第1話
文字数 226文字
昔々、あるところに浦氏又郎(うらし、またろう)という青年がいました。
ある日のことです。
釣りをするために海岸へ出かけると、何やら大声で騒ぎ立てている集団を発見しました。
何事かと近づいてみると、五人の若者たちが、亀をいじめているではありませんか。
見かねた又郎は若者たちを止めようとしました。
ですが、腕っぷしに自信がない又郎は、自分がいじめのターゲットになることを恐れ、見て見ぬふりをし、その場を立ち去ってしまいましたとさ。
めでたし、めでたし。
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