第50話 スマホで買い物

文字数 985文字

地方移住トラブルの特集番組を見た

身近な社会とどう関わっていくべきかは様変わりしていて、人口集中地帯では「ムラ(村)」共同体が機能しない。マンションなどは管理組合があるだろうが、アパートとなると大家を通じてしか近隣との接点が無い。

長期にわたりに暮らしても、隣人の素性を知らないことは今では普通となっていて、
時折出くわすタイミングで推測することも多い。
貸家でも、何くれと理由をゆけ隣を訪ねるような隣近所付き合いはあまり聞かなくなった。
これは「生活圏の社会性」が要求されなくなって、仕事やコミュニティなどの「生存権での社会性」が重視されるということであろう。

地方に行けば、隣人の人物像というのは直接影響が出てくる。
昔から知った人間で無いなら、潜在的な恐怖の対象であろう。
地方移住トラブルで多い「過干渉、フェイストゥフェイスの生活圏が苦手」というのは
プライバシーを大事にして、孤独や縛られないことの延長で地方に行く人間には当然であろう。

そのうち地方でも隣近所の付き合いが希薄になったら、移動しやすくなるのかもしれない。

「スマホで買い物」

スマートフォンを使って買い物をすることが増えた。

モバイル決済もあるが、直接的に写真を撮ってから「これがほしい」と店員に相談するのが大変早くてよろしい。

今まで家電を購入する時は一度店員を呼ぶことが多かったが、今では店頭商品の写真を撮ってカウンターに行き「これ(型番写真)の在庫はありますか」と聞くことが多い。
注文カードが無い場合は、なかなか欲しいものを指定するのが面倒くさかったし、店員としてもうろ覚えのメモや説明を聞くよりも的確であろう。

先日玄関のドアフォンを買い換えに量販店に行ったとき、今 使用の現物の写真を見せて「これを交換したい」と申し出たら実に早かった。

商品というのは、今までは送り手側が画像を出すもので、ほしい側が画像を出すという習慣は画面を見せやすいスマートフォンが普及したごく最近でああろう。

文字だけで商品を選ぶのが難しいように、商品を提案する側も要求が文字や言葉だけではなかなかたどり着けない。

客が欲しいものの画像をあげてもらい、そこから調達したり探したりするの商売になるのでは無いだろうか。
「欲しいもののビジュアル化」は大きなヒントになりそうな気がする。
それこそAI生成画像の独壇場かもしれない。

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