第17話
文字数 364文字
「満足いくまで、ごゆるりとお過ごしください」
乙姫の言葉に甘え、又郎は宴会を続けた。
それが三日ほど続き、又郎はさすがに故郷が恋しくなってきました。
「名残惜しいのですが、そろそろ地上に帰りたいと思います」
又郎がそう告げると、乙姫の顔色が急変した。
「なに? このまま帰れると思っているのかい?」
「……どういう意味です」
戸惑う又郎に、乙姫は一枚の紙を突き付けました。
「これは?」
「請求書に決まってるでしょ? これまでの宴会にどれだけの費用が掛かってると思っているんだい」
請求書に眼を落とすと、そこには金二十両の文字が。
「こんな大金、とても払えません」
「だったら体で払うんだね」
鮫の化身である門番たちに連れていかれた又郎は、竜宮城の裏手にある鉱山に連れていかれると、命が尽きるまで強制労働させられたとさ。
めでたし、めでたし。
乙姫の言葉に甘え、又郎は宴会を続けた。
それが三日ほど続き、又郎はさすがに故郷が恋しくなってきました。
「名残惜しいのですが、そろそろ地上に帰りたいと思います」
又郎がそう告げると、乙姫の顔色が急変した。
「なに? このまま帰れると思っているのかい?」
「……どういう意味です」
戸惑う又郎に、乙姫は一枚の紙を突き付けました。
「これは?」
「請求書に決まってるでしょ? これまでの宴会にどれだけの費用が掛かってると思っているんだい」
請求書に眼を落とすと、そこには金二十両の文字が。
「こんな大金、とても払えません」
「だったら体で払うんだね」
鮫の化身である門番たちに連れていかれた又郎は、竜宮城の裏手にある鉱山に連れていかれると、命が尽きるまで強制労働させられたとさ。
めでたし、めでたし。