第２９話 映画 鬼滅の刃無限列車編（ネタバレあり）
文字数 2,499文字
コロナの影響でまったく劇場に足を運べなかったのですが、やっと観られました。
気持ち新たに、今回鑑賞したのは2020年一番の話題作【鬼滅の刃】です。
コロナ禍で日本中がステイホームになったところで生まれた【鬼滅の刃】ブーム。
私は深夜に放送していたのを見ていたので「絵がきれいだ」「いかにも少年ジャンプらしい漫画だ」という気持ちでおり、第１期が終わったとたんに【この続きは劇場で！無限列車編をお楽しみに！2020年10月公開するよ！】と大々的に広報されたので、劇場公開はブームになろうがならなかろうが決まってはいたわけですよね。
原作は読んでおらず、続きは劇場公開なら見に行かねばならない。
しかし単館だろう、1か月もやらないかも、早めに見に行かなきゃ。と漠然と思っていたのですが、爆発的人気になったので、劇場数も上映回も増えたので焦らず見ることが出来ました。ありがたや。
【鬼滅の刃】簡単に物語の世界観を語ると。
時は大正時代。人を食らう鬼が人間に危害を加えており、政府非公認（つか、政府は鬼の存在しらんのかい？）の鬼殺隊（資金はどこから出ている？）というものが存在しており、鬼退治に邁進しています。
主人公の竈門炭治郎（かまどたんじろう）は家族を鬼に殺され、生き残ったけど鬼にされてしまった妹の禰豆子（ねずこ ：「禰」の正式表記は「ネ＋爾」 ）を人間に戻すため鬼殺隊に入って鬼退治しながらその方法を探していきます。
映画はたいへんよかったです。煉獄さんがカッコいい。
ただし、無限列車に乗るまでのお話は把握していないとまったく意味が分からないと思います。前置きなしにいきなり乗り込むところから始まります。
ただブームだからと無限列車編だけ観に行ってもチンプンカンプンでつまらないこと間違いなし。
迂闊に「観に行こうかな」と言っている人がいたら要注意です。
【ここから盛大にネタバレをするので、まだ観ていない方は読まないことをお勧めします。】
無限列車編というくらいなので【鬼が出るから退治しなさい】という指令が出る舞台が無限という名のSLです（そのまんま）。
乗り込む炭治郎、禰豆子、我妻善逸(あがつまぜんいつ)、嘴平伊之助（はしびらいのすけ）。この列車で彼らを待っているのは鬼殺隊精鋭【柱】の一人、炎柱（えんばしら）の煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）豪快で頼りになるアニキタイプの漢です。駅弁食べすぎです。
ちなみに炭治郎らが平社員なら【柱】の皆さんは役員クラスでしょうか。本来なら会話するのも図が高いです。
実際、上弦の参（鬼のランク、上弦はかなり強い）と煉獄さんの闘いは格が違いすぎて炭治郎も伊之助もギャラリーになるしかありませんでした。
「おれたち、まだまだだ」と悔しがる炭治郎。主人公はこの段階でもまだまだ下っ端であることが描かれています。皆で協力してやっと下弦の鬼を倒せたくらいでは、親兄弟の仇である鬼舞辻無惨（きぶつじむざん：鬼のトップCEO・特技パワハラ）には到底及ばないわけです。
無限列車編の見どころでしかない煉獄さんと上弦の参（僕と契約して鬼にならないか？というスカウト目的で登場したとしか思えない）との闘いは、それまでの主人公（炭治郎）らの活躍をすべてなかったことにしてしまった。煉獄さんカッコ良すぎの炎柱祭りです。
劇場に足を運んだ人たちが【煉獄推し】になる瞬間を目撃しつつ、自分もそうなってしまいそうになるのですが、不屈の精神で【冨岡義勇】推しを保つのです（個人的水の呼吸）。
だいたい、観客の心を鷲掴んで「煉獄さん！カッコいいよ！推す！」という気持ちを植え付けたとたん死んでしまうとは何事だ！
しかも、致命傷受けてから息絶えるまでが長い！昭和のコント並みに長い！
ガクッ、となるのかと思いきや「話がまだ終わってないぜ」と語る語る。呼吸を最大限に会得した柱ならではのなせる業なのか。煉獄さん生命力ハンパねぇ（死んだけど）。
亡くなってからしばらくご遺体そのままにされて、炭治郎たちが取り囲んでひたすら泣いていましたが、横にして寝かせないと死後硬直始まったら体固まってしまいます。
死亡報告書はどうしたのだろうか。脱線の衝撃で腹にこぶし大の木が突き刺さったということにでもするのだろうか。その場に土葬したのか？テレビシリーズでも鬼の犠牲になった人間を土葬する場面結構ありましたよね。
煉獄さんを失った悲しみの裏でそんな心配をしてしまう己がいるのです。
鬼滅の刃といえば、テレビシリーズから炭治郎の説得力あふれる名言も見どころ、聞きどころです。無限列車編も炭治郎はいいことをたくさん言ってくれます。名言製造機です。
力を込めて叫んでくれる声優でありゲーマーの花江夏樹さん、お疲れ様です。そしてありがとう。私は上弦の参に向かって叫ぶ煉獄さんの誉め言葉より「俺の家族がそんなこと言うわけがないだろ！このクソボケがぁ！」（そこまで言っていない）がきゅんときました。
それ以上に、炭治郎の深層心理ですよ。あれ、なんですかっ！ ジャンプ主人公の鏡じゃないですか。炭治郎ジプリに転職できますよ。
ほとんど意識失ってないと能力発揮できない善逸君ははじめて禰豆子ちゃんとツーショットになれたのですね。はじめての共同作業（鬼退治）おめでとう善逸君！ 雷の呼吸 壱の型繰り出すところ好きです。
終劇して映画館出てから「伊之助、素顔でなかった」と気づいた。
無限列車編、ずっとイノシシでした。
予備知識なく観に行く人に【あいつは人間ではないのか】と思われてしまうんじゃなかろうか。美少年顔見たかった。
煉獄さんにすべて持っていかれた無限列車編なので、ほかの【柱】の出番は顔出し程度、推しの冨岡義勇さんに至ってはセリフ一言で10秒画面にいたかどうか。それでも声の出演に櫻井孝宏の名前は出る。出るものは出る。
無限列車編が終了し、続きはどうするのだろうか。また映画なのか、時を置いてテレビでやるのか。この先、残る主軸メンバーがわちゃわちゃ死んでいくたびに涙なのだろう。
ここまできたら最後までアニメで観ていきたいと思うのです。
結論：煉獄さんカッコよかったです。
終わる
気持ち新たに、今回鑑賞したのは2020年一番の話題作【鬼滅の刃】です。
コロナ禍で日本中がステイホームになったところで生まれた【鬼滅の刃】ブーム。
私は深夜に放送していたのを見ていたので「絵がきれいだ」「いかにも少年ジャンプらしい漫画だ」という気持ちでおり、第１期が終わったとたんに【この続きは劇場で！無限列車編をお楽しみに！2020年10月公開するよ！】と大々的に広報されたので、劇場公開はブームになろうがならなかろうが決まってはいたわけですよね。
原作は読んでおらず、続きは劇場公開なら見に行かねばならない。
しかし単館だろう、1か月もやらないかも、早めに見に行かなきゃ。と漠然と思っていたのですが、爆発的人気になったので、劇場数も上映回も増えたので焦らず見ることが出来ました。ありがたや。
【鬼滅の刃】簡単に物語の世界観を語ると。
時は大正時代。人を食らう鬼が人間に危害を加えており、政府非公認（つか、政府は鬼の存在しらんのかい？）の鬼殺隊（資金はどこから出ている？）というものが存在しており、鬼退治に邁進しています。
主人公の竈門炭治郎（かまどたんじろう）は家族を鬼に殺され、生き残ったけど鬼にされてしまった妹の禰豆子（ねずこ ：「禰」の正式表記は「ネ＋爾」 ）を人間に戻すため鬼殺隊に入って鬼退治しながらその方法を探していきます。
映画はたいへんよかったです。煉獄さんがカッコいい。
ただし、無限列車に乗るまでのお話は把握していないとまったく意味が分からないと思います。前置きなしにいきなり乗り込むところから始まります。
ただブームだからと無限列車編だけ観に行ってもチンプンカンプンでつまらないこと間違いなし。
迂闊に「観に行こうかな」と言っている人がいたら要注意です。
【ここから盛大にネタバレをするので、まだ観ていない方は読まないことをお勧めします。】
無限列車編というくらいなので【鬼が出るから退治しなさい】という指令が出る舞台が無限という名のSLです（そのまんま）。
乗り込む炭治郎、禰豆子、我妻善逸(あがつまぜんいつ)、嘴平伊之助（はしびらいのすけ）。この列車で彼らを待っているのは鬼殺隊精鋭【柱】の一人、炎柱（えんばしら）の煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）豪快で頼りになるアニキタイプの漢です。駅弁食べすぎです。
ちなみに炭治郎らが平社員なら【柱】の皆さんは役員クラスでしょうか。本来なら会話するのも図が高いです。
実際、上弦の参（鬼のランク、上弦はかなり強い）と煉獄さんの闘いは格が違いすぎて炭治郎も伊之助もギャラリーになるしかありませんでした。
「おれたち、まだまだだ」と悔しがる炭治郎。主人公はこの段階でもまだまだ下っ端であることが描かれています。皆で協力してやっと下弦の鬼を倒せたくらいでは、親兄弟の仇である鬼舞辻無惨（きぶつじむざん：鬼のトップCEO・特技パワハラ）には到底及ばないわけです。
無限列車編の見どころでしかない煉獄さんと上弦の参（僕と契約して鬼にならないか？というスカウト目的で登場したとしか思えない）との闘いは、それまでの主人公（炭治郎）らの活躍をすべてなかったことにしてしまった。煉獄さんカッコ良すぎの炎柱祭りです。
劇場に足を運んだ人たちが【煉獄推し】になる瞬間を目撃しつつ、自分もそうなってしまいそうになるのですが、不屈の精神で【冨岡義勇】推しを保つのです（個人的水の呼吸）。
だいたい、観客の心を鷲掴んで「煉獄さん！カッコいいよ！推す！」という気持ちを植え付けたとたん死んでしまうとは何事だ！
しかも、致命傷受けてから息絶えるまでが長い！昭和のコント並みに長い！
ガクッ、となるのかと思いきや「話がまだ終わってないぜ」と語る語る。呼吸を最大限に会得した柱ならではのなせる業なのか。煉獄さん生命力ハンパねぇ（死んだけど）。
亡くなってからしばらくご遺体そのままにされて、炭治郎たちが取り囲んでひたすら泣いていましたが、横にして寝かせないと死後硬直始まったら体固まってしまいます。
死亡報告書はどうしたのだろうか。脱線の衝撃で腹にこぶし大の木が突き刺さったということにでもするのだろうか。その場に土葬したのか？テレビシリーズでも鬼の犠牲になった人間を土葬する場面結構ありましたよね。
煉獄さんを失った悲しみの裏でそんな心配をしてしまう己がいるのです。
鬼滅の刃といえば、テレビシリーズから炭治郎の説得力あふれる名言も見どころ、聞きどころです。無限列車編も炭治郎はいいことをたくさん言ってくれます。名言製造機です。
力を込めて叫んでくれる声優でありゲーマーの花江夏樹さん、お疲れ様です。そしてありがとう。私は上弦の参に向かって叫ぶ煉獄さんの誉め言葉より「俺の家族がそんなこと言うわけがないだろ！このクソボケがぁ！」（そこまで言っていない）がきゅんときました。
それ以上に、炭治郎の深層心理ですよ。あれ、なんですかっ！ ジャンプ主人公の鏡じゃないですか。炭治郎ジプリに転職できますよ。
ほとんど意識失ってないと能力発揮できない善逸君ははじめて禰豆子ちゃんとツーショットになれたのですね。はじめての共同作業（鬼退治）おめでとう善逸君！ 雷の呼吸 壱の型繰り出すところ好きです。
終劇して映画館出てから「伊之助、素顔でなかった」と気づいた。
無限列車編、ずっとイノシシでした。
予備知識なく観に行く人に【あいつは人間ではないのか】と思われてしまうんじゃなかろうか。美少年顔見たかった。
煉獄さんにすべて持っていかれた無限列車編なので、ほかの【柱】の出番は顔出し程度、推しの冨岡義勇さんに至ってはセリフ一言で10秒画面にいたかどうか。それでも声の出演に櫻井孝宏の名前は出る。出るものは出る。
無限列車編が終了し、続きはどうするのだろうか。また映画なのか、時を置いてテレビでやるのか。この先、残る主軸メンバーがわちゃわちゃ死んでいくたびに涙なのだろう。
ここまできたら最後までアニメで観ていきたいと思うのです。
結論：煉獄さんカッコよかったです。
終わる
