第1話 映画『テネット』(ソ連時代の閉鎖都市とは?)
文字数 3,920文字
クリストファー・エドワード・ノーラン監督
1970年生まれ。イギリス系アメリカ人の映画監督。『ダークナイト』3部作(2005~2012年)、『インセプション』(2010年)、『インターステラー』(2014年)、『ダンケルク』(2017年)など複雑なストーリーを持つハリウッド大作映画で知られ、21世紀を代表する映画監督と言われている。彼の作品は、全世界で50億ドルの興行収入を記録。アカデミー賞5回、BAFTA賞5回、ゴールデングローブ賞6回にノミネートされている。2015年には『タイム』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、2019年には映画への貢献が認められ、大英帝国勲章コマンダーに任命された。
映画『テネット』あらすじ
テロリストがキエフ(現・キーウ)のオペラハウスを襲撃し、CIA工作員である主人公が現地警察の特殊部隊に偽装して、劇場に突入する場面から映画が始まる。
劇場内で、主人公は見知らぬ傭兵から命を救わるが、そこで初めて逆行する銃弾を目撃する。
その後、主人公は現在世界の人類を守るために、未来世界の人類との戦争に巻き込まれていく。
『テネット』に描かれる「スタルスク12」は架空の閉鎖都市だけどね、ソ連時代の本物の閉鎖都市の一つである「40番の町」(現在のオジョルスク)を取材した『City40』(2016年)というドキュメンタリー映画があります。
Samira Goetschel監督による2016年のロシアのドキュメンタリー映画。
隠しカメラやソ連時代の記録映像、現代のインタビューなどから構成される。
2017年、エミー賞のニュース&ドキュメンタリー部門にノミネートされた。
ロシア語タイトルの 「ソロコフカ」は、「40番の町」を意味する俗称。
閉鎖都市に暮らす住民は、自分の本当の居住地を外部に漏らしてはいけなかった。
2023/4/13 チャット版にリライトしました。
アイコンのイラストはAdobe Stockからヨモヨリさまの作品を使用させていただきました(ライセンス取得済み)。