第15話

文字数 313文字

バックヤードに居る僕に、新しく来てくれた子とお客様の笑い声が聞こえる。

上手くやってんじゃん。いいね!って感情と、僕は要らないんじゃないか?って。不安感。

そっちじゃないんだ。僕は。上手く表現出来ないけど。多分に、あってるらしい事を僕は自覚すべき。

だろうなって。彼のようには出来ない。そう伝えると、若い子から罵られそうで…。怖いな…。

バックヤードに、居るのが嫌になって。マスターんちにでも、行こうかな?

僕「んじゃ」
青年「信じすぎですよ?」

青年と僕「ムフフッ」

とはいえ、居るのが嫌になっている僕は。ヘラヘラ笑顔で店舗を出る。

店舗外の空気。ふうぇーい。って両手で伸びをする。マスターんち。行こっと。マスター。生きてるかな?キャハハッ。
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