フレイグラント・オーキッズ!~香蘭の乙女たち~

[学園・青春]

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40件のファンレター

時は昭和十一年春、所は横浜の名門基督教女学校――香蘭女学校。
一年生の春野こず枝は、五年生の小野寺房子さまが級友の林鏡華さんと〈エス〉の関係――つまり、〈姉妹〉の契りを結ぼうとする現場を目撃してしまう……。
フレイグラント・オーキッズ(Fragrant Orchids)――香り高き蘭の乙女たちの物語。

※〈エス〉というのは、〈シスター(Sister)〉の頭文字で、戦前の女学校風俗の一つです。
※表紙イラスト及び登場人物のキャラクター画像は、あままつ様のフリーアイコンを使用させていただきました。

ファンレター

最高!

読み終えたくないのに、読み終えてしまいました(泣) もう、ずっと浸っていたくなるぐらいの魅力満載の世界から、なかなか抜け出せないでいます。 小説としても、大まかには学園ものでありながら、歴史あり、冒険あり、ミステリもあり、バトルもスポーツもあり……それら一つ一つの要素が、とても高質な状態で綿密に絡みあって、誰にも真似の出来ない独特の世界観が出来上がっているように思いました。 当時の女学生にどうしても感情移入してしまうのですけど、前知識の先入観によるお淑やかで奥ゆかしいイメージとは裏 ... 続きを見る

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面白かったです~♡

はー、本当に面白かった…。 でも「第一部」とあったので、まだ続きも期待していいのでしょうか? 当時の女学生が、卒業したら(時には在学中でも)すぐに結婚…後は下女の如く家や夫に仕える日々…ということが多かったのは知ってます。 でも、そうであるが故に、現在の女学生とは比較できないほど、この短い時間が大切で、愛しく輝いていたのでしょうね。 ラストの鏡華さんとこず枝さんとの微かなふれあいにも、胸がきゅーんとなりました。 そして最後の、当時の人生相談! 南ノさんが本気で憤っているのも可笑しく(ほ ... 続きを見る

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カッコいい…♡

この、第24章の描写がカッコよくてしびれました! 活き活きとした映像が脳裏に浮かんで、引き込まれます。鏡華さま~♡ まだ全部読んでないのに、ファンレターを書いてもいいのかしらと思いましたが、つい! 続きも楽しみです☆

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王道の楽しさです!(拍手)

実は「五月の死神」を読んだあとに、こちらの作品を探したのです。でも見つからず……非公開になさっていたのですね。また読めるようにしてくださって嬉しいです! 「フレイグラント・オーキッズ!」、“超”王道の少女エンタメ小説ですね。楽しいです! 美しく強く頼りになる同性の友人、魅力的なライバル、謎解き、アクション、少女たちが「自分たちの力で(これ大事)」問題を解決する展開、そして試練を通しての成長……!  物語の外にある現実をちゃんと意識しつつも、夢や理想、憧れを描き、女の子たちをエンパワメン ... 続きを見る

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第一部 35話までの興奮

興奮しながら読み、今、余韻に浸っています。 読んでいる途中で、以前、中華時代劇の女侠が好きと書いていらっしゃったのを思い出しました。 なんて、アクティブな文章でしょう。あの剣のシーンやフートボールのシーンでの描写、気品はそのままで、手に汗握らせる文章に、改めて南ノさんの力を見ました。 この時代の女学生、お淑やかなようで強いですね。お茶目なところもあって、すごく親近感も感じました。 内緒話も良かったです。 南ノさん、第二部の再投稿、お待ちしております。 最高でした。ありがとうございまし ... 続きを見る

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典雅なる戦闘服―そのこころは。

南ノさん 第一話拝読しました。 いつもながら、品のある美しい文章で、 かつ温かみとユーモアがあり、とても楽しく読ませていただきました。 「横浜で知らぬ人はない有名お嬢様学校――その典雅なる戦闘服」 というくだりからして、何やらただならぬ学校生活の感じが漂っていますね。 この主人公の運命がどうなっていくのか、気になります。 そして、今回のお話に出てくる「お父様」は「五月の死神」に出てくる男性像とは まったく異なっていて、新鮮でした。 素敵な「お父様」ですね。(*^_^*) ... 続きを見る

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7話まで、一気に。

濃いキャラクター設定ですね。面白すぎます。 情報なしに読み始めたので、対決方法で驚いています。 くすっと笑える表現も多くて、ワインを飲みながら、楽しんでいます。

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あぁ、南ノワールド

また、しばらく、この文体の中毒になりそうです。 『お禿げにならなければよろしいのだけれど』 お上品に、誰かに言ってあげます。

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1話~15話まで拝読しました

戦前の女学校の雰囲気が鮮やかに、魅力たっぷりに描かれていて、読みはじめたら一気に読んでしまいました! この時代は、もう着物に袴ではなくて、洋装の制服で通学していたのですね。 創世記や出エジプト記から随所に引用されていて、それも現代では滅多に見ることのない文語訳聖書で、新鮮に感じました。(日本の教会では、今は新共同訳聖書が一番多く読まれているので)「乙女はエバの裔なれば」の回で引用されていた聖書箇所、今まで好きじゃなかったんです。歴史的に「アダムはだまされませんでしたが、女はだまされて、罪を犯し ... 続きを見る

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彼女たちイケてますね~!

 戦前女子の恋愛相談! 現代と比べて奥手でおしとやかな大和撫子……と、思いきや結構ダイタンですね。それに対して、相談に答える方の頭の固いこと。このお嬢さん達の方が柔軟に物事を解決できるのではないかなあと思ってしまいました。そういえば、終戦が昭和20年なので、この年代のお嬢さん達が戦後を牽引していってくれたのかな。この相談を読んでいると妙にバイタリティを感じて(当時の飛んでるお嬢さん達?)、微笑ましいです。  要所要所の南ノさんの突っ込みと、案内が面白くてあっという間に読み終わってしまいました、 ... 続きを見る

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妖怪と少女たち

魔神仔、怖いけどやっぱりユーモラスで可愛らしく見えてしまう……(笑)。ほんと、河童に似ていますね! 思わず『妖怪台湾』の本につけられた帯にも目が行ってしまいました。中国語は読めないのに、何を言っているかは分かってしまうという。漢字文化圏という壮大なものが、現実味を帯びて迫ってくるような感じがしました。三奈乃さんは日常的にこういう世界に触れているんだなあとしみじみ思います。 昭和初期の少女たちの悩みには、大爆笑! こういう本音に近いものって歴史書には出てきませんよね。三奈乃さんのツッコミ方も秀 ... 続きを見る

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身の上相談

こういった若い女の子の恋のお悩み相談(しかも昭和初期なら尚更)の回答は、多分常識的で無難なものだろうなと思いきや、予想の斜め上をいっていました。けっこう乱暴というか雑でびっくり。(笑) “静子さん”“不明さん”はきっとかなり勇気を出して投稿したはず。真剣さとちょっととんちんかん振りが可愛いです。唖然とする回答を読んで、冷静になって目を覚ましてくれればいいのですが。(^^;) いつの時代も、恋は思案の外、空回りして『ひとり●●の●歴史』(←南ノさん、ピッタリな表現です!)を刻んじゃうわけですね。 ... 続きを見る

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可愛い、魔神仔!

 本文では、不気味だなあと思っていた魔神仔ですが、この本の挿絵はとっても可愛いですね。ちょっと心を撃ち抜かれてしまいました。台湾の妖怪達とマンガ、魅力的です。また南ノさんの著作でお会いできるのを楽しみにしています。

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台湾妖怪「魔神仔」

物語で〈剛の者〉をさらった「魔神仔」、思っていた以上に河童でした。脳内で猿大目で再生していたのでちょっと驚き。(笑)紹介された本の表紙イラスト、素敵ですね。中央の仙女さま? はんなりとしてとても綺麗……悪い妖怪だけでなく、善い妖怪もいるのでしょうか? 私は個人的に提灯をかかえた背びれのある化け猫テイストキャラが気になります。ところで魔神仔、侮れないですね~大概にしなさいって感じ。変な術を使うだけでなく、そんな直接攻撃をするなんて。(怖っ)『フレイグラント・オーキッズ!』の世界観に触れられて楽しか ... 続きを見る

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終わりがあるからこそ

「学業の終わりは婚姻生活の始まり」。このとめどない切なさ! 終わりがあるからこそ、青春って光り輝きますよね。この少女たちがまぶしく感じられるのは、厳しい将来が待ち受けているからこそだなあと思うのです。 刻々と戦争の足音が聞こえてくるこの時代。でも華宵とかかつぢとか(気になって調べました。どちらの絵も見たことある!と大感激)、独特の甘い雰囲気が全編を覆っていて、それが作品の魅力になっていますね。 これが第一部かあ……。第二部でこず枝さんたちにまた会えるのを楽しみにしています!

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再び会うまでの約束~~

 さみしい、また会えるとは思っていてもさみしい! 週末が近づくと「そろそろかなあ~~」とウキウキ。日常が忙しい時も、彼女たちの冒険は私の生活に潤いと刺激を与えてくれました。ごきげんよう、なんて言わないでっ。と思わず薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」を心で唄ってしまいました。最後のあたりになって、薬師寺さんの格好良さに惚れ(Sのちぎりを結んで欲しい)、そして、な、なぜかあのラスボス房子様の天敵となりつつある柏木さんが妙にツボに入り登場を心待ちにするようになりました。その空気を読まない強者ぶりに「 ... 続きを見る

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31,32,33話

もう、心を持っていかれました。こず枝さんと鏡華さんのイチャイチャに萌えていたら、「え? 二人はどうなっちゃうの?」と。結末が気になり先へ先へと走りながら、「読み終えてしまう」という寂しさを感じたのって初めてかもしれないです。とにかくラストシーン最高でした。そう感じるのは、32話で語られている時代背景が効いているからで。「学業の終わりは婚姻生活の始まり」の部分。私はそれを読んで、香蘭女学校の舞台が明るくきらめいているのは、ゴールがあるからなのかと腑に落ちて一気に物語に陰影がついたのです。ああ、キャ ... 続きを見る

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30話まで読了

 サッカーのシーンとても面白かったです。解説が丁寧で、隅々まで理解しながら頭の中で映像が浮かぶように読めました。度重なる危機やチャンス、中々決着がつかない一進一退のハラハラに加え、キャラの個性が炸裂してコミカルな魅力も満載でした。(春野さんの心の中のつぶやきで面白さ倍増!)今回、私としては薬師寺さんが魅力的でした。これからの静かな刃のような活躍に期待します。あ、もちろん春野さんも素敵でしたよ~。

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主人公が(涙)!

ずっと鏡華さんの陰のようだったこず枝さんが、主人公としての面目躍如ですね! 読んでいてスカっとする、劇的なシーンでした。 三奈乃さんはスポーツを描いてもお上手なんだなあ^^。 このところご無沙汰してしまって、久々にお邪魔したら表紙が刷新されていて、思わず「おお~」と声を上げてしまいました。作品の世界観がよりはっきりと伝わってきて、素敵です!

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フートボール試合!

『空き家の冒険、はじめませう』の迫力ある“劍”のシーン、とても映像的だったけど、フートボール試合もすごい盛り上がり!あのこず枝さんがゾーンに入っている!?鏡華姐さんの技がキレッキレ……これは名試合です(^_^)b。たおやかな美少女なはずの柏木さんのコメディエンヌ振り、そしてコメディタッチの明子さんがどんどん振り切れて爽快で、けっこう好きになっています(笑)。キャラの印象が意外な方向に変わってくるのって楽しいですね。次回で1部完、とのことですが、2部もあるということで安心していていいんですよね!? ... 続きを見る

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