フレイグラント・オーキッズ!~香蘭の乙女たち~

[学園・青春]

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40件のファンレター

時は昭和十一年春、所は横浜の名門基督教女学校――香蘭女学校。
一年生の春野こず枝は、五年生の小野寺房子さまが級友の林鏡華さんと〈エス〉の関係――つまり、〈姉妹〉の契りを結ぼうとする現場を目撃してしまう……。
フレイグラント・オーキッズ(Fragrant Orchids)――香り高き蘭の乙女たちの物語。

※〈エス〉というのは、〈シスター(Sister)〉の頭文字で、戦前の女学校風俗の一つです。
※表紙イラスト及び登場人物のキャラクター画像は、あままつ様のフリーアイコンを使用させていただきました。

目次

完結 全35話

2024年02月02日 19:24 更新

  1. 第一部・魔神仔とフートボール

  2. 第1話 典雅なる戦闘服は臙脂色2024年01月31日
  3. 第2話 招かれざる宴の客人(まろうど)2024年02月02日
  4. 第3話 千年の眠りを覚ます鳳眼(フォン・イェン)2021年02月11日
  5. 第4話 〈エス〉の誘いは不穏な調べ2022年05月24日
  6. 第5話 わたしたち、お友達になりませう 2021年02月20日
  7. 第6話 その髪を飾らむと花ぞ舞い散る2021年03月02日
  8. 第7話 あなたと決闘致します2021年02月13日
  9. 第8話 提灯ブルマーもモダンに着ませう2024年01月26日
  10. 第9話 鏡華さんのお部屋は秘密の匂ひ(前)2021年04月07日
  11. 第10話 鏡華さんのお部屋は秘密の匂ひ(後)2021年04月07日
  12. 第11話 秘密の特訓、始めませう2024年01月26日
  13. 第12話 わが麗しのフォルモサ2021年02月19日
  14. 第13話 柏木さんは事件の匂ひ2021年02月19日
  15. 第14話 乙女はエバの裔(すえ)なれば……2021年02月20日
  16. 第15話 少女探偵団、始めませう2021年02月20日
  17. 第16話 〈霧社事件〉ってご存知?2021年03月01日
  18. 第17話 山雨来らんと欲して風楼に満つ2021年03月02日
  19. 第18話 鏡華さん、どうなさったの?!2021年03月05日
  20. 第19話 義を見てせざるは勇無きなり2021年03月05日
  21. 第20話 お父さま、今晩は何も訊かずに……2021年03月07日
  22. 第21話 鏡華姐さんと呼んでもよくって?2021年03月08日
  23. 第22話 空き家の冒険、始めませう(前)2021年04月07日
  24. 第23話 断章 囚われの乙女の独白2021年03月09日
  25. 第24話 空き家の冒険、始めませう(後) 2021年04月07日
  26. 第25話 『フレイグラント・オーキッズ!』内緒話①――中華世界の「劍」の使い方2021年05月05日
  27. 第26話 もうひとりの関係者はどなた?2021年03月28日
  28. 第27話 〈剛の者〉だったのはどなた?2021年05月01日
  29. 第28話 わたしたち、正々堂々戦うと誓いませう2021年03月28日
  30. 第29話 フートボールで決着をつけませう(前)2021年04月09日
  31. 第30話 フートボールで決着をつけませう(後)2021年04月09日
  32. 第31話 こんな提案はいかが?2021年05月01日
  33. 第32話 写真の秘密、教えませう2021年05月01日
  34. 第33話 ごきげんよう2021年05月02日
  35. 第34話 『フレイグラント・オーキッズ!』内緒話②――台湾妖怪「魔神仔」2024年01月29日
  36. 第35話 『フレイグラント・オーキッズ!』内緒話③――女学生の「身の上相談」2024年01月29日

登場人物

春野こず枝(はるの・こずえ)

本作の主人公兼語り手。香蘭女学校一年生。

母も香蘭女学校の卒業生だったが、去年亡くなった。現在は、あまり売れていない文士の父親と二人暮らし。

鏡華と「少女探偵団」を結成する。

※余談だが、使用させていただいているフリーイラストが美しすぎて、小説作者(南ノ)でさえ、「こず枝さん、あんたこんな美少女じゃないよね」と密かに思っているという噂がある。

林鏡華(リン・キョウカ)

「鳳眼」の美少女で、こず枝とは腹心の友。

台湾出身だが、父親が横浜で貿易会社を経営しているため、日本育ち。

一部の生徒にしか知られていないものの、もう一つの顔を持ち、特殊な事件を解決する。

こず枝とともに「少女探偵団」を結成。

※左の耳の上あたりの髪に、小さい紫色のリボンをイメージしていただくと、より小説のイメージに近くなります。

小野寺房子(おのでら・ふさこ)

香蘭女学校の「女王」と称せられ、下級生から憧れと畏怖の視線を集める五年生。

次期首相候補とも囁かれる大物政治家の御令嬢。

特技はフートボール。


薬師寺光子(やくしじ・みつこ)

こず枝と鏡華の級友(クラスメート)。

母親も香蘭女学校の卒業生で、こず枝の母の親友だった。

父親が小野寺家の執事のため、家族で小野寺邸に住んでいる。


柏木塔子(かしわぎ・とうこ)

香蘭女学校二年生。

一見なよなよした風情の美少女だが、なぜか「剛の者」と称される。

女王房子が唯一苦手とする相手だという噂がある。

ファンレター

最高!

読み終えたくないのに、読み終えてしまいました(泣) もう、ずっと浸っていたくなるぐらいの魅力満載の世界から、なかなか抜け出せないでいます。 小説としても、大まかには学園ものでありながら、歴史あり、冒険あり、ミステリもあり、バトルもスポーツもあり……それら一つ一つの要素が、とても高質な状態で綿密に絡みあって、誰にも真似の出来ない独特の世界観が出来上がっているように思いました。 当時の女学生にどうしても感情移入してしまうのですけど、前知識の先入観によるお淑やかで奥ゆかしいイメージとは裏 ... 続きを見る

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面白かったです~♡

はー、本当に面白かった…。 でも「第一部」とあったので、まだ続きも期待していいのでしょうか? 当時の女学生が、卒業したら(時には在学中でも)すぐに結婚…後は下女の如く家や夫に仕える日々…ということが多かったのは知ってます。 でも、そうであるが故に、現在の女学生とは比較できないほど、この短い時間が大切で、愛しく輝いていたのでしょうね。 ラストの鏡華さんとこず枝さんとの微かなふれあいにも、胸がきゅーんとなりました。 そして最後の、当時の人生相談! 南ノさんが本気で憤っているのも可笑しく(ほ ... 続きを見る

返信(1)

カッコいい…♡

この、第24章の描写がカッコよくてしびれました! 活き活きとした映像が脳裏に浮かんで、引き込まれます。鏡華さま~♡ まだ全部読んでないのに、ファンレターを書いてもいいのかしらと思いましたが、つい! 続きも楽しみです☆

返信(1)

王道の楽しさです!(拍手)

実は「五月の死神」を読んだあとに、こちらの作品を探したのです。でも見つからず……非公開になさっていたのですね。また読めるようにしてくださって嬉しいです! 「フレイグラント・オーキッズ!」、“超”王道の少女エンタメ小説ですね。楽しいです! 美しく強く頼りになる同性の友人、魅力的なライバル、謎解き、アクション、少女たちが「自分たちの力で(これ大事)」問題を解決する展開、そして試練を通しての成長……!  物語の外にある現実をちゃんと意識しつつも、夢や理想、憧れを描き、女の子たちをエンパワメン ... 続きを見る

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第一部 35話までの興奮

興奮しながら読み、今、余韻に浸っています。 読んでいる途中で、以前、中華時代劇の女侠が好きと書いていらっしゃったのを思い出しました。 なんて、アクティブな文章でしょう。あの剣のシーンやフートボールのシーンでの描写、気品はそのままで、手に汗握らせる文章に、改めて南ノさんの力を見ました。 この時代の女学生、お淑やかなようで強いですね。お茶目なところもあって、すごく親近感も感じました。 内緒話も良かったです。 南ノさん、第二部の再投稿、お待ちしております。 最高でした。ありがとうございまし ... 続きを見る

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典雅なる戦闘服―そのこころは。

南ノさん 第一話拝読しました。 いつもながら、品のある美しい文章で、 かつ温かみとユーモアがあり、とても楽しく読ませていただきました。 「横浜で知らぬ人はない有名お嬢様学校――その典雅なる戦闘服」 というくだりからして、何やらただならぬ学校生活の感じが漂っていますね。 この主人公の運命がどうなっていくのか、気になります。 そして、今回のお話に出てくる「お父様」は「五月の死神」に出てくる男性像とは まったく異なっていて、新鮮でした。 素敵な「お父様」ですね。(*^_^*) ... 続きを見る

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7話まで、一気に。

濃いキャラクター設定ですね。面白すぎます。 情報なしに読み始めたので、対決方法で驚いています。 くすっと笑える表現も多くて、ワインを飲みながら、楽しんでいます。

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あぁ、南ノワールド

また、しばらく、この文体の中毒になりそうです。 『お禿げにならなければよろしいのだけれど』 お上品に、誰かに言ってあげます。

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1話~15話まで拝読しました

戦前の女学校の雰囲気が鮮やかに、魅力たっぷりに描かれていて、読みはじめたら一気に読んでしまいました! この時代は、もう着物に袴ではなくて、洋装の制服で通学していたのですね。 創世記や出エジプト記から随所に引用されていて、それも現代では滅多に見ることのない文語訳聖書で、新鮮に感じました。(日本の教会では、今は新共同訳聖書が一番多く読まれているので)「乙女はエバの裔なれば」の回で引用されていた聖書箇所、今まで好きじゃなかったんです。歴史的に「アダムはだまされませんでしたが、女はだまされて、罪を犯し ... 続きを見る

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彼女たちイケてますね~!

 戦前女子の恋愛相談! 現代と比べて奥手でおしとやかな大和撫子……と、思いきや結構ダイタンですね。それに対して、相談に答える方の頭の固いこと。このお嬢さん達の方が柔軟に物事を解決できるのではないかなあと思ってしまいました。そういえば、終戦が昭和20年なので、この年代のお嬢さん達が戦後を牽引していってくれたのかな。この相談を読んでいると妙にバイタリティを感じて(当時の飛んでるお嬢さん達?)、微笑ましいです。  要所要所の南ノさんの突っ込みと、案内が面白くてあっという間に読み終わってしまいました、 ... 続きを見る

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小説情報

フレイグラント・オーキッズ!~香蘭の乙女たち~

南ノ三奈乃  minano

執筆状況
完結
エピソード
35話
種類
一般小説
ジャンル
学園・青春
タグ
学園, 女主人公, 百合, ミステリー, アクション, 妖怪, 台湾, 長編, 昭和, 女学校
総文字数
90,021文字
公開日
2021年02月09日 01:22
最終更新日
2024年02月02日 19:24
ファンレター数
40