第25話:戸部の子供達が慶応へ

文字数 1,567文字

 その後、愛媛県が国会に提出した文書には、首相が2015年2月に加計氏から獣医学部構想を聞き「いいね」と言ったとも書かれていた。首相は直後に、この加K氏との面会を否定した。森友問題では、財務省理財局による決裁文書改ざん問題も発生した。財務省が国有地払い下げの経緯を記した文書を国会に提出した際、首相や昭恵夫人の関与が疑われかねない記述を削除していたことを認めた。

 公文書改ざんは民主主義の根幹を揺るがす事態であり、2018年3月27日には佐川宣寿元理財局長が国会に証人喚問された。財務省は2018年5月23日、これまで「残っていない」と国会で答弁していたM友学園と近畿財務局の交渉記録を国会に提出した。2018年6月4日には改ざんの調査報告書も公表した。2018年9月の自民党総裁選の行方がにわかに不透明になった。

 一時は安倍首相の3選が確実といわれていたが、内閣支持率は急落し、党内での求心力も低下した。石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長、野田聖子総務相などの出馬が取り沙汰された。自民党内では、安倍首相の3選を前提に首相が悲願とする憲法改正論議が進んでいました。首相は年内にも国会で発議したい意向だった。

 しかし、現在の改憲案に不満を持つ石破氏などが9月の総裁選で勝てば、改憲スケジュールが大幅に変わる可能性もあった。財務省の決裁文書改ざんを機に省庁再々編への議論が浮上した。2001年の省庁再編から長い時間がたち、組織にゆがみが生じている可能性もあるとして、自民党は年内にも新たな省庁のあり方を首相に提言する方針と発表した。

 6月1日アメリカのトランプ大統領が、地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」からアメリカが離脱すると発表した。7月5日、九州地方や中国地方で6日にかけて記録的な豪雨になった。気象庁によると福岡県朝倉市では6日昼前までの24時間の雨量が545ミリとなり観測史上最多を計測した。11月11日、アメリカを除く環太平洋経済連携協定「TPP」参加11カ国が大筋合意した。

 2018年1月5日将棋の羽生善治氏と囲碁の井山裕太氏の国民栄誉賞受賞が決定した。3月中旬、戸部朝長と戸部和江は慶応高校と慶応女子高校を卒業し、戸部朝長が慶応大学理工学部電気科、戸部和江は慶応大学経済学部に入学することを決めた。そして、4月から陽よちの慶応大学キャンパスに20分かけて通い始めた。7月23日、関東甲信と東海を中心に記録的な暑さとなった。

 埼玉県熊谷市では国内の観測史上最高を約5年ぶりに更新する41.1℃を記録した。全国4地点で40℃を超える「災害級の暑さ」に、気象庁が注意を呼びかけた。10月1日、京都大学の本庶佑特別教授が、「免疫のブレーキ解除によるがん治療」でノーベル医学生理学賞に決定した。「免疫でがんを治す」手がかりとなる発見が、新しいタイプの治療薬につながり、がん治療に革命を起こした。

 2019年2月22日宇宙航空研究開発機構「JAXA」は、探査機「はやぶさ2」が、地球から3.4億キロ離れた小惑星「リュウグウ」に着陸したと発表した。3月6日、日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が会社法違反「特別背任」などの罪で起訴された事件でゴーン前会長は東京地裁に保釈保証金10億円を納付し東京拘置所から保釈された。4月4日、ゴーン前会長が4回目の逮捕をされた。

 一度、保釈した被告を再逮捕するのは異例であった。4月5日にゴーン前会長は5億円の保釈保証金を支払い釈放された。5月1日、天皇陛下が4月30日に退位し、皇太子様が、この日、新天皇に即位。退位特例法に基づく代替わりで元号は平成から令和となった。5月26日、北海道で39.5℃、各地で猛暑日。上空に暖かい空気が入り込んだ影響で全国各地で猛暑日「気温35℃以上」となった。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み