第2話
文字数 293文字
又郎は釣りをしに海岸へ出かけると、何やら大声で騒ぎ立てている集団を発見しました。
何事かと近づいてみると、五人の若者が亀をいじめているではありませんか。
腕っぷしに自信のない又郎でしたが、それでも亀を見捨てることができず、若者たちに話しかけました。
「おい、君たち。弱い者いじめはやめなさい」
すると、五人の中で最も長身の男が、涙ながらに訴えてきました。
「弱い者いじめじゃない。この亀の野郎に両親が殺されたんだ。だから友達に協力してもらって、敵討ちをしている。頼むから邪魔しないでくれ」
それを聞いた又郎は、「それは気の毒に」と同情し、一緒に亀をいじめましたとさ。
めでたし、めでたし。
何事かと近づいてみると、五人の若者が亀をいじめているではありませんか。
腕っぷしに自信のない又郎でしたが、それでも亀を見捨てることができず、若者たちに話しかけました。
「おい、君たち。弱い者いじめはやめなさい」
すると、五人の中で最も長身の男が、涙ながらに訴えてきました。
「弱い者いじめじゃない。この亀の野郎に両親が殺されたんだ。だから友達に協力してもらって、敵討ちをしている。頼むから邪魔しないでくれ」
それを聞いた又郎は、「それは気の毒に」と同情し、一緒に亀をいじめましたとさ。
めでたし、めでたし。