第120話 断ち切れない鎖 7 ~弛み始める鎖~ Aパート

文字数 7,425文字


 あの後も三人で登校した私たちは、昇降口の辺りで何となく分かれて、私と蒼ちゃん二人で教室に向かう。
「おい岡本! お前! 昨日咲夜の邪魔しただろ!」
 そして教室のドア付近で私が来るのを待っていたのか、私の姿を見つめるなり、ヒリつくような雰囲気を隠すことなく、咲夜さんグループの一人が私に凄んで来る。
「邪魔って何の話よ」
 何の話かは分かるけれど、蒼ちゃんを隠すようにして私が一歩前へ出て、最初はシラを切らせてもらう。
「しらばっくれてんじゃねーぞ! 咲夜が昨日副会長にフラれたって言って、今みんなで慰めてんだよ。そしたらお前だよ岡本! 何で先週副会長と別れたはずの岡本が、その副会長と仲良く登校してんだよ。そのせいで副会長が咲夜を振らないといけなくなったんじゃないのか?」
 黙って聞いていれば、何を勝手な理屈を並べ立てているのか。あんたら月曜日に“後輩に男を盗られた”とか言ってたんじゃなかったのか。なのにどうして優希君にフラれたのが私のせいになるのか。
 そこんところの話を詰めて聞いてみたい気もするし、聞くのすらもアホらしいような気もする。
 それともう一つ。何で女が告白したら、男子が全員良い返事をすると思っているのか。そのお花畑みたいな思考も少しは振り返った方が良いんじゃないのか。
「私が誰と仲良くしようがあんたらには関係無いし、咲夜さんがフラれたって言うのも二人の話で、部外者の私たちがどうこう言う事じゃないと思うんだけれど、違う?」
 まあ実際には私も裏で色々させてもらったけれど、あんたらも裏で色々してたんだからそれはお互い様って事で、私からはその辺りを突っつくような事はしない。それにそんな事を親切にこっちから教えてやる必要もない。
 そう言えば今朝、咲夜さんとの事をしっかりと優希君に確認しようと思っていたのに、優希君に思いを寄せている若い後輩のせいで聞きそびれている事に今更ながらに気付く。
 顔すらも知らないけれど、優希君に思いを寄せてくれたせいで大切な事を聞きそびれている今の私の気持ちをどうしてくれるのか。叶う事なら少し若いからって優希君に言い寄った後輩女子にこの責任を取ってもらいたい。
「行こ。蒼ちゃん」
 若干変なところまで思考がずれたような気もするけれど、こればかりは私にとっても大きい問題だからと納得させる。
 そして、これ以上この咲夜さんグループとの話も、アホらしくなってしまいそうだったからと、蒼ちゃんの手を引いた時、
「おい防! お前最近守られてるからって調子――っ!」
 よりにもよって、私の目の前で蒼ちゃんを標的にしたから、大きく足音を立てて立ち止まる。
「蒼ちゃん。悪いけれど先行っててくれる? 私はこいつと話をしてから追いかけるから」
 一対一で徹底的に話をしようと、先に蒼ちゃんには暴力は駄目だと注意を受けたものの、明確に約束する事は避けて、教室の中に入ってもらう。

「今の蒼依に対する言葉は何? 今、あんたに蒼依が何か言った?」
 私が約束しなかったからか、不安そうな表情をこちらに向けながらも蒼ちゃんが教室に入って行くのを見届けてから、咲夜さんグループの人に向き直る。
「は、はぁ? 岡本には言って――!」
 軽く上靴でつま先を蹴って、下から睨め付けただけで言葉を止める咲夜さんグループの一人。
 本当に一人だと何もできないクズなんだなって思う……クズって言うのは言い過ぎだと思うけれど、蒼ちゃんに手を出そうとしたこの女生徒……思うくらいは別に良いよね。
「私の親友にオイタはするなって前に言わなかったっけ? 言っとくけれど次、はぐらかそうだなんて考えたらもっと強く行くから。これは冗談じゃないよ。私が言ったら実行すんのは改めて言わなくても今更分かるよね」
 私が念を押しただけで声を失う女生徒。だったら初めから蒼依にちょっかい掛けんな。
「……ちょっと。私、あんたが言ってくれんの待ってるんだけれど。いつんなったら言ってくれんの? それに蒼依は何に守られてんの?」
 一瞬私が蒼ちゃんを守っているから蒼ちゃんに手が出せないって事かとも思ったのだけれど、昨日の蒼ちゃんの様子と反応からして、この二つのグループが蒼ちゃんに手が出せないとか、そう言う事ではないはずなのだ。
 でも私の方も蒼ちゃんはおろか、一時期私に話したがってくれていたであろう咲夜さんも、今となっては頑なにその口を開けてくれなくなってしまっている。
「早く言ってくれないと、朝の時間がどんどん減るんだけれど?」
 せっかく優珠希ちゃんもいない優希君との楽しい通学。その上での蒼ちゃんとの心の通い合わせ。良い事尽くめだった朝だったのに。
 今の苛立ちも含めて、目の前の女生徒の脚の(すね)を軽く蹴る。
「た……お前ら三人がフラれたはずの副会長と仲良さげに登校してきたから――」 
「――だーかーらーさぁ。それ、あんたに関係あんの?」
 何で朝からこんな女と廊下の往来で問答しないといけないのか。いい加減腹立ってきた私は早く吐かせようと優珠希ちゃんほどでは無いけれど声のトーンを落とす。
「か、関係って……咲夜は友達なんだぞ! だったらその友達の味方をすんのが普通だろ! 岡本が男に困った事が無いからって、調子乗んな! みんなが岡本みたいな選り好み出来る訳じゃないんだぞ! 分かってんのか!」
 私に対して失礼極まりない言葉を連発した挙げ句の果てに、また都合の良い時だけ友達面をする女生徒。
 何でも良いけれど、私が男を取っ替え引っ替えしているみたいな言い方はホント辞めて欲しい……あ。でもだいぶ前にもそんな事言われてたか。
「じゃああんたらは三角関係になったら、みんなその好きな男子とは別れるって事なんだね。まあ、男子なら誰でも良いって言うくらい遊び半分で付き合っているあんたらにはお似合いかもね」
 失礼極まりない女生徒に、皮肉と煽る意味も込めて挑発混じりで答えてやる。
「な?! 遊び半分って……お前、男から重いって言われてフラれたのか?」
 なのに私の意に反して、女生徒が勝ち誇ったように私に言い返してくる。
「重いって何? あんたらと違って遊び半分で付き合う訳じゃ無いから、男なら誰でも良い訳じゃ無いし、イケメンだからとか、そんな理由でお付き合いする男子を選ばないって」
 重いって言うのがあんまり意味が分からないけれど、何となくのニアンスで反論する。
「本当に。何でこんな重い女が良いのか、岡本と付き合う男子って目が腐ってんじゃね?」
 余裕を持って反論する私が気に障ったのか、明らかに私を挑発する方向に切り替えたみたいだ。だけれど、それでも私は動じない。こんな事で動じていたら、穂高先生の相手なんてとてもじゃ無いけれど出来るわけがない。
「ああ。岡本と付き合う事を選ぶくらいだから、咲夜がフラれたのか。と言う事は副会長の目も腐って――っつぅ……」
 と思いもしたけれど、ここでまさかの優希君口撃。これには私が黙っている訳にはいかない。
「おいっ! 今優希君の事なんつった? 文句があんのは私じゃないの? 何でそこで優希君に矛が向くのか言えって」
 そう言いながら今度はかなり強めに、女生徒の(すね)を蹴り入れる。
「いってーな! この事担任にチクってやるからな。それとどう考えても咲夜がフラれるなんておかしいんだよ。副会長も男なんだから、咲夜の告白をフる訳がねぇんだよ」
 フラれるのはおかしいと連呼する女生徒。何もおかしい事なんてないはずなのに、何を皮算用をしていたのか。そこにこいつらの思惑が何かあったのか。ただしそれよりも、
「私が今、強く蹴った事言っても良いけれど、そうしたら蒼依と私にあんたらから喧嘩売ってきたことも私は正直に話すから、それでも良かったらどうぞ。それとあんたらが言う咲夜さん絡みの事も、私が知っている事全部先生にぶちまけるから。それでも言えるって言うんなら言ってみなよ」
 こっちはしっかり釘を刺しておく。
 そもそも咲夜さんの事なんて、無理矢理に近い告白をさせておいて、人の心や感情にまで同調圧力をかけておいて何が友達なのか。まだ相手が優希君だったから良かったものの、これが本当に悪意ある男子だったらどうするのか。
 女同士なら、本当に友達ならそう言う事も考えるものじゃないのか。本当はこの事も目の前の女生徒に突っ込んで聞きたかったのだけれど、今咲夜さんにも矛が向いている圧力の中で、これ以上咲夜さんに何かあるといけないから、突っ込んで話を聞くにも聞けない。
「はぁ? 喧嘩を売るって……防には戸塚君がいるし、岡本は副会長に捨てられたんだろ! それでどうやったら三角関係になるんだよ!」
 なのに優希君の彼女面している私とか、私は絶対にお断りだけれど、女子からの人気が高いらしい戸塚君とお付き合いをしている蒼ちゃんが悪いみたいな言い方をする。
 蒼ちゃんを呼び止めた理由としては、とても納得しがたいものではあったけれど、もうこれ以上は繰り返しになるだけのような気がするから、聞くのは辞める。
 それよりも、もう一つの方も気にはなる。
「じゃあその事はもう良いから、もう一つ。蒼ちゃんは何に守られてんの? ああそうそう。私に守られているとか嘘ついたら、もう一回足出るからね」
 ただし今度はさっきみたいに、はぐらかそうだなんて初めから思わせない。
「……――っ!」
 もう一度さっきと同じくらいの強さで足の(すね)を蹴るけれど、目の前の女生徒は口を割らない。
「……分かった。じゃあ他のメンバーに――」
「――待ってくれ! 防の事は謝るから、他の奴に聞くのは辞めてくれ」
 私が他の女子に聞こうと教室の中に足を踏み入れようとしたら、驚いた事に向こうから謝って来る。
「じゃああんたが喋ってくれんの?」
 つまりこの事も、蒼ちゃんが頑なに見せてくれない腕とも、緘口令みたいになっている事も、全てが繋がっているって考えて良いって事なのか。
 私が二度聞いても足を出しても口を割らない目の前の女生徒。
「分かった。つまりこの件もまた、蒼依の暴力とあんたらが頑なに口を閉ざしている事と繋がっているって事だね。蒼依は今も何も言ってはくれないから、今回はこれで引くけれど、次蒼依に何かあったら私は本気で動くよ。今までの情報でも、そこそこ集まっては来ているし、私が本気になったら何が何でも突き止めることくらいは分かるよね」
「何なんだよお前は……あたし達を追い詰めてそんなに楽しいのかよ」
「……追い詰めて? 何被害者面しようとしてんの? 蒼依や咲夜さんを追い詰めているのはあんたらの方なんじゃないの? それともあんたらも誰かに何かを言われているの?」
 本当はこれ以上は会話する必要は無いと思っていたのだけれど、なんか今のもヒントになる気がすると思って足を止める。
「……」
 何も言わない女生徒。ひょっとしたらこいつは、聞き方によっては色々喋ってくれるのかもしれない。
「あんた名前は?」
「お前……同じクラスなのにあたしの名前も知らなかったのか!」
 自尊心を傷つけてしまったのか、私の方を攻撃的な目で見る女生徒。
「じゃあ名前は良いよ。その代わり何かあったら真っ先にあんたに話を聞くから」
 言いがかりで私の足を蹴ったり、蒼ちゃんや咲夜さんを追い込むような奴の名前なんてハナから覚える気なんてない。
 だから内心で便宜上、女生徒Aと言う事にしてしまっておく。
「本当に岡本って何なんだよ……」
 私はそれ以上何も聞く事なく、膝の笑っている女生徒Aの(すね)をもう一度、今度は軽く蹴ってから教室内へと入る。
 こいつらは放っておいても近いうちに何かをやらかすだろうと、昨日の蒼ちゃんの状態・様子を見て、そして蒼ちゃん自身が、私のためなら保健室に行くのは良いって言ってくれていた事を思い出して。

が愛美の事を何て呼ぼうが、それは咲夜の自由」
 その教室に足を踏み入れた瞬間、残りの咲夜さんグループに向かって実祝さんの上げた声が、私の耳に入る。
 私がそっちに目を移すと、驚いた事に、今までは言われても言い返すことが出来なかった咲夜さんの横に並び立って、言い返す実祝さんの姿があった。
 その実祝さんに守られるようにして、咲夜さんが机に突っ伏して肩を震わせている。
「おい“スカした姫”調子乗ってんじゃねえぞ! “機械みたいな女”が、男好きの岡本に邪魔されて失恋した咲夜の気持ちが分かんのか!」
 それに対して友達を守る実祝さんに対して、容赦なく悪意ある言葉の(やいば)をまき散らす咲夜さんグループ。
「ソッチにその気が無いのに、咲夜を気遣うそぶりは辞めて」
 三対一に対しても、咲夜さんの為に、その心を言葉の(やいば)で傷つけられたとしても、決して引かずに言い返す実祝さん。
 私は教室内の時計を確認する。朝礼が始まるまでにもうそんなに時間がある訳じゃない。
 私もさっきの憂さ晴らしをするために乱入しようと思ったのだけれど、何とか踏みとどまって蒼ちゃんの元まで寄ってから、大立ち回りをしている実祝さんに応援の視線を送る。
「“スカした姫”が、分かりもしない人間の感情を語んなよ」
 つもりだったのに、限度を超えた雑言に私が乱入しようとした瞬間、
「あたしの、事は……良いけど、友達の事を……そんな、言い方するのは辞めて」
 目を赤くした咲夜さんが、実祝さんの背中越しから、つっかえながらも実祝さんの事をはっきりと友達だと口にする。
 二人の友達「関係」がそこまで進んでいる事を目の当たりに出来た私の足が勝手に止まる。
「咲夜の気持ちを分かってないソッチこそ、勝手な事言わないで」
 一方友達である咲夜さんから貰えた一言で自信がついたのか、心持ち実祝さんの言葉がしっかりした気がする。
 実祝さんが言い切った言葉に対して言い返す言葉を持たなかったのか、実祝さんに掴みかかろうとした女生徒と、私の視線が交わる。
 たったそれだけの事なのに、実祝さんに掴みかかろうとした手を引っ込める女生徒。
 ちゃんとした信念があるのなら、胸を張れる言い分があるのなら堂々としていれば良いのに、ここでも中途半端さを見せる女生徒。
「……咲夜、放課後呼び出しな」
 それだけで終われば、こいつらに信念も何もないただの言いがかりか、集団同調の延長だと言う認識で済むのに、また余計な一言を口にするから、その醜悪さと
「ちょっと待ちなって。私の友達に対して“呼び出し”って何?」
 私への更なるヒントを示す事になる。
「なんだよ岡本! いっつもいっつも首を突っ込んで来やがって。今のも咲夜に言っただけで、岡本には何も言ってないだろ!」
 ただですらさっきまでの醜言に対して、私のイライラが大変なことになって来ているのに、この期に及んでまだごまかそうとする咲夜さんグループ。さっきから蒼ちゃんの事、実祝さんの事、挙句の果てには(みずか)ら友達だって言っている咲夜さんに対してまでの言い方。
「咲夜さんに言っただけで私には言ってないって言うんなら、何で私に聞こえるようにこれ見よがしとばかりに咲夜さんに言ったの? ――私をバカにしてんの?」
 朝からあまりにも溜まったイライラを発散させてもらうために、誰の机かは知らないけれど、手近な机を蹴らしてもらう。
 本人を蹴った訳でも暴力を振るった訳でも無いのに、そのまますくみ上ってしまって私に言い返す事もやり返す事も一切してこない女子グループ。
 だけれど覆水盆に返らずじゃ無いけれど、一度出した言葉を飲み込むような事はさせない。
「呼び出しって何のことか答えろって」
 それが咲夜さんを縛り付ける鎖の根源だと、これさえどうにかすれば咲夜さんも自分の気持ちを口に出来ると当たりを付ける。
「……

……愛美さん。あたしの事は大丈夫だからありがとう」
 なのに今度はあと一歩のところで、咲夜さんが私を止めてしまう。
 自分の行動に対して恩を着せるつもりは全く無いけれど、今まで幾度となく咲夜さんと電話をして来て、確かに咲夜さんの気持ちは受け取っていたはずなのに、これはどう言う事なのかと思わず咲夜さんを睨みつける。
「ごめん愛美さん。愛美さんの気持ちは確かに嬉しい。ありがとう。でも、ここは押さえて欲しい。お願い」
 咲夜さんが私に対して、懇願の表情を向けて来る。
 蒼ちゃんの事にしてもそうだし今の咲夜さんの事にしてもそう。目の前に答えがある事が分かっているのに、その最後の一歩を踏み込ませてもらえない両者。
 周りの全ての事に対してフラストレーションがたまり始めている。それでも咲夜さんを縛る鎖もまたそれほどまでに頑丈なんだと思う。
 それが分かるだけに私のフラストレーションを咲夜さんに向ける訳にはいかない。私には友達を使って憂さ晴らしをする趣味は持ち合わせてはいない。
「……友達を守ろうとしてくれてありがとう、実祝さん」
「……愛美、昨日は――」
 だから咲夜さんには敢えて何も言わずに、実祝さんに一言お礼を口にして、自分の席へと戻る。
 その後殺伐とした教室内で、初学期最後の朝礼が始まった。

 今日一日の流れを説明し終えたところで、教室内の空気が気になっていたのか、咲夜さんの様子がずっと気になっていたのか、たまりかねた先生が咲夜さんに声を掛ける。
「女子には色々あるんですから、先生はそっとしておいてください」
 だけれど、当の咲夜さんが答えるんじゃなくて、わざわざ咲夜さんグループが代弁してしまったがために、訝しんでくれた先生が、無意識だろうけれど、私の方に視線を送ってくれる。
「……」
 私は後で廊下で話って言う意味で、人差し指で廊下を指し示すと、
「先生。また、岡本さんと密談ですか?」
 私の方を警戒していたのか、小さく示したはずなのに、女生徒Aが私たちを茶化す。
 再三に渡って注意してきたにもかかわらず、未だその行為を辞めない女生徒Aの事を先生にぶちまけてやろうとしたら先生が、連絡ノートに何かを記入する。
※(いじめ防止推進法22・23条)
 当然真実を知っている私の友達は、私と先生の事で動じる事は無い。それに私と先生がちゃんと話をして直接言葉にはしていないけれど、お互いの意思・気持ちだけは理解している。
 その上で私と先生は新しい関係を築いているのだから、もはやこのくらいで動じる事もない。

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