英語 ACTIVE English Grammar

文字数 1,328文字

 Collins から出ている英文法の本に、ACTIVE English Grammar という実用英文法の本があり、さっそく数十ページ読んでみたところ、いい本を買ったなと思った。英語もわかりやすい。たとえば、こんな記述がある。

You put 'do' before 'let's' when you are very keen to do something. 
Do let's get a taxi. (Unit4 The imperative and 'let' . pp.24-25)

Note that a short answer such as 'Yes, I will' is more polite or friendly than just 'Yes', or than repeating all the words used in the question. People often repeat all the words used in the question when they feel angry or impatient.
'Will you have finished by lunchtime?'
- 'Yes, I will have finished by lunchtime.' (Unit 10 Short answers. pp.46-47)
 
If you want to show that you definitely agree with a positive statement that someone has just made, you can use a negative short question.
‘Well, that was very nice.’ — ‘Yes, wasn’t it ?’  (Unit 10 Short answers. p.48)

 大学入試や英検などで、こうした知識を問われることはないので、そうした試験で高得点をとることを目的に書かれた参考書には、こういう情報はたぶん書かれていないと思う。
 現代の英語表現が意味するところをもっと理解したいという欲求や必要性を感じていて、日本語で書かれた英文法や英語学の本に書かれていない(かもしれない)ことを知りたい人、やさしい英語で書かれた、ビギナー向けの英文法の本を読んでみたい人にとっては役立つかもしれない。

 世間では、いろいろな学習方法が宣伝されていて、それぞれの人にはそれぞれにあった学習の仕方があるんだろうけれど、実用的な英文法とこれを応用する英文解釈の学習は、英語を母語として獲得できる時期を過ぎた人が、辞書と文法の応用で英語で書かれた資料を、なかば日本語のように読み、活用できるようになることを可能にするので、文法と訳読の学習は大事だと思う。まあ、すべての人にとって必要ではないかもしれないけれど。
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