第27話 振り込みに行く

文字数 955文字

トロッコ問題と言われる問題がある

あなたはトロッコの切り替え点にいて分岐を操作できる
このままトロッコが進めば5人が先にいて死ぬ、切り替えれば一人が死ぬ どっちを選ぶか?

倫理学上の問題なのだが、これを安易に問いかけることが多いためおおよそトンチ問答になっている。
今日も「どちらも死なせたくないので何もしない」と表明した人物に「それは5人殺したのと同じ決断である」と突っ込まれていた。どうやってもいい顔は出来ない

この問答をふっかけられたら

「人命の関わる質問には慎重に答える必要があるので、まずあなたの答えを聞かせてください」

と返して、原初の倫理学の問題として処理するのが1番良い。 
助かるすべは無いという条件付けなのでどう答えても悪印象は残るので、自分は答えないノーリスクで回答を求めてる人物は相手にしない方が良い。

この問題 わたしならこう答えると決まっている。

さて、あなたの答えはなんですか?

「振り込みに行く」

業務関連の入金で銀行に赴(おもむ)いている。
銀行に入金してから指定口座に入金することになる。

窓口操作の振り込み上限額が10月から引き下げられることになった。
制限解除を求めて窓口に行ったら、10月になったら上限引き上げにまた来て欲しいとのことだった。
以前は勧業銀行を名乗っていた割にはスムーズに業務を行わせるという発想が無い。その日のうちに処理できなければ二度手間になる。

調べてみたらネットバンキングでは上限額はかなり緩和されているので、要はネットバンキングに移行して欲しいと言うことだろう。

マネーロンダリングなど金融の監督が厳しくなっているのは分かるが、ネットバンキングはスマートフォンに依存しているので端末の故障、通信障害で全く無力になるのを何度も経験している。 信用が薄い
正直今の生体認証(顔認証)がいったん外されて、もう一度銀行ごとに再構築できるかも あまり自信が無い。
スマートフォンの寿命はおおよそ数年 そろそろ次の切り替え時期だが重要な入出金タイミングで使えなくなるのは困るので、業務時間内に行けばカードと通帳でどうにかなるのは残しておきたい。

お金の流れという最重要ライフラインは予想以上にもろい気がする
日本の現金主義は批判もされているが、機械処理に頼らないのは心強い

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