第118話 善意か悪意か ~勝ち取る信頼の難しさ2~  Aパート

文字数 7,389文字


              ジョハリの窓 応用1

 お風呂に入ろうと思って持って降りた着替えを、まさかそこらあたりに置いておくわけにもいかず、蒼ちゃんについて行く形で、再び自分の部屋へと戻る。無論着替えも一緒に手に持って。
「あの蒼ちゃん? 私、洗濯の事もあるから、お風呂だけでも先に入りたいんだけれど」
 二人とも無言で戻って来た私の部屋。静かな部屋の空気にいたたまれなくなった私は、蒼ちゃんに聞いてみるも、
「アノ人との電話は長く出来ても、蒼依とのお喋りはアノ人に負けるの?」
 そう言われてしまうとぐうの音も出ないのと、さっきまでの咲夜さんとの電話を蒼ちゃんも耳にしていたのか。
 やましい事は何もしていないし、堂々としていても問題はないはずだったのに、蒼ちゃんと咲夜さんの関係が、どうしても私をそういう言う気持ちにしてしまう。だったら腕の事も聞けない今、もう一度私の視点から見た咲夜さんを精一杯蒼ちゃんに伝えようと思った矢先、
「言っとくけど、蒼依が盗み聞きした訳じゃ無いよ。愛ちゃんがアノ人に、どうやってフラれたのか聞いた声が、廊下にまで聞こえただけだからね」
 よりにもよって一番聞かれたらまずそうなところを聞かれていたのかと、私は顔を両手で覆いたくなるのを、必死でこらえる。
 その場面だけ切り取って聞いてしまったら、咲夜さんが優希君にちょっかいを出したようにしか聞こえないんじゃないのか。つくづく蒼ちゃんと咲夜さんの間合いの悪さに嘆きたくなる。
「蒼ちゃんは絶対に誤解しているんだろうけれど、咲夜さんは本当は良い人なんだよ。蒼ちゃんから見た咲夜さんの中には確かにそう言うひどい一面もあるかもしれない。それでも私が言う事も信じて欲しい」
 だけれどこのまま嘆いていても仕方がない。二人には何が何でも仲直りをして欲しいのだ。同じ同調圧力の苦しみを知った者同士、初め仲良かった事を加味しても間違いなく二人は、お互いに笑顔を向けられるはずなのだ。
 私は自分の気持ちを信じて、蒼ちゃんが口にするアノ人の口火を切る。
「蒼依だって愛ちゃんに蒼依の気持ちを分かって欲しい。蒼依が具体的にアノ人が何を見て何を言って、何をしてるのか話したら納得してくれる?」
「前にも言ったけれど、そんな話蒼ちゃんの口から聞きたくない。大体咲夜さんの事をそこまで悪く言うけれど、悪い所だったら私にもたくさんあるし、完璧な人間なんていないよ」
 確かに咲夜さんが皆と一緒になって、私の事を言っているのも何かで蒼ちゃんと繋がっている事も、もう分っている。
 でも咲夜さんはそれ以上に懊悩して軋む心と正面から向き合おうとしている。
 しかも自分がそんな苦しい中にあっても、実祝さんとの仲は確実に深まっている。
 女子グループと仲が良かった咲夜さんが、実祝さんとも仲良くなると言うのはそう言う事だと思うのだ。
「じゃあアノ人が蒼依に何かをしていても、愛ちゃんはアノ人に何も怒りはしないって事なんだね」
 どう言うつもりかは知らないけれど、蒼ちゃんがそこで手首を抑える。
 私が蒼ちゃんのその動作に視線を追いかけて――鍵をかけた私の部屋の中、私と蒼ちゃん。立ったまま部屋の真ん中辺りで二人見つめ合う。
「蒼ちゃん。咲夜さんが蒼ちゃんに何かをするなんて事は無いでしょ?」
 あれだけ懊悩していて、私が蒼ちゃんを大切にしている事を知っている咲夜さんが、暴力に訴える事は無いと思うのだ。
「愛ちゃんはいっつもそう。アノ人はアノ人はって。どうせ今回の事もアノ人が悩んでいるフリをしてるから、力になりたかったとかそう言う事なんでしょ?」
 フリって……何度も咲夜さんと電話をして顔を見て話しても、それをお芝居だと感じた事は一度も無い。それなのに、蒼ちゃんの中で咲夜さんの印象が悪すぎる。
「力になりたいって思ったのも本当だけれど、咲夜さんはお芝居じゃなくて本当に悩んでいるし、しんどそうなんだよ」
 一歩間違えれば過呼吸になりかねないくらいまで、本当に悩んで軋みを上げているのは疑いようのない話なのだ。
「だからって空木君と二人で逢わせるなんて、愛ちゃんは何を考えてるの!」
 そしてこの話に優希君が合わさると、蒼ちゃんの怒りも強くなる。
 私だっておかしなことをしていると思うし、優希君にも咲夜さんにも失礼な事をしていると思う。でも私には、あの時の本当に辛そうな咲夜さんとの電話が忘れられないのだ。
 あの半ば叫ぶようにして私に告白しないといけないと口にした時の、咲夜さんの様子が忘れなれないのだ。
「愛ちゃんは他の女の子に空木君が気移りしてしまっても良いんだね。これだけ愛ちゃんを大切に想ってくれている空木君を手放す事になっても、後悔はしないんだね。あの後輩の女の子の雪野さんや、他の同学年の女の子、アノ人に空木君が気移りしても愛ちゃんは先週みたいに泣いたりしないんだね」
 私が黙っているのを蒼ちゃんがどう取ったのか、色々な女の子の名前を出して私の心を不安に陥れようとする。
「ちょっと待って。他の同学年の女の子って何? まだ何かあるの?」
 それに乗っかってしまう形で、私の心の中に嫉妬では無くて咲夜さんの時以上に不安が広がり始める。
 もちろん優希君の事は信じているし、優珠希ちゃんと朱先輩に前で言ってくれた事だから、疑ってもいないけれど今日の雪野さんや、さっきの咲夜さんとの電話を思い出すと
「……」
 一度不安にとらわれた心が、その行き場を失って心の中に巣食い始める。そんな私の姿を見た蒼ちゃんが、安心した表情と呆れたような表情を合わせた顔をして、
「愛ちゃんが知らないだけで、空木君に思いを寄せてる女の子が結構いるって言う話」
 私も把握しているような話だと、種明かしをしてくれるけれど、一度巣食い始めた不安はなかなか消えてはくれない。
「何でそんなイジワル言うの?」
 蒼ちゃんが変な事を言うから……こんな時間にもかかわらず、優希君の声が聞きたくて仕方が無くなる。
「愛ちゃんがいっつも自分の事を後回しにして、人の事ばっかりだから。愛ちゃんは空木君と幸せになりたいから空木君の事を好きになってお付き合いしてるんでしょ? だったら愛ちゃんと空木君の二人で、二人の幸せの事を考えないと駄目じゃない」
 ――あーしなら。“本気で好きなら”万一その間に心変わり
              でもされたら、泣くに泣けませんよ―― (57話)
 ふいに中条さんの言葉を思い出す。
「でも優希君はありのままの私で良いって言ってくれているよ? 確かに悩んでいる姿を見たり、駄目って言われる事もあるけれど、最終的にはそれが私の良い所だからっていつも言ってくれるよ?」
 ――そんなのは全部男の人のせいにしちゃえば良いんだよ―― (39話:類似)
 呼応する形で朱先輩の言葉を思い出して、何故か心が少しだけ落ち着く。
 一方蒼ちゃんは私の言葉に長い髪をかき乱して何かの葛藤を始める。

「あのね愛ちゃん。愛ちゃんは可愛くて器量も良しでおまけに優しいの。それも昔誰かが言ってたみたいに聖女みたいに優しいの」
 そう言えば以前咲夜さんから、最近になってからは私を慕ってくれる可愛い後輩二人からも言われたっけ。
「そんな愛ちゃんが周りに、無差別に優しさを振りまくから、愛ちゃんが男子の間で人気が出るのは分かる?」
 いや分からない。そもそも男子からの人気ってあの意味不明なメガネくらいしか声を掛けられていないし、ただ迷惑しているだけなんだけれど。
「その話だったら私と優希君が幸せになるのに、ちょうど良いんじゃないの? 優しさが無かったらお互いに幸せにはなれないと私は、思うんだけれど」
 それに私には優希君以外の男の人なんてどうでも良いのだから、その話自体も意味は無いと思うんだけれど。
「あのね愛ちゃん。さっき蒼依が雪野さんや他の女の子……そして、アノ人の名前を出した時、愛ちゃんはどう思ったの?」
 どうもこうも
「蒼ちゃんのせいで不安になったし、今も完全には消えていないよ」
 言葉と共に蒼ちゃんに抗議の視線を送る。
「じゃあ次に、空木君だけど愛ちゃんにたくさんの男の人が言い寄ってるのを見て、空木君がどう思う?」
 私の視線に半眼を返してくる蒼ちゃんの次の質問を聞いて、以前朱先輩にしっかりと噛み含めて話してもらった事を思い出す。もう私はこの質問に対する私なりの答えを持っている。
 まさかこう言う形でも朱先輩に助けてもらえるなんて思っていなかった。
「優希君が不安にならないようにその時の私の気持ちと、その相手の事を包み隠さず話した上で、私の優希君への気持ちを伝えるようにするのと、その時に優希君が感じた気持ち、感情を話してもらって“お互い”にどうしたら良いのかを話し合って、お互いに聞くようにしてるかな」  (64・65話)
 要は私の持つ四つの窓であるジョハリの窓の内、“秘密の窓”と“盲目の窓”の二枚を開けて、優希君の持つジョハリの窓の内、やっぱり二枚である“秘密の窓”と“盲目の窓”を開けてもらう。そしてお互いの“開放の窓”を大きくして、二人で一枚の窓である“共通の窓”が大きくなるように、常に意識をすれば良い話なのだ。
「……」
 朱先輩から教えてもらった事を、私なりに言い直したんだけれどちゃんと伝わったのか、伝わらなかったのか。
 ただ私が言い返すとは思っていなかったのか、蒼ちゃんがびっくりしている。
 伊達に私だって優希君とゆっくりではあるけれど、お互いに歩んでいるわけじゃない。その速度はたとえ遅くても、少しずつだったとしても、朱先輩に見守られながら確実に進んでいるのだ。
「じゃあ愛ちゃんと空木君はお互いに、隠し事とか秘密は無いの?」
 かと思ったら逆に蒼ちゃんから質問される。
 この調子で行けば蒼ちゃんの説教が早く終わって、お風呂に入らせてもらえるかもしれない。
「全くのゼロって事はさすがにあり得ないけれど、お互いの気持ちを尊重して言うクセを付けておけば、先に伝えておいた方が良い事とか、敢えて伝えなくても良い事なのかは次第に分かるようになるよ」
 実際には優希君自身の事、優珠希ちゃんの事もそうだ。それに私の方も担任の先生との事、蒼ちゃんに至っては腕のアザなどの事もそうだけれど、全部が全部口にする必要も秘密を開示する必要もない。
 それに言う順番が前後して行き違いみたいなって、優希君とすれ違いになりかけた事もある。それでもたまに朱先輩が口にしてくれる、
 ――人には分からない所があるから、面白いんだよ――
 言葉があるから、常に相手の言葉に耳を傾けようとするし、行き違いやすれ違いが起こっても、喧嘩にまでは発展しにくい気もする。だから知りたくても敢えて何が何でも全部を聞き出そうとは思わないし、イイ女には秘密があるって言う言葉もあるくらいなんだから、私も優希君に敢えて言っていない事もある。
 でもそう言うのも含めて恋愛のかけ引きってあるんじゃないかと私は、思うのだ。
 だから日曜日の夜に咲夜さんにも言った通り、恋愛って難しいし楽しい。
 そしてそこにはお互いの信頼「関係」が不足していて、プライベートの深い話まではまだしてもらえていないって言う事も、理由としては十分にある話だ。
「分かった。空木君との関係をそこまでしっかり考えた上での愛ちゃんの行動だったなら、これ以上蒼依が愛ちゃんに教える事は何もありません。いつの間にか恋愛上級者になっていた愛ちゃんには、このお説教は辞めます」
 そして蒼ちゃんからの解放宣言に喜ぶのもつかの間、
「ちょっと蒼ちゃん?! 恋愛上級者って何?」
 また蒼ちゃんからとんでもない言葉が飛び出してくる。
「何? って、愛ちゃんの恋愛観がちゃんと男の人の事も分かってる感じがするのと、大人の考え方? 大人の恋愛って感じがするから?」
 いや、何で言い始めた蒼ちゃんが疑問形なのか。確かに私たちよりも三つ上の朱先輩に教えてもらったのだから、そりゃ大人なのかもしれないけれど、その蒼ちゃんからさっきまでさんざん叱られ続けていたのは何だったのか。
「でも私、男の人に慣れていないし、他の知らない男の人に押されたら私ちゃんと断れないよ?」
 こんな体たらくでは恋愛上級者なんて、とてもじゃ無いけれど言えないはずだけれど、
「それってこの前までちょくちょく愛ちゃんが言ってた、男の人慣れの話だよね? それも空木君に?」
「うん話してあるよ。そう言う時は遠慮しないで優希君を呼んでくれたら良いって。だから優希君以外で男慣れはするなって言ってくれた。その代わり女の人で困ったらその時は呼ぶから助けて欲しいって言ってくれたから、“お互い”にって言う約束はしたよ」
 蒼ちゃんになら全部を話してしまっても大丈夫かと思って、朱先輩に教えてもらった事からそのままを実践した事までを話してしまう。
「じゃあ愛ちゃんは空木君以外の男の人には不慣れなままで空木君だけは大丈夫と。一方空木君も、愛ちゃん以外の女の人はあんまりだけど、愛ちゃんだけは大丈夫と」
 本当の所は妹の優珠希ちゃんであるとか、その親友の御国さんであるとか例外自体がないでは無いけれど、その話はまた雰囲気が変わるからと口には出さずに首肯する……かなり恥ずかしかったけれど。
「お互いがお互いにしか慣れてない。なんだかそう言うのって理想のカップルだよね」
 気付けばいつの間にか二人並んで私のベットに腰掛けている。
 言ってくれている事は嬉しいのだけれど、いかんせん恥ずかしい。それに女の人の中には男の人に上手にエスコートして欲しい人もいるだろうから、女の人に慣れている方が良いって言う人もいるんじゃないのかな。
「って言う事はこれから蒼依は、空木君がいない時、呼んでもすぐに来れない時に男の人から愛ちゃんを守れば良いって事なんだね。愛ちゃんのその話、もっと詳しく色々聞かせて欲しいから、お風呂から上がって来るのを待ってるよ」
 蒼ちゃんが少女マンガを読んでいる時のような目を私に向けて来るけれど、親友から向けられるその視線がくすぐったくて、なんだか恥ずかしかった私は、
「じゃあゆっくりお風呂入って洗濯もしてくるから、眠たくなったら先に寝てくれていても大丈夫だからね」
 恋愛上級者と言うのはいくら何でも返上したかったのだけれど、どうしてこうなってしまったのか。しかも初めは説教されていたはずなのに。
 そう言えば中条さんにも恋愛マスターなどと言われていた事を思い出しながら、半分逃げるようにしてお風呂へ向かう。


 洗濯物だけ回してお風呂に入りながら思いにふける。
 私は男の人に対して不器用だし、周りからもよく分からない事で色々注意もされる。さっきはその最たる例で、男の人慣れの話をしたはずなのに、そこで明らかに話の流れが変わった。
 恋愛上級者と言うのは、男の人を手玉に取ったりするような女の人の事を言うんじゃないのか。私なんていっつも優希君に恥ずかしい所ばっかり見られたり聞かれたりして、どうにもこのままだと将来良くない気がしているくらいなのに。
 その上、優希君に“好きだ”とか“可愛い”って言われたら、私自身が嬉しくなって優希君の事をたいていは許してしまう事までバレてしまっている節があるのに。
 これじゃあ恋愛上級者どころか、優希君の手の上で転がされているだけの気がするのに、それも私自身が嬉しいと思ってしまっている辺り、惚れた者の弱み、ある意味ではどうしようもないのかもしれない。

 それに蒼ちゃんはびっくりしていたけれど自分が好きになった人の事なんだから、好きな人の話を聞くのは今となっては当たり前の感覚ではあるのだけれど、蒼ちゃんは違うのかな。
 ――……あたしの周りの人達と全然違う。みんな彼氏の
          文句とか不満とか言ってる人がほとんどだよ―― (108話)
 そこで電話口で聞いた咲夜さんの言葉を思い出す。
 あの時は不満をため込んで爆発させたり、喧嘩して別れてしまうくらいなら周りに吐き出した方が良いと言う軽はずみな事を言ってしまったけれど、実際の所はそう言う事を“お互い”で話をして、解決していかないと駄目だと思う。
 そうでないと、あの信頼「関係」の話になった時に、以前思った“自分の知らない所で仲の良い友達や恋人が、自分の悪口を言っているのを目に耳にしてしまった時の信頼「関係」”に矛盾してしまう気がする。
 それに蒼ちゃんの彼氏である戸塚君も、以前雪野さんの男版と言う感想を持つくらいには人の話を聞かない印象は残っている。要するに男女とも自分の事を相手に分かって欲しい一心になってしまっていて、お互いがお互いとも相手の事に耳を傾けていない。傾ける余裕が無いって事なのかもしれない。
 そう考えると私も優希君の言葉に、耳を傾ける事も忘れて悲劇の女の子になろうとしてしまっていた事、先週の土日の事を思い出してしまう。
 まとめるとお互いがお互いの事に耳を傾ける、見るって言う事はケンカを避ける意味でも、本当に大切な事で、基本なんだと思う。ただ、その基本がどれだけ難しいかもまた、私自身の経験を通してもう知っている。
 でも基本は基本。恋愛上級者でも、ましてや恋愛マスターなんてとんでもない話だ。
 よく言ったとしても恋愛の基礎くらいが関の山なんじゃないのか。まあ、優希君がありのままの私で良いって言ってくれているんだから、恋愛上級者にもマスターにもなりたくは無いし、その時点で興味も薄れてしまう。
 一通り頭の中で、私は恋愛初心者だとまとめ終えてから、のぼせてしまう前にお風呂から上がる事にする。


 え? お風呂での私の考えている事とかじゃなくて、どこからどうやって洗うとかの描写? そんなのある訳ないって。大体いくら仲良くなったからって言っても、私にはもう彼氏がいるんだからそう言うのはナシナシっ!
 え? 初めに言ってた事と違う? そりゃ初めは彼氏がいなかったんだから当然かもしれないけれど、仲良くなったらそう言うの見せるなんて一回も言ってないよ? 疑うんならちゃんと見て来てみてよ。どこにもそんなこと書いてないよ!

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