第7話 駅

文字数 793文字

その歌に、駅の名は出てこない。

 

10年前は地上2階にあったけど、地下にもぐった。

85年間使用されたその駅を惜しみ、たくさんの人が訪れたという。

開発と共に日に日に表情を変えてゆく街、渋谷。

 この楽曲は1986年に竹内まりやが中森明菜のアルバム『CRIMSON』への提供曲として書き下ろした。


 翌1987年に竹内まりや自身の16枚目のシングルとしてリリースし、以降、彼女の代表曲として長きに渡ってファンに愛され続けている。


 歌詞には、駅で繰り広げられる男女の切ない、「すれ違いの情景」が見事に描かれている。

 なんとも言えない余韻を残しながら幕を降ろすその物語には、二通りの解釈があるという。

彼が「私だけを痛いほど愛してくれていた」と気づく。

 

彼のことを「私だけが痛いほど愛していた」と気づく。


作者がこの歌詞に込めた思いは前者の方だという。

しかし、明菜は後者の解釈で歌唱しているのだという。


もしかすると聴き手の心理状況で、聴こえ方が違ってくるのかもしれない。

後に竹内自身は

「楽曲提供の依頼がなければ自分のために書く事はなかったタイプの曲ですね」

と語っている。

元々中森明菜に提供した曲だったが、明菜の解釈に旦那さんの山上達郎が激怒して、セルフカバーを竹内まりやに勧めたとのことです。
子供の学校の役員で集まったとき、ある人がカラオケでこの曲を歌った。保育園の先生でとても上手だった。

それまでは、『不思議なピーチパイ」しか知らなかった。

徳永英明のカバーアルバムを持っていたのでよく聴いていた。好きな歌だった。
最近になって明菜の歌をよく聴く。私の好きな佐藤隆が楽曲『アルマージ』を提供してるのを知ってから。

まあ、こういうことはよくあります。


https://www.tapthepop.net/machinouta/68651/ampを参考にしました。
『天城越え』も歌っていました。こちらも、全然違う。
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