詩 五編 5

文字数 371文字

1 みち

きづいたら あるいてゐる
うしろをみると はてしなく
まえをみても  はてしない
ぼくがあるく いきるみち

どこからつづき
どこにつづくか
みんないろいろ いうけれど
ほんとはだれも わからない 

2 無題

ときとして 
はものにまさる ことばのやいば
いのちたちうる ことばのやいば

3 ほん

ひらけばちょうの さまにみえ
よめばこじんの  こえがする
こころのおくに  こだまする
いのちささえる  れいかんのいずみ

4 できし

しずみゆくふね すいぼつのまえ
かれらはいのる 
いままいります しゅのみもとへと  
いままいります みくにへと

しをおそれずに うけいれて
かれらはいのる
まぼろしは おそれをなくし
しへのふあんを とりのぞく

5 彼女の恋愛

頭の良さは どれほどかしら
見た目の良さは どれほどかしら
どんな家柄 なのかしら
財産は いかほどかしら

試験に通る ひとが好き

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