第3話 弾いてみたかった

文字数 1,383文字

 6歳の孫のピアノレッスンの送り迎えを頼まれた。

 大きな家の広い部屋。グランドピアノでレッスンできるなんて……

 もう初めて1年になる……

が、進んでいるのかいないのか? 

 指を柔らかくするための塗り絵にシール貼り。 

 拍を歌わせて叩かせ、

「ワンワン、チュチュチュチュ、モー」

 教材は薄い。1冊がすぐに終わる。その都度、本代が……   

 娘の時代は上下2巻の分厚いバイエルだった。

  それを3人の子供と私が使った。

 

 孫のピアノの先生が教えてくれた。

 ハノンよりも、YouTubeでのレッスンが役にたつ、と。

 少し観てみたらやる気が出てきた。


(ハノンとは、指の練習の本で、曲を弾く前の指のウォーミングに使う。ピアノが上手になりたい人は絶対に練習をしておいた方がよい本)

30年も前、子供がピアノの発表会に出る時、「おかあさん、連弾してみません?」と先生に言われてやってみた。

 簡単な楽譜の『小さな木の実』


 30年も前、鉛筆で原稿用紙に小説を書いていた。

 それを、2年前から投稿するようになって、いくらか読まれるようになった。

 ふたつの趣味。

 ピアノは今ではほとんど聴くだけになったが。

連弾の動画がありません。

『小さな木の実』(ちいさなこのみ)は、日本の歌。作詞は海野洋司、原曲の作曲者はジョルジュ・ビゼー、編曲は石川皓也による。

 1971年10月・11月に、NHKの音楽番組『みんなのうた』で、大庭照子の歌により発表された。『みんなのうた』放送直後から大きな反響があり、その後も長く歌い継がれる曲となった。

蒲原史子さん。

 幅広い表現力、天性と言うべき透き通った声が特徴のソプラノ。その声はしばしば「天使の声」に喩えられている。

 ある時は清澄可憐に、またあるときは憂愁の色をたたえ、旋律の美をさわやかに歌い上げる。

子どもたちが辞めて弾かなくなったピアノを母が弾いた。

 10年経てば弾けると思ったけど……練習しても子どもの10年とは違う。

 難しい曲ばかり弾きたくて、途中で挫折。

恋人から「あの花をとって」とせがまれた青年が崖に降りて花をつかもうとしたとき、崖から落ちてしまい、その際に「私のことを忘れないで」と言葉を残した

というドイツの伝説が由来になっている。

ブラームスのワルツは16曲から構成され、最初は連弾用に作曲された。

 その後ブラームス本人により独奏用に編曲され今に至る。

 中でも15番は一番有名な曲であり、その美しいメロディーから「愛のワルツ」と呼ばれている。

 ゆっくりとした曲調で、楽譜も1ページと取っつきやすく見えますが、右も左も和音が多く、中々難しいこの曲。

1ページの楽譜も暗譜できない。

 この曲、孫に買ってあげたゆりかご(泣く子も眠るという高かったやつ)に入っていた。


 弾きたい曲が次から次に出てきて、楽譜を買って、どれも中途半端に投げ出した。

悲愴ソナタはベートーヴェンの創作時期の中ではかなり初期の作品。

 正式名称はGrand Sonata pathétiqueといい、初版の段階から悲愴というタイトルがついていた。

 作曲されてから現在に至るまで頻繁に演奏されている大変人気のある作品。

 特に第2楽章のメロディはベートーヴェンの作品の中でも特に有名なフレーズ。

息子が高校の文化祭に軽音楽部で弾いた曲。家でよく練習していたので、やってみましたが、むずかしい。
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