フレイグラント・オーキッズ!~香蘭の乙女たち~
時は昭和十一年春、所は横浜の名門基督教女学校――香蘭女学校。
一年生の春野こず枝は、五年生の小野寺房子さまが級友の林鏡華さんと〈エス〉の関係――つまり、〈姉妹〉の契りを結ぼうとする現場を目撃してしまう……。
フレイグラント・オーキッズ(Fragrant Orchids)――香り高き蘭の乙女たちの物語。
※〈エス〉というのは、〈シスター(Sister)〉の頭文字で、戦前の女学校風俗の一つです。
※表紙イラスト及び登場人物のキャラクター画像は、あままつ様のフリーアイコンを使用させていただきました。
ファンレター
この、第24章の描写がカッコよくてしびれました! 活き活きとした映像が脳裏に浮かんで、引き込まれます。鏡華さま~♡ まだ全部読んでないのに、ファンレターを書いてもいいのかしらと思いましたが、つい! 続きも楽しみです☆
本文では、不気味だなあと思っていた魔神仔ですが、この本の挿絵はとっても可愛いですね。ちょっと心を撃ち抜かれてしまいました。台湾の妖怪達とマンガ、魅力的です。また南ノさんの著作でお会いできるのを楽しみにしています。
「学業の終わりは婚姻生活の始まり」。このとめどない切なさ! 終わりがあるからこそ、青春って光り輝きますよね。この少女たちがまぶしく感じられるのは、厳しい将来が待ち受けているからこそだなあと思うのです。 刻々と戦争の足音が聞こえてくるこの時代。でも華宵とかかつぢとか(気になって調べました。どちらの絵も見たことある!と大感激)、独特の甘い雰囲気が全編を覆っていて、それが作品の魅力になっていますね。 これが第一部かあ……。第二部でこず枝さんたちにまた会えるのを楽しみにしています!
サッカーのシーンとても面白かったです。解説が丁寧で、隅々まで理解しながら頭の中で映像が浮かぶように読めました。度重なる危機やチャンス、中々決着がつかない一進一退のハラハラに加え、キャラの個性が炸裂してコミカルな魅力も満載でした。(春野さんの心の中のつぶやきで面白さ倍増!)今回、私としては薬師寺さんが魅力的でした。これからの静かな刃のような活躍に期待します。あ、もちろん春野さんも素敵でしたよ~。
ずっと鏡華さんの陰のようだったこず枝さんが、主人公としての面目躍如ですね! 読んでいてスカっとする、劇的なシーンでした。 三奈乃さんはスポーツを描いてもお上手なんだなあ^^。 このところご無沙汰してしまって、久々にお邪魔したら表紙が刷新されていて、思わず「おお~」と声を上げてしまいました。作品の世界観がよりはっきりと伝わってきて、素敵です!
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