第8話:戸部信介の結婚式と新婚旅行

文字数 1,533文字

 その後、1998年3月20日に後任総裁に速水優・日商岩井相談役が就任した。これにより本州四国連絡橋の神戸~鳴門ルートの全線が開通した。4月14日、1997年度の企業倒産が1万7439件で負債総額が前年度を65%上回る15兆1203億円で戦後最悪となった。4月25日の昼過ぎ、戸部信介と菅村範子さんが川崎駅近くで待ち合わせて昼食を食べた。

 その後、川崎日航ホテルに入り結婚式の打ち合わせを始めた。洋風の結婚式の進め方、神父さんとのやり取りに話などを聞き打ち合わせをした。それが終わると川崎大師に出かけ結婚式と自分たちの将来が成功するように祈願してきた。その後、川崎駅近くの居酒屋で飲みながら夕食を食べた。こうして、22時にはホテルの部屋で床についた。

 翌朝、9時には、朝食を済ませて範子さんが先に部屋を出て結婚式のための化粧を始めた。その後、10時には、戸部信介がタキシードを着せてもらい始めた。こうして、11時前には、結婚式の支度が完了した。11時から結婚式が始まり計7人の学友、職場の仲間が来てくれ、誓いの言葉から始まり新婦の教え通りに言葉を発した。

 それが終わると範子さんが自分の父とバージンロードを歩き、途中で戸部信介に交代して歩いた。こうして結婚式が終わると範子さんが仲間達の頭上にブーケトスをした。それを女性たちが取り合って手にした女性がブーケを上げて結婚式が終了した。その後、披露宴会場に行くとが学生時代の友人達、会社の仲間、上司、親戚たちが来ていた。そして、入場してきた新郎新婦が各テーブルを挨拶して回った。

 やがて、披露宴が始まり、友人たちの祝いの言葉、歌が披露され会場は盛り上がった。しばらくして、新郎新婦の両親との話が始まり会場が静かになった。そして、幼い頃のエピソードを聞き涙を浮かべる人もいた。それが終わると披露宴も、いよいよクライマックスになり、いろんな話が飛び出して終了となった。披露宴が終わると新郎新婦が受付の所で参列者一人一人にお礼のあいさつをした。

 こうして、結婚式が終了し、新郎新婦は、普段着に着替えて部屋に戻り、今日の結婚式、披露宴の話をして盛り上がった。その後、ホテル部屋の風呂に入ってさっぱりとした。その後、川崎駅近くの高層階にあるレストランに入りワインで乾杯し洋食を食べた。そして、明日からの新婚旅行の話を食べながら始めた。

 新婚旅行は、倉敷と姫路で観光して神戸で1泊し、その後、大阪と京都で食事と観光をして名古屋へ向かい1泊。名古屋観光、静岡、清水港、沼津で観光後、沼津で1泊し小田原観光後、川崎に帰って来る予定とした。やがて、酔いが回って来て眠くなったのでホテルの部屋に戻った。翌、4月27日の朝、7時に川崎のホテルを出て新横浜駅へ行った。その後、新幹線に乗り11時40分に新倉敷駅に着いた。

 次に山陽本線に乗り換え倉敷駅に着いた。そして、倉敷駅で昼食を食べ、大原美術館に入った。そこには、青木繁の荻原守衛「碌山」、岸田劉生、藤田嗣治の有名な絵を見ることができた。さらにセザンヌ、シャガール、エドガー・ドガ、エル・グレコ、ゴーギャン、モネ、モディリアーニ、ムンク、ピカソ、ルノアール、ロダン、ルソー、ロートレックなど、息をのむような名画を見ることができた。

 次に倉敷の川を和船に乗って風情ある倉敷の風景を眺め、写真に収めた。その後、新倉敷駅から新幹線に乗り姫路駅に着いた。駅からタクシーで姫路城へ行き、白い大きな姫路城をまわった。その後、タクシーで姫路駅へ行き新幹線で神戸駅に到着し、タクシーでメリケン波止場へ向かった。そして、ホテル・オークラ神戸にチェクインした。少し疲れたので一休みすると1時間近く寝てしまった。
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