第33話 海自の歌姫と宇宙戦艦ヤマト

文字数 2,089文字

拙作『ひらめいた曲』の『甲子園のあの曲』でアフリカンシンフォニーを探していて見つけた動画です。

アフリカン・シンフォニー

 オリジナル版はヴァン・マッコイが1974年に発表した楽曲。

 1977年には岩井直薄の編曲による楽曲が『ニュー・サウンズ・イン・ブラス第5集』に収録されたことによって吹奏楽曲の一つとして認知されることになった。

 日本で広くこの曲が知られるきっかけになったのは、1987年に智辯学園和歌山高校野球部が第69回全国高等学校野球選手権大会に初出場した際、同校吹奏楽部顧問の吉本英治がアレンジして応援曲として採用したことによる。

 以後、他校の応援にも採用されるようになり、高校野球の応援曲として高い人気を誇っている。 

三宅由佳莉(1986年12月14日-)は海上自衛官(2等海曹)で、自衛隊初の専業歌手として声楽採用されたヴォーカリスト(ソプラノ)

 クラシックからアニメのテーマソングまで、ジャンルにとらわれない歌声は多くの支持を集めている。

音楽員 

 部隊の士気高揚や儀式・式典、および広報のために音楽の演奏を行う。資格は吹奏楽の技能を持つ者に限られていたが、近年ではピアノ奏者を技術海曹として受け入れる など、多様化が進んでいる。

 海上自衛隊では陸空と同じく独自の音楽隊を編成しており、一般的な軍楽隊と同じく吹奏楽に重点が置かれているものの、ピアノ奏者を技術海曹として受け入れたり、声楽枠による採用を実施するなど多様化が進んでいる。

 儀礼曲として、観閲式や遠洋航海への出港などの際には『軍隊行進曲』が、葬送の祭には『命を捨てて』など旧海軍の曲がそのまま制定されている。

 海外派遣の際には見送りの曲としてアニメ作品『宇宙戦艦ヤマト』のオープニングテーマが音楽隊により演奏されることが多い。

  歌詞に 

 ♪必ずここへ帰って来ると 手を振る人に笑顔で答え  

という部分や 「宇宙戦艦ヤマト」が 物語の中でも 無事任務を果たして帰還した事を 「海外派遣」される 隊員とその家族・関係者の 気持ちにつながるという事で 縁起をかついで採用されるようになった。

(Yahoo知恵袋より)

宇宙戦艦ヤマト

 西暦2199年、異星人ガミラス帝国による侵略で滅亡の危機に瀕した地球を救うため建造された恒星間航行用宇宙戦艦「ヤマト」の遠大な旅と戦いを描く。

 当初は同時間帯に放送されていた『アルプスの少女ハイジ』『猿の軍団』などの影響もあって視聴率が低迷。本来の予定回数(全39話)から全26話に短縮された。

 しかし、再放送などで改めて注目され、再編集した劇場映画が公開される頃までには社会現象とも言える大ブームとなっていた。子供のものと思われていたアニメ作品に中・高校生から青年層までの幅広い視聴者が存在していたことを広く示すことになった。

三宅由佳莉

 ミュージカル俳優を志していたので日本大学入学後はミュージカル研究会に入ろうと思っていたが、空手部で見た女性の“型”の姿が非常に格好良く映り空手部に入部した。

 在学中の2007年に全国大会 女子段外 型の部で優勝した。

 性格は「天真爛漫で負けず嫌い」

 大学卒業前に大手百貨店への就職が内定していたが、恩師から海上自衛隊が歌手(ヴォーカリスト)を募集しているので受けてみるよう勧められた。

 当初受ける気はなかったが断れず説明会に参加、東京音楽隊の具体的な活動を聞いてから意識が変わり、自衛隊が初めて設けた声楽採用枠(1人)に合格して2009年4月、海上自衛隊に入隊した。

 2011年末頃、例年日本武道館で開催される自衛隊音楽まつりの様子が「ニコニコ動画」にアップされると、「歌がうますぎる」「綺麗」「カッコイイ」などと話題になり、その後も東日本大震災の被災地や、高校の吹奏楽部などを訪ねる姿が、テレビなどの報道・情報番組、読売新聞「顔」のコラムコーナーなどに取り上げられ認知が広がった。

 また、歌唱する動画がYouTubeにアップされるや再生回数30万回を突破するなど、数々のメディアに“美しすぎる自衛官”“海上自衛隊初の歌姫”などと取り上げられ、2013年には自衛官としては異例のメジャー・レーベルからのソロ・デビューに至り、同年8月発売のアルバム『祈り〜未来への歌声』が「第55回日本レコード大賞企画賞」「第28回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」「第6回CDショップ大賞クラシック賞」の3賞を受賞するなど、その評判が社会現象にまでなった。

 海上自衛隊の敬礼は、陸上自衛隊・航空自衛隊の敬礼とは違い、狭い艦艇内で行われることを想定し、右肘上腕部を右斜め前約45度に出して肘を張らない特徴がある(狭い艦艇内で肘を張ると、擦れ違い敬礼の交換の際に相手とぶつかってしまうため)。しかし、場合により陸空と同様の肘を大きく張った敬礼が行われる事もある。
『作品の中の音楽』26、29話に『君が代は難曲』があります。
 YouTube観ていて、すごいものをみつけました。
軍隊行進曲 

 指揮 三島由紀夫

 演奏 読売日本交響楽団

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色