フレイグラント・オーキッズ!~香蘭の乙女たち~

[学園・青春]

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時は昭和十一年春、所は横浜の名門基督教女学校――香蘭女学校。
一年生の春野こず枝は、五年生の小野寺房子さまが級友の林鏡華さんと〈エス〉の関係――つまり、〈姉妹〉の契りを結ぼうとする現場を目撃してしまう……。
フレイグラント・オーキッズ(Fragrant Orchids)――香り高き蘭の乙女たちの物語。

※〈エス〉というのは、〈シスター(Sister)〉の頭文字で、戦前の女学校風俗の一つです。
※表紙イラスト及び登場人物のキャラクター画像は、あままつ様のフリーアイコンを使用させていただきました。

ファンレター

再び会うまでの約束~~

 さみしい、また会えるとは思っていてもさみしい! 週末が近づくと「そろそろかなあ~~」とウキウキ。日常が忙しい時も、彼女たちの冒険は私の生活に潤いと刺激を与えてくれました。ごきげんよう、なんて言わないでっ。と思わず薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」を心で唄ってしまいました。最後のあたりになって、薬師寺さんの格好良さに惚れ(Sのちぎりを結んで欲しい)、そして、な、なぜかあのラスボス房子様の天敵となりつつある柏木さんが妙にツボに入り登場を心待ちにするようになりました。その空気を読まない強者ぶりに「あっぱれ!」と声をかけています。そして、こず枝さん、うふふ良かったですね。もう甘酸っぱいんだから~。ああ、登場人物達とせっかく仲良くなれたのにしばしのお別れ? さみしいです。次はどんな展開が待っているのでしょうか。昭和11年……時代に目を背けたいです。

返信(1)

不二原さん、毎回温かい応援コメントをいただき、本当にありがとうございました‼おかげさまで無事第一部を書き終えることができました。心から感謝致します!(薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」、懐かしい~。「ごきげんようは
、別れの言葉じゃなくて~♪」なんちゃって!^^)
ストックがなく、毎回できた分を公開していくという形だったので、どうしても週末に更新することが多かったのですが、それを待っていて下さったなんて涙が出るほど嬉しいです!不二原さんに仲良くしていただけて、あの子たちは本当に幸せものです(*^^*)
続編に関してですが、実は時代背景をどの程度取り入れるかという問題にすごく悩んでいます。資料によっては、女学校の生徒たちはこうした世の騒ぎとは無関係に平和な学園生活を謳歌していたというものもあるのですが、昭和十一年の226事件の青年将校たちと関わりのある人だって中にはいたでしょうし、翌昭和十二年には盧溝橋事件も起こるし、実際には時代と無関係ではあり得ないわけですよね。特に鏡華さんは出身が台湾ということもあり、いろいろ考えたり、悩んだりせずにはいられないだろうなと思います。どうにもやっかいな時代設定にしてしまったものです…^^
それでも、がんばって続編を書いてみようと思っております。引き続きご贔屓賜れば幸いです~(^^)/