フレイグラント・オーキッズ！～香蘭の乙女たち～
時は昭和十一年春、所は横浜の名門基督教女学校――香蘭女学校。
一年生の春野こず枝は、五年生の小野寺房子さまが級友の林鏡華さんと〈エス〉の関係――つまり、〈姉妹〉の契りを結ぼうとする現場を目撃してしまう……。
フレイグラント・オーキッズ（Fragrant Orchids)――香り高き蘭の乙女たちの物語。
※〈エス〉というのは、〈シスター（Sister）〉の頭文字で、戦前の女学校風俗の一つです。
※表紙イラスト及び登場人物のキャラクター画像は、あままつ様のフリーアイコンを使用させていただきました。
ファンレター
面白かったです～♡
はー、本当に面白かった…。
でも「第一部」とあったので、まだ続きも期待していいのでしょうか？
当時の女学生が、卒業したら(時には在学中でも)すぐに結婚…後は下女の如く家や夫に仕える日々…ということが多かったのは知ってます。
でも、そうであるが故に、現在の女学生とは比較できないほど、この短い時間が大切で、愛しく輝いていたのでしょうね。
ラストの鏡華さんとこず枝さんとの微かなふれあいにも、胸がきゅーんとなりました。
そして最後の、当時の人生相談！ 南ノさんが本気で憤っているのも可笑しく(ほんとに静子さんは心配ですが…)、先生の返答もあっけにとられる内容で、当時の時代に思いを馳せることができ、大変興味深く読ませていただきました☆
他の作品も、ゆっくり大事に読ませていただきますー(*´ω`*)
返信（1）
育枝さん、9万字の長編を最後まで読んで下さって、「面白かった」と言っていただくほど嬉しいことはありません（*^^*）
そうなんです、限られた「自由な時間」だったからこそ、彼女たちの学生時代は、一層きらきらと輝いたものになったとも言えるんですよね。そういう背景的なものも描きたいと思っていましたので、とても報われた気持ちです。ありがとうございます！
実はこの作品、「第二部」も6万字まで書いて、ここで公開していたのですが、時代背景の問題もあって、だんだん第一部の軽快な感じがなくなり、雰囲気が重くなってきてしまったように、自分で感じたんです。
重くなることは、必ずしも悪いことではないのかもしれないのですが、その後の方向性に悩み始めてしまって…それで、一旦非公開にしたんです。第二部のラストを描き直すが、それとも全体的に手を入れた方がいいか、実はまだ考え中です^^；
おまけの「内緒話」まで読んで下さって嬉しいです。…ほんとうに静子さんが心配ですわ！（笑）
そうなんです、限られた「自由な時間」だったからこそ、彼女たちの学生時代は、一層きらきらと輝いたものになったとも言えるんですよね。そういう背景的なものも描きたいと思っていましたので、とても報われた気持ちです。ありがとうございます！
実はこの作品、「第二部」も6万字まで書いて、ここで公開していたのですが、時代背景の問題もあって、だんだん第一部の軽快な感じがなくなり、雰囲気が重くなってきてしまったように、自分で感じたんです。
重くなることは、必ずしも悪いことではないのかもしれないのですが、その後の方向性に悩み始めてしまって…それで、一旦非公開にしたんです。第二部のラストを描き直すが、それとも全体的に手を入れた方がいいか、実はまだ考え中です^^；
おまけの「内緒話」まで読んで下さって嬉しいです。…ほんとうに静子さんが心配ですわ！（笑）