第3話

文字数 590文字

カラッとした夏日。京都では珍しい方の天気で。

若い男性「…プリンターが壊れました…」
僕「…それはー。大変なお悩みで」

一緒に来てた。若い女性は、スマホを眺めてて。カウンター越しに、画面をわざと。こちらに見せてくれているような…。

それは、高速バスの予約画面で。往復切符。悩ましいようで。

若い女性「んー。予約の完了しているメールは来ているんですけど、上手くいかなくて…」
僕はどれどれ?ってスマホ画面を眺めてみると。上手くいっているように感じたけど。納得いってないみたいで。

僕もスマホで、調べてみたけど…。そういえば…。
僕「…そもそも、だけど、何を買ったんですか?」

若い女性「…スマホのケースですっ♪」
僕「アハハッ。そうですね。スマホは既に、お持ちなので。スマホにあうか?どうか?でしょうね?それぞれ。でしょうね?アハハッ」

若い女性「…一度、キャンセルしましたっ!ウフフッ」
僕「これは、これは。残念。アハハッ」
恥ずかしそうに俯き顔の若い男性。笑顔で僕を見続ける若い女性。

こういう時、肝が座ってるっていうのも。アハハッ。そうですね。って。なるところで。

若い女性「もう一度、予約しなおしましたので、大丈夫ですっ!フフッ」
僕「それは…ハハッ。安心ですね?フフッ」
僕は若い男性の顔を見て伝えた。恥ずかしそうに俯き。

若い女性と僕「キャハハッ」
手を繋いで、店舗から帰って行った。仲直りしたように感じた。

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