第25話 2021.2.25 スシローとFinal Cut Pro X

文字数 3,567文字

朝夫がベッドにやってきた。昨日のリベンジを朝やろうとしてくれてるようだ。眠くてしばらく私がむにゃむにゃしていたら中止して帰っていってしまいそうになったので慌てて起きる。無事リベンジできてよかった。

リビングで夫が淹れてくれたコーヒーを飲みながら今日もnoteを書く。「お出かけする?いや、花粉ひどいからいいや」と夫がブツブツ言っている。さらにのんびりしていたら「スシロー行く?」と突然提案してくる。この前私が寝坊して行けなかったのを覚えているみたいだ。私は行きたかったのでOKしてメイクしてワンピースからパンツに着替える。洗濯中だが乾燥まで全自動でしてくれるから放置して出かけられる。本当に買ってよかった。一時期ふんわりキープを解除していたが、やっぱり仕上がりが違うと思って再度設定した。毎回すぐに畳めるわけじゃないしね。

久しぶりに自転車でお出かけ。大体いつも徒歩で出かけるのだが、スシローはちょっと遠いのだ。アプリで調べたら待ち時間が15分だったので「今から行く」を押す。多分15分じゃつかないけど。隣駅を越えて更に向こうなのだ。天気も良くて自転車を漕いでいるうちに暑くなってくる。ダウンを脱ぎたいけど脱いだら寒いかな〜とぐるぐる考えているうちにスシローに到着する。寒いのも暑いのも嫌いだ。

チェックインすると待ち時間は0になっていた。私たちが到着する少し前にもう呼ばれたようだったがとりあえずチェックインしてお姉さんに受付番号を見せてくれと言われて見せる。消毒して入る。いつも夫の分もプッシュしてあげるのでこの日もやろうとしたら「さっさと進んで」と拒否される。あっあっとなりつつお姉さんからお会計カードを受け取ってテーブルに座る。
めちゃくちゃ久しぶりのスシローだ。くら寿司の方が近いのと、GOTOイートで何回かくら寿司に行っていたのだがスシローの方がメニューが豊富で圧倒的に美味しいからずっと来たかったのだ。今回も夫に「くら寿司でいいんじゃない?」と言われるのをスシローがいいの!と振り切って来たのだ。
美味しそうなメニューにワクワクしながらお茶を入れる。夫はくら寿司のスマホで注文できるシステムがスシローにないのがちょっと不満そうだった。夫はメニューを見るのが好きなのでタッチパネルだと腕が疲れるらしい。
匠渾身の4種盛り(写真)から始まり、美味しそうなネタをどんどん注文していく。昔の私はもったいない精神が激しいというかケチだったので100円のお皿しか取らない、よっっっぽど食べたいものは意を決して150円のお皿を取るという人だったのだが、夫が「食べたいなら食べればいいじゃん」という人で300円のお皿も「自分が食べたいなら食べない意味がわかんない」という人なので私の呪縛が解けて食べたいかどうかで選べるようになった。ま、それでも元々浪費癖はないので無駄に高いものを食べたがるわけではないのだが。
夫は浪費家なのに倹約家という面白い人なので独自のチョイスをしているようだが、私が自分が食べたいものを食べる分には全く干渉してこないので私は自分で自分を満たすことに集中できる。
美味しそうなものがたくさんありすぎて食べすぎてしまったが、ここまでというところから2皿多く食べたところでごちそうさましてお会計した。お会計は3700円くらいで、意外と高いと夫は驚いていた。お会計のことを気にせず、しかもたくさん食べたので妥当じゃないかな。大満足のランチだった。

お腹いっぱいなのでまっすぐ家に帰ろうと言っていたが、途中マツキヨを見かけて寄ってもらう。ちょうど学生が下校時間らしく駅前を歩いていたので夫は女子高生を眺めて待っていると言うので一人店内に入って買い物をする。
お目当てはマツキヨブランドのボディクリームだ。お風呂上がりに塗らないとすぐに肌が乾燥してしまうので切らすことができない。マツキヨのボディクリームは安くて肌に優しくて品質もいいのでお気に入りなのだ。高いブランドの方がやっぱり香りはいいけど、無香料を使うので関係ない。ついでにダイエット用のおやつやメイク落とし、そして無くなってきたマスクを買う。外に出ると夫は「女子高生が全然通らなかった」と不満そうにしていた。ウケる。自転車でまっすぐ家に帰る。

家に入るなり夫は服を全部脱いで花粉を入れないようにしていた。私にも花粉を中に持ち込まないように注意してきたので部屋着に着替えてからリビングに行く。夫はお風呂の準備をしつつ、私のyoutube動画の音質を改善する方法を色々調べてくれている。その間私はnoteをのんびり書いていた。夫がお風呂が沸いても夢中で調べてくれているのも知らずに。夫が仕事場とリビングを往復し出してからお風呂に入っていないことに気づき出し、マイクを調整してるのを聞いて私のYouTubeをヘルプしてくれていることに気づく。「茶飯ちゃん!わかったよ!根本的な解決法が!」と言ってキラキラしている。その後夫はザブっとお風呂に入ってから私のPCを使ってセッティングをしてくれる。いろんなテストをして、最終的に最初とはかなり違う形に落ち着いた。私には果てしない作業のように感じられるが、夫にとっては当たり前の作業のようだ。改めて、こういう技術的な作業をする人の凄さを認識する。あんなにめんどくさがりな夫なのに、こういった作業には「めんどくさい」が入り込む余地がない。すごい、プロだなあと思う。そんなプロを無料で使いたい放題している自分がラッキーなような申し訳ないような気分だ。どっちにしろ感謝の気持ちはめっちゃある。
そして落ち着いたところでこれで行こう、となり録画を始める。行けそうだなーとなってから私が本番の録画を始めるのに夫は音が入らないようにリビングに移動してくれた。2時間くらいぶっ続けで収録すると言うと夫は「2時間分」と言って濃厚めにキスをしていった。

途中ハプニングもありつつ、区切りのいいところまで大体2時間くらい録画が終わった。お腹も空いたのでリビングに行くと夫は自分でカレーを食べていたようだった。ごろごろしていたがまもなく眠ってしまった。仕方ないので私は一人で賞味期限が切れて食べなきゃと思っていた胡麻豆腐を二つ食べながら軽く今撮ったばかりの動画をカット編集する。さらに納豆ご飯を食べながらサムネを作り、YouTubeにアップロードした。夫が途中起きたのでURLを送ろうとしたら送らなくていいと言われる。かなり時間がかかったがアップロードされた動画の画質はちゃんと改善されていた。わーい。しかし音質はまだ直っていないので、それをどうしようか夫に相談する。結果夫はiMovieのバグではないかと思ったらしく、違うソフトならいけるんじゃないか?と言うことでFinal Cut Pro Xをインストールし出した。4万円くらいするソフトなので躊躇したが、今は90日間無料体験ができるので夫とウホウホ言いながらインストールする。というか夫がインストールしてくれた。
iMovieのめっちゃ便利バージョンという感じで、自由度が高い分初心者には難しそうだな、というのが第一印象だ。絶対使えないなと思って、とりあえずYouTubeで初心者向けの動画を見るがそれすらも難しくて笑うしかない私、対して夫はアドビのプレミアプロをずっと使っていたので同じような感じだな〜と言う雰囲気。ぐぐぐ。来月から夫の経費枠ができていろんなことが経費で落とせそうな感じらしいので三ヶ月後にはそこで落とせるのを期待して頑張ることにする。と言うかこういった買い切りの動画編集ソフトは10万円くらいするのもあるらしいので安いやつらしい。まじか。知らない世界すぎる。Adobeのやつは月額だったらしく、定期的に使う仕事がなくなったので解約したらしい。ちょっと使わせてもらったが、かなり使いやすかった。もちろんほとんどの機能は使えていなかったのだろうが感覚的に使えた覚えがある。これから使ってみないとわからないが、人それぞれ合う合わないはあるだろうから私もYouTuberの端くれの端くれなりに試行錯誤していきたいと思う。

色々終わり、まったりお風呂に入る。出て髪の毛を乾かしたりしていると、「なんか食べたいなんか食べたい」とウロウロしていた夫がついにサッポロ一番塩ラーメンを作り始める。どうやら何かで美味しい作り方をみたらしくスマホを片手にニンニクを刻み始めている。私は間違って一緒に食べてしまったらいけないので寝るねと言って寝室に行く。ベッドで本を読もうと思っていたが、少しだけ読んだらすぐに眠くなってしまってそのまま寝てしまう。多分12時前だと思う。この時スマホを枕元より遠くに置いたのが功を奏したと思う。
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