと、確かに旨い。母が知り合いに聞いて見ると卵の中に入れて卵焼きにすると美味しいわよと教えてもらった。 

 試してみると抜群の旨いことがわかり、今後、これで食べる事にした。そして暖かくなり3月に友人の畳屋の息子の達三から6枚、新しめ畳みが入ったと連絡が入り6千円で売ってもらい6枚の畳をおじさんに家まで運んでもらい離れの古い畳6つと交換してもらった。それによって離れは図分きれいになり離れの外板をペンキを塗り始めて4月迄に,きれいに仕上がった。

 その後、山田静香さんから電話でタケノコを取りに行きたいので、宜しくお願いしますと言われ了解した。そして5月1日の晩に電話して5月8日の日曜日に来る様に言った。そして5月8日10時に山田賢一さんと静香さんがやってきた。お茶を飲んでから、高田橋を渡り対岸をひたすら北上して城山についた。

 竹林の持ち主の竹生さんのおじさんに、タケノコを8本ほど掘らして下さいお願いした。わかったと言ってくれ大きなタケノコを8本取って帰るときに竹生さんのおじさんに、タケノコをみせて、もらっていきますと言うと竹生さんのおじさんが御両親に宜しくと言い持っていけと言ってくれた。

 その後、来た道を帰り12時過ぎに実家に着くと、すく食べられる様にしてやると言い母の静子さんが米のとぎ汁を大きな鍋に入れて取ってきた大きなタケノコ4本を切って煮込んだ。その時に以前もらったカニの缶詰を入れた卵焼きを作って昼食に出すと山田兄弟と父。と勇三が、美味しいと言い、しっかり御飯を食べた。

 取ってきたタケノコのあく抜きにちょっと時間がかかると言い明日にならないと、えぐみが取れないと言った。そこで、静香さんに。明後日には、勇三に届けさせると言い15時過ぎに山田兄弟が自宅へ帰っていった。 明後日の5月10日に勇三が山田さん家に大きな鍋に入った茹でてあく抜きして食べやすい大きさに切ったタケノコを持って行った。
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