第3話
文字数 221文字
「こいつにオラの両親が殺されたんだ。だから友達に協力してもらって、敵討ちをしている。頼むから邪魔しないでくれ」
それを聞いた又郎は、こう言い返します。
「そんなわけあるか! 亀がどうやって君の両親を殺すというんだ? 嘘もたいがいにしろ!」
ところが、長身の男はさらに言い返します。
「こいつ、今は亀の姿をしているが、正体は凶暴な鬼なんだ」
「なるほど、そうだったのか」
納得した浦氏又郎。若者たちと一緒に亀を成敗しましたとさ。
めでたし、めでたし。
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