第9話

文字数 1,029文字

幼い男の子「そろそろ、中学生位の男の人きやはるからな?」
幼い女の子「…」

幼い男の子「怖い人やないけどな?」
幼い女の子「ウフフッ」

幼い男の子「聞かなかった事にして、優しいしたげてな?」
幼い女の子はブランコに乗りに向かい、幼い男の子は、公園に来た幼い男の子を迎えに行った。

男子中学生「俺もブランコ乗して~や?」
幼い女の子は…もぅっ!!って。

男子中学生「虐めに来たわけやないんやで?」
優しい口調で幼い女の子を怖がらせまいとしているようで。

幼い女の子「ウフフッ。何か嫌なことあったん?」
男子中学生「何にもなかったけどな?」
勢い良くブランコに勢いをつけて、こぎだした。

男子中学生「うおーっ!!

幼い男の子「キャハハッ。バレバレやで。缶けりしようやぁー?」
男子中学生の方が、遠くに蹴り飛ばせた。

幼い男の子「そんなん、腕力の問題やっ!!キャハハッ」
男子中学生「…お前らの為に生きとるんちゃうわっ!!って言えば良かったんやな…」

ハハッ。夕暮れだな。彼と似たような…いや、似た者同士。甘えとけば、いいんじゃないかな?僕もそうだよ?あぁ、そっか。夕日か。ウフフッ。

ベンチから立ち上がり公園の外に出ようとして、自転車に乗る小学校高学年位の女の子と目があって。

片手でファサって、笑顔を送り続けてくれた。フフッって笑顔を返すと、もう一度、繰り返してくれて。

最初のより、笑顔がましていた。ありがとうって笑顔増しの後、お辞儀をした。

フフッって笑顔で前を向いて、自転車のスピードがあがった。恥ずかしかったのかもな?ハハッ。


マダム「気軽に触らんといてっ♪」
旦那さん「な、何を言うとるんや?結婚してるやろ…」

マダム「昔を思い出してしもてな?ウフフッ」
旦那さん「ビックリするわ…」
一度、触れなくなった手を妻の手に添えた。フフッ。仲睦まじい。

あーいう感じ。だろうな。って。拭かなくてもいいグラスを俯きニヤニヤしながら。

マダム「孫が二人いるんですよっ♪」
僕にも話しかけてくれるのか。気さくな印象を笑顔と一緒に伝えて貰って。

僕「ありがとうございます。旦那さんが羨ましいですね?フフッ」
マダム「孫が二人も、いるんですよっ♪」

アハハッ。最初の返事ではダメですっ♪って伝えられている雰囲気を感じて。

僕「…すいません。お可愛いので、ちゃん付けで呼んでやろうと…企んでました…」

マダム「もう、いいですっ♪」
僕「キャハハッ。でしょうね?申し訳ございませんでした。フフッ」

巻き込んでくれなくても良かったのに。フフッ。
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