フレイグラント・オーキッズ！～香蘭の乙女たち～
時は昭和十一年春、所は横浜の名門基督教女学校――香蘭女学校。
一年生の春野こず枝は、五年生の小野寺房子さまが級友の林鏡華さんと〈エス〉の関係――つまり、〈姉妹〉の契りを結ぼうとする現場を目撃してしまう……。
フレイグラント・オーキッズ（Fragrant Orchids)――香り高き蘭の乙女たちの物語。
※〈エス〉というのは、〈シスター（Sister）〉の頭文字で、戦前の女学校風俗の一つです。
※表紙イラスト及び登場人物のキャラクター画像は、あままつ様のフリーアイコンを使用させていただきました。
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彼女たちイケてますね～！
戦前女子の恋愛相談！ 現代と比べて奥手でおしとやかな大和撫子……と、思いきや結構ダイタンですね。それに対して、相談に答える方の頭の固いこと。このお嬢さん達の方が柔軟に物事を解決できるのではないかなあと思ってしまいました。そういえば、終戦が昭和20年なので、この年代のお嬢さん達が戦後を牽引していってくれたのかな。この相談を読んでいると妙にバイタリティを感じて（当時の飛んでるお嬢さん達？）、微笑ましいです。
要所要所の南ノさんの突っ込みと、案内が面白くてあっという間に読み終わってしまいました、こず枝さんや鏡華さん達はこの時代を生きていたんですね、ますます次が楽しみです！
返信（1）
不二原さん、ありがとうございます‼そうなんです、私も昭和初期の乙女たちが予想外に「ダイタン」且つ「飛んでるお嬢さん」ぶりで、びっくりしました＠＠…字数の関係で紹介しなかったのですが、他にも「知り合った男にもう何度も抱かれてしまっていて、妊娠が心配です」みたいな相談があってぎょっとしたんですが、これはどうやら私の早とちりで、当時の女の子が「抱かれる」というのは単に抱擁というか、ハグ的なもので、そうじゃない意味の場合は「操を奪われる」とか「誇りを奪われる」って書くんですね（実際、そういう相談もありました）…ハグで妊娠を心配しちゃう子がいるっていうのは、さすがに時代を感じました^^
それにしても回答者、どれも正に、台湾人の言う「頭コンクリ」（←日本語由来の台湾語）（笑）しかも、上から目線ですごく偉そう。当時はあれが当たり前だったんですかねえ…^^;;
それにしても回答者、どれも正に、台湾人の言う「頭コンクリ」（←日本語由来の台湾語）（笑）しかも、上から目線ですごく偉そう。当時はあれが当たり前だったんですかねえ…^^;;