第80回 ちばてつや賞 を語ってみる(漫画新人賞)
文字数 4,157文字
第80回 ちばてつや賞 を語ってみる
漫画新人賞全作品感想(2019年6月)
第79回ちば賞全作品個人的感想をあげたところ、かなりの閲覧数がありましたので、今回も素人なりの感想をあげさせていただこうと思います。
受賞作は講談社が運営する「コミックDAYS 」の新人作家一覧で読むことができます。
きらきらした才能の数々をぜひとも確認してあげて欲しいと思います。
よろしくお願いいたします。
敬称略です。
※大賞
「Moon light for」幌山あき
お父さんになった男と、義理の娘となった小学生が心を通わすまでのお話。
時代に関係なく取り扱われるテーマであり、それは時代とともに変化しない。話に安定性がある。
お互い家族になろうと一生懸命な男と娘の姿に、はらはらもほろほろもさせられました。ピアノの絡め方とかよかったです。
ところで。この題材を扱うとき、「そりゃ、亡くなったお父さんには敵わないよ。それをふまえて新しい父娘の関係を作ろう」というハッピーエンドに落ち着くことがあたりまえで。それは読者をほっとさせるし、納得の仕上がりになると思われます。
それはいい意味にもとれますが、もう少し違った方向のものはないものかとも思わせるのです。
※優秀新人賞
「蒼く濃くなるスターライト」華沢寛治
自分を追い込むことでしか出口を探せない女子高生のお話。
特別ななにかになりたい。自分はほかとは違う。それを望むがゆえに、よくない深みにはまっていってしまう。
周囲になじんでモブキャラみたいに生きれたらいいのに、どうしても納得ができなくて道を踏み外してしまう。というもやもやした感じが伝わって、作品としていい意味で辛さを感じることができた。
ただ、彼女が生きてきた背景がよくわからないので感情移入は50%でした。タイトルも内容とのつながりがわからなかったです。
「恋のリテラシー」工藤どく
のっけから女の子がかわいい。
SNSと恋愛を絡める設定が成功している。
本作はクラスメートのSNSを柱の陰から見守っている。現代の片思いの形だ。対象が身近なだけに裏側も覗けてしまうところから主人公が男になる成長譚になっている。
いい決め台詞も用意されています。見開きも白い面積をもっと減らせるように頑張って欲しい。
ところで書き文字ですが、タイトルは写植にまかせてもらっても、いいかなと思います。
「僕とボブ」伊藤佑介
ボブが憎めないキャラである。そしてヒロインの造形が上手いです。
お話は、絵を描くのが得意な心優しいキングコング(というイメージ)。そんな彼に春が来た! というもの。
女子キャラのお色気だけではなく、物語にほっこりさが残る。描ける人だなぁと思うので、この先100%お色気に傾いては欲しくないなと編集部に訴えたくなりました。
ぽつんとした一言で大人の階段を成し遂げる表現を詰め込んだところは目を見張るものがありました。
ということで、少年は大人になりました(良)。
※準優秀新人賞
「超怪魚ハンター赤尾が行く!!」小島幸平
いい意味で設定がむちゃくちゃで、主人公赤尾(ビジュアルもなかなか)と釣り雑誌編集者の池田さんの漫才のようなやり取りが世界観によく合っている。
このふたり、どこに来ていて、結果なにしてんの? と突っ込みどころ満載で超娯楽作として楽しめました。
ところで絵の問題ですが。吹き出しの中の枠線は消すとか、版面にトーンが足りていないとか見開きでノド側に絵が食い込んでるから切れてるよ。とか基本である原稿の描き方がかなり気になりました。
「真夏のJKリフレ」福本眞久
現実的な話をファンタジー仕立てにしているところが成功の鍵なのかなと。
主人公は世捨て人のようで。その場の思いつきで生きているようなゆるさ。裸にもなっているのですが生々しさが感じられず、線をなぞるようにすーっと読むことができます。
このままアンニュイに終わるのかと思いつつ、まさかのそれ? がある、だけどやっぱりゆるく終わる。ある意味技術を感じます。
それがいいのか悪いのかは読み手次第。次回はどういう切り口でいくのでしょうか。
※佳作
「太郎of浦島」谷岡ゆう
パロディーが賞を取るのはかなりハードルが高いと思うのだが、それを成し遂げたのは、単純に一言、笑えたからでしょうか。
浦島の推理、亀のすっとぼけた受け答え。ひとコマひとコマがいちいち面白い。三浦春馬好きです。
このオチが描きたかったと見える。書き文字まですっとぼけていてちゃんとオチていました。
この感じで昔話シリーズを描いてもいいのかもしれないけれど、100%オリジナルも期待したいです。
「ちくび」佐藤賢一
女の子がかわいい。話の中盤で謎はとけるのですが、本題はそこではないのでなんら問題はない。
主人公とヒロインの関係がコミカルに、ほのぼのと描かれているから楽しい。
ヒロインがスネる時に使う決め台詞がキュンキュンひびきます。作品の中に印象に残る言葉があるというのは強みです。なんとかしてその言葉をまた言わせたくなるし、読者も聴きたくなる。
あとは絵柄に作家らしい特徴があるといいのだけれど。
それはさておき、顎が弱いと歯科医院で長いこと口をあけられない現象。どうにかならなんものか。激しく同意である。
「ねぇママあなたの言うとおり」ピエール手塚
絵にごちゃごちゃ感があり、見づらさを感じてしまうところであるが、それをカバーしているのがキャラクターの目力だ。暗闇の中で光る目力は不思議な魅力がある。
そして今回の投稿作のなかでただ一人、主人公がかわいいイケメンなのである。つまり大好物だ。
母親があんななのでこのようにひねくれもしようものだが、美少年と好青年の間をゆらゆらする年頃の話ならば合格である。
ただ、言葉の説明が多すぎる感が否めなかった。そこは漫画の力でわからせて欲しい。
※期待賞
「3月の約束」ずみ子
亡くなった人が会いに来るという話はいつの時代になってもなくならない永遠のテーマだ。それゆえ見せ方も難しいだろう。
高校時代はいろんなことに悩んでいいという特権がある。将来のこととか、級友に対する気持ちとか。
これは、百合物語と捉えていいのだろうか。
それをふまえて女の子が裸にならなくてはいけない意味はなんだろう。ヤンマガだからだろうか。主人公の好きな人の裸が見たいという願望だろうか。結局、生きているほうの進路はどうなったんだろうか。
「小森靖菜の野望」三川彡
安定した固定ファンがつく絵柄と内容だと思った。
女の子だけを描きたいのかとおもいきや、肉体美もいけている。キャラ設定も話の持っていき方もラノベっぽく、いまどきの流れだ。このまま連載しても差し支えなさそうな投稿作。
肉体美のほうはもう少し見えそで見えないを描いてほしかったです。
ヤンマガというよりエッジか3rd向きかなと。作者は23歳ということですが、小田⚪︎正出してくるとか。渋いですね。
「stand up」荻野貴史
アメコミ調の絵柄、機械と筋肉。まっすぐで熱い男の世界。
夢のためには、過去は売ってもいいんじゃないかと思えた。過去にしがみついても行く先は未来しかないのだし。未来に投資する場面よかったです。
大変気になったことがありました。主人公が相棒を見舞いに来る病室。体育館なみに広すぎるし、テレビはベッドサイドだと思うのですが。それともここは病院ではないのか。テレビとベッドの距離を考えるとテレビが小さすぎるのも気になりました。シリアスな話だけに勿体ないです。
「電波少年とかぐや姫」楠本博之
高校生ならではの悩み、進路調査票から始まる作品はよく目にする。進路というものは人生の大きな岐路だから、それに迷い、それを決定づける事件というものは読者をひきつけるのだろう。
ヒロイン(髪を染めていた理由がわからなかった)とのファンタジーな絡みで進路は決めることができたが、一族の問題はどうなるのかが気になった。とっかかかりで大きくクローズアップされていたので、置き去りは納得できなかったです。
絵はとても丁寧で読みやすかったです。
「HELLもんじゃないし」うらたにみずき
タイトルがよかったです。ラジオが地獄に流れるという発想。うまいこと言ったなと。
自分が信じる道を進もうとするとかならず上部から圧力がかかる。ただうざい、という理由で。そのうえ飛ばされた現場で活躍しようものなら手柄を横取りされたり。そういう腹立たしい状況は、いつの世にも存在している。生きている側の話はよかったです。
一方、地獄側の男性のことがわからなかった。見開き部分は男性の生前の罪にささる内容が欲しいなと思ったのですが、ラジオの言葉もわからなくて、なぜ男性が笑っているのかも理解することができなかった。
「盤上の番長」コタケリョウ
タイトルがいいです。女の子が可愛いというのは受賞のおおきなポイントかもしれません。そのぶん、男性の表情が薄くても構わないのかもしれません。いや、いいわけないので人間観察と絵を描き続けてください(画力向上)。
喧嘩と将棋の掛け合わせ、よかったです。
負け続けてもあきらめない。好きなことだから負け続けるほど勝ちたいと思う。だからあきらめない。その思いにはしびれました。
以上です。あくまでも漫画素人の至極真面目な個人的感想なので、気にするも気にしないも貴方次第です。
受賞した皆様おめでとうございました!
ところで、今回はイケメン度が低くて残念だったです。女の子が可愛いというのは青年誌において大切な要素とは思いますが、青年誌は女性読者(私のことだよ)もいることを編集部は心に刻んでいただきたいです。
と、編集部に対するイケメン願望で締めくくる。
第81回の締め切りは8月31日のようです。変わった角度から切り込む作品は現れるのか。
待て、次回!
漫画新人賞全作品感想(2019年6月)
第79回ちば賞全作品個人的感想をあげたところ、かなりの閲覧数がありましたので、今回も素人なりの感想をあげさせていただこうと思います。
受賞作は講談社が運営する「コミックDAYS 」の新人作家一覧で読むことができます。
きらきらした才能の数々をぜひとも確認してあげて欲しいと思います。
よろしくお願いいたします。
敬称略です。
※大賞
「Moon light for」幌山あき
お父さんになった男と、義理の娘となった小学生が心を通わすまでのお話。
時代に関係なく取り扱われるテーマであり、それは時代とともに変化しない。話に安定性がある。
お互い家族になろうと一生懸命な男と娘の姿に、はらはらもほろほろもさせられました。ピアノの絡め方とかよかったです。
ところで。この題材を扱うとき、「そりゃ、亡くなったお父さんには敵わないよ。それをふまえて新しい父娘の関係を作ろう」というハッピーエンドに落ち着くことがあたりまえで。それは読者をほっとさせるし、納得の仕上がりになると思われます。
それはいい意味にもとれますが、もう少し違った方向のものはないものかとも思わせるのです。
※優秀新人賞
「蒼く濃くなるスターライト」華沢寛治
自分を追い込むことでしか出口を探せない女子高生のお話。
特別ななにかになりたい。自分はほかとは違う。それを望むがゆえに、よくない深みにはまっていってしまう。
周囲になじんでモブキャラみたいに生きれたらいいのに、どうしても納得ができなくて道を踏み外してしまう。というもやもやした感じが伝わって、作品としていい意味で辛さを感じることができた。
ただ、彼女が生きてきた背景がよくわからないので感情移入は50%でした。タイトルも内容とのつながりがわからなかったです。
「恋のリテラシー」工藤どく
のっけから女の子がかわいい。
SNSと恋愛を絡める設定が成功している。
本作はクラスメートのSNSを柱の陰から見守っている。現代の片思いの形だ。対象が身近なだけに裏側も覗けてしまうところから主人公が男になる成長譚になっている。
いい決め台詞も用意されています。見開きも白い面積をもっと減らせるように頑張って欲しい。
ところで書き文字ですが、タイトルは写植にまかせてもらっても、いいかなと思います。
「僕とボブ」伊藤佑介
ボブが憎めないキャラである。そしてヒロインの造形が上手いです。
お話は、絵を描くのが得意な心優しいキングコング(というイメージ)。そんな彼に春が来た! というもの。
女子キャラのお色気だけではなく、物語にほっこりさが残る。描ける人だなぁと思うので、この先100%お色気に傾いては欲しくないなと編集部に訴えたくなりました。
ぽつんとした一言で大人の階段を成し遂げる表現を詰め込んだところは目を見張るものがありました。
ということで、少年は大人になりました(良)。
※準優秀新人賞
「超怪魚ハンター赤尾が行く!!」小島幸平
いい意味で設定がむちゃくちゃで、主人公赤尾(ビジュアルもなかなか)と釣り雑誌編集者の池田さんの漫才のようなやり取りが世界観によく合っている。
このふたり、どこに来ていて、結果なにしてんの? と突っ込みどころ満載で超娯楽作として楽しめました。
ところで絵の問題ですが。吹き出しの中の枠線は消すとか、版面にトーンが足りていないとか見開きでノド側に絵が食い込んでるから切れてるよ。とか基本である原稿の描き方がかなり気になりました。
「真夏のJKリフレ」福本眞久
現実的な話をファンタジー仕立てにしているところが成功の鍵なのかなと。
主人公は世捨て人のようで。その場の思いつきで生きているようなゆるさ。裸にもなっているのですが生々しさが感じられず、線をなぞるようにすーっと読むことができます。
このままアンニュイに終わるのかと思いつつ、まさかのそれ? がある、だけどやっぱりゆるく終わる。ある意味技術を感じます。
それがいいのか悪いのかは読み手次第。次回はどういう切り口でいくのでしょうか。
※佳作
「太郎of浦島」谷岡ゆう
パロディーが賞を取るのはかなりハードルが高いと思うのだが、それを成し遂げたのは、単純に一言、笑えたからでしょうか。
浦島の推理、亀のすっとぼけた受け答え。ひとコマひとコマがいちいち面白い。三浦春馬好きです。
このオチが描きたかったと見える。書き文字まですっとぼけていてちゃんとオチていました。
この感じで昔話シリーズを描いてもいいのかもしれないけれど、100%オリジナルも期待したいです。
「ちくび」佐藤賢一
女の子がかわいい。話の中盤で謎はとけるのですが、本題はそこではないのでなんら問題はない。
主人公とヒロインの関係がコミカルに、ほのぼのと描かれているから楽しい。
ヒロインがスネる時に使う決め台詞がキュンキュンひびきます。作品の中に印象に残る言葉があるというのは強みです。なんとかしてその言葉をまた言わせたくなるし、読者も聴きたくなる。
あとは絵柄に作家らしい特徴があるといいのだけれど。
それはさておき、顎が弱いと歯科医院で長いこと口をあけられない現象。どうにかならなんものか。激しく同意である。
「ねぇママあなたの言うとおり」ピエール手塚
絵にごちゃごちゃ感があり、見づらさを感じてしまうところであるが、それをカバーしているのがキャラクターの目力だ。暗闇の中で光る目力は不思議な魅力がある。
そして今回の投稿作のなかでただ一人、主人公がかわいいイケメンなのである。つまり大好物だ。
母親があんななのでこのようにひねくれもしようものだが、美少年と好青年の間をゆらゆらする年頃の話ならば合格である。
ただ、言葉の説明が多すぎる感が否めなかった。そこは漫画の力でわからせて欲しい。
※期待賞
「3月の約束」ずみ子
亡くなった人が会いに来るという話はいつの時代になってもなくならない永遠のテーマだ。それゆえ見せ方も難しいだろう。
高校時代はいろんなことに悩んでいいという特権がある。将来のこととか、級友に対する気持ちとか。
これは、百合物語と捉えていいのだろうか。
それをふまえて女の子が裸にならなくてはいけない意味はなんだろう。ヤンマガだからだろうか。主人公の好きな人の裸が見たいという願望だろうか。結局、生きているほうの進路はどうなったんだろうか。
「小森靖菜の野望」三川彡
安定した固定ファンがつく絵柄と内容だと思った。
女の子だけを描きたいのかとおもいきや、肉体美もいけている。キャラ設定も話の持っていき方もラノベっぽく、いまどきの流れだ。このまま連載しても差し支えなさそうな投稿作。
肉体美のほうはもう少し見えそで見えないを描いてほしかったです。
ヤンマガというよりエッジか3rd向きかなと。作者は23歳ということですが、小田⚪︎正出してくるとか。渋いですね。
「stand up」荻野貴史
アメコミ調の絵柄、機械と筋肉。まっすぐで熱い男の世界。
夢のためには、過去は売ってもいいんじゃないかと思えた。過去にしがみついても行く先は未来しかないのだし。未来に投資する場面よかったです。
大変気になったことがありました。主人公が相棒を見舞いに来る病室。体育館なみに広すぎるし、テレビはベッドサイドだと思うのですが。それともここは病院ではないのか。テレビとベッドの距離を考えるとテレビが小さすぎるのも気になりました。シリアスな話だけに勿体ないです。
「電波少年とかぐや姫」楠本博之
高校生ならではの悩み、進路調査票から始まる作品はよく目にする。進路というものは人生の大きな岐路だから、それに迷い、それを決定づける事件というものは読者をひきつけるのだろう。
ヒロイン(髪を染めていた理由がわからなかった)とのファンタジーな絡みで進路は決めることができたが、一族の問題はどうなるのかが気になった。とっかかかりで大きくクローズアップされていたので、置き去りは納得できなかったです。
絵はとても丁寧で読みやすかったです。
「HELLもんじゃないし」うらたにみずき
タイトルがよかったです。ラジオが地獄に流れるという発想。うまいこと言ったなと。
自分が信じる道を進もうとするとかならず上部から圧力がかかる。ただうざい、という理由で。そのうえ飛ばされた現場で活躍しようものなら手柄を横取りされたり。そういう腹立たしい状況は、いつの世にも存在している。生きている側の話はよかったです。
一方、地獄側の男性のことがわからなかった。見開き部分は男性の生前の罪にささる内容が欲しいなと思ったのですが、ラジオの言葉もわからなくて、なぜ男性が笑っているのかも理解することができなかった。
「盤上の番長」コタケリョウ
タイトルがいいです。女の子が可愛いというのは受賞のおおきなポイントかもしれません。そのぶん、男性の表情が薄くても構わないのかもしれません。いや、いいわけないので人間観察と絵を描き続けてください(画力向上)。
喧嘩と将棋の掛け合わせ、よかったです。
負け続けてもあきらめない。好きなことだから負け続けるほど勝ちたいと思う。だからあきらめない。その思いにはしびれました。
以上です。あくまでも漫画素人の至極真面目な個人的感想なので、気にするも気にしないも貴方次第です。
受賞した皆様おめでとうございました!
ところで、今回はイケメン度が低くて残念だったです。女の子が可愛いというのは青年誌において大切な要素とは思いますが、青年誌は女性読者(私のことだよ)もいることを編集部は心に刻んでいただきたいです。
と、編集部に対するイケメン願望で締めくくる。
第81回の締め切りは8月31日のようです。変わった角度から切り込む作品は現れるのか。
待て、次回!