第8話

文字数 887文字

狭い所に籠りっきり。散歩でも…するかな…。怒られるかなぁー。誰かに…。

そうだな…。「警邏しています」…固いかな?「視察しています」……。どっちでも一緒か。フフッ。

コンビニに向かって。歩いている人達の多さを実感しながら。みんな、仕事だろうけどね?って。

向かい側から二人の若い女性。
若い女性「顔整ってるから、声掛けられへんわ」

若い女性は澄まし顔。片方の若い女性は笑顔をくれたのを、笑顔で返した。

青年「…大きいシーフードのカップラーメンに通常サイズのシーフードのカップラーメンが乗ってて…」

青年が…腕組みをして悩んでいる…。

僕「フフッ、大変だね?大きいカレーのカップラーメンの上じゃないから。良いんじゃないかな?ハハッ。

あぁー。でも、お湯を注がなきゃって。分かっているんだろうけど…まぁね、水からの事だし…湯沸かしポットにするか、鉄鍋でか?

…こっちだとガスがいい。とか電気が良いとかになるだろうけど?」
青年の腕組みと悩んでます。みたいな顔は続いてて。青年は黙り込んでて、僕だけ…話を進めている。

寄り添ってみようと。…マスターんちみたいな雰囲気に店舗内が…なっているのに気付きながら。

僕「お湯の注ぎ方も、そうだね…具材にまんべんなく、掛けるのか?一ヶ所にか?

お箸の置き方もあるよね?それは…茹で上がるまで待ち時間。

閉じた蓋の上に乗っけるのか?それとも礼儀良く箸置きの上に乗っけとくのか?みたいなのね?」

青年は黙り込んでて、話してくれない。…眺めとけばいいのか?どうか?…時間が過ぎてしまって。

彼なりの時間の物差し。あるだろうからね。急かすのもどうだろうな?って。眺めとく事にしようと。なったけど…。

おせっかいだろうなぁーって。なりながら。
僕「ちゃんと片付ける迄。考えないとね?それらはね?片付けた後、どうなっちゃうのかな?って。

大量消費の世界なんて、もう古い発想だからさ?何れだけ、美味しかったって思えるか?どうか?でしょうね?」

青年「出来る事、すればいいんだよっ!!
僕「キャハハッ。急に元気になったね?フフッ」
青年の中で答えが出たように感じて嬉しくなった。

青年と僕「キャハハッ」
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