第11話

文字数 720文字

幼い女の子「嫌っ!!
お父さん「5年も8年もしたらな?幼い女の子では、いられへんにゃで?」

幼い女の子「いややぁーっ!」
お父さん「フフッ。大人の女性。になれるんやけどなぁー?…魅力的。そやろ?」

幼い女の子「ウフフッ」
泣き出しそうになっていた女の子は、上機嫌になって。

幼い女の子の兄「フフッ」
兄はお父さんの背中を見ながら一番近くを歩いていた。女の子は、離れてても大丈夫♪って。笑顔で近くを楽しそうに歩いていた。

店員さん「何?」
僕「あぁー。うん。四国のさぁー?真面目な女の子でさぁー?借金250万位でさ?」

店員さん「誰に電話してんの?」
僕「他所でも良くある奴。親の奴な?昼間も工場で働いて返済して、んで夜もって感じ」

店員さん「小千さん?キャハハッ」
僕「今も四国にいるっぽくて。そうそう。あっち系あるって。どうにかなんない?」

店員さん「聞こえてるでしょっ!!小千さんっ!!
僕「あぁー。うん。肩代わりするならって感じよお相手さんは。入れ込んでねぇーから」

店員さん「ちょっとっ!!
僕「そう言う奴らだよ、お相手さんは。キャハハッ。お互い様でしょ?そりゃもちろん。じゃ頼むよ」

店員さん「バイバィー」

あぁー。めんどくせぇ~。入れ込んで。入れ込んで。何もない。知らない。

で済ませりゃ良いんだけどね。まだまだ存在する。無くならない事実。コイツの親。マジで糞だな。

って。思いながら、助けてもねぇー癖に。英雄気取りが、ムカつくんだよ。僕は助けようとしてる。

反社会的勢力のそれと、隔たって。いや、稼ぐ術を教えているって。彼等は言うかもしれない。僕も代わりないかもしれない。って葛藤がある。

って。感情を装い。身近に、ありもしない感情。助けられなかった。後悔を隠した。



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