第2話 はじめての僕デス~みんなのうたと人形劇~
文字数 2,260文字
こんにちは。エレカシさんと同学年に生まれた甘らかんです。
こちとら昔懐かしい音楽とオタク話というエッセイになります。
今回は1980年前後のNHK「みんなのうた」、「人形劇」について、その当時の年齢目線で語りたいと思います。
*
ウィキペディア先生によると、宮本浩次さんのソロデビュー曲【はじめての僕デス】は1976年8月~9月にNHKの5分間歌番組「みんなのうた」で放送された。とあります。
作詞:関沢新一
作詞家として、私が記憶している楽曲は「涙の連絡船・都はるみ」「銭形平次・舟木一夫」「柔・美空ひばり」あたりだろうか。ゴジラシリーズなど脚本家としても活躍していたらしいです。
作曲:中村勝彦
この方、情報が見つかりませんでした。
当時、宮本浩次は小学4年生10歳。
YouTube で検索すれば聞くことができます。
私は宮次さんを【北島マヤ】タイプだと思っているので、月影先生曰く「恐ろしい子」と白目になる心境で当時の歌声を聞くわけです。
僕という主人公になりきっているのですよね。見事にキャラクターを演じている。天才子役ですよ。末恐ろしい(実際、いい意味で恐ろしくなった)。
*
さて、当時私も小学4年生10歳であったわけですが。
「みんなのうた」でこの楽曲を聞いた覚えがまるでないのです。
Why?
放映期間が短すぎたせいもあるのだろうが、1976年度のみんなのうたの放送楽曲を見るに、新曲枠で記憶している曲といえば、アラフィフ世代には有名な「山口さんちのツトム君・川橋啓史」「南の島のハメハメハ大王・水森亜土、トップギャラン」だけだ。
これは単に私がNHKをあまり見ていなかったからであろうが、惜しいことにその1年前1975年までと2年後1978年からだったなら夕方NHKにくぎ付けだったから「みんなのうた」も視聴していたはずだった。1976年に穴をあけてしまっていたのだ。
どういうことかというと、人形劇【新八犬伝】(1973~1975)、【紅孔雀】(1978~1979)、【プリンプリン物語】(1979~1982)にハマっていたので、その期間はたしかにNHKにチャンネルを合わせていたのだ。
【新八犬伝】は「いざとなったら玉をだせ!力があふれる~不思議な玉を~」という主題歌とからくり人形の凄さを知った、たまずさの怨霊がド迫力だった記憶。
【紅孔雀】は声優神谷明が2役やっていたという記憶。「飛べ飛べ~はばたけ紅孔雀~」という主題歌の記憶。内容まで記憶していない子供の記憶。
【紅孔雀】の後番組が【プリンプリン物語】だった記憶。「飛び出せ~プリンプリンプリン、どこまでも~」という主題歌の記憶。声優神谷明こちらにも出演していた記憶。ルチ将軍の知能指数が1300で実はその頭は宇宙から飛んできた隕石だったという記憶。「私、プリンプリン。どこかの国のプリセス」と言いながら最終的にどこのプリンセスかわからず終わった記憶。
「みんなのうた」はこの3番組を見るときについてきていた記憶。
そのあとの「笛吹童子」は見なかった記憶。
アニオタらかんがハマっていたこの人形劇が1976年にやっていれば【はじめての僕デス】をライブで記憶していたはずだった。
こんな運と縁のなさがあるだろうか。
そもそも50過ぎるまでエレカシ、宮本浩次をスルーして過ごしていたわけですから、どんだけ宮次に運も縁もなかったのかということだ。
このあと宮次さんは「あいうえおんど」という楽曲も出している。もうじき声変わりだな~という年齢の宮次少年は確実に宮次に近づいている。
月影先生に言わせれば、おーっほほほほと高笑いしたあと「あの子の才能ですって? 宮本浩次、あの子は天才よ」という名台詞を上から目線で言い放つところだ。
*
ところで、私が強烈に覚えている「みんなのうた」の楽曲といえば
「北風小僧の寒太郎」「でんでんむしのでんこさん」「赤鬼と青鬼のタンゴ」「メトロポリタンミュージアム」とかだったりするのですが。
特に【メトロポリタンミュージアム・大貫妙子1984年】は強烈でしたね。「タイムトラベルは楽し~」と歌うのですが、画面も薄暗いわ、歌もマイナー調だわ、歌声しんみりだわ。楽しくないよう。怖いよう。というイメージが強く、「みんなのうた」って元気が出るような明るい歌ばかりじゃないの?とトラウマになっていました。
それだけ印象に残る名曲だとも言えるのですけど。
その「メトロポリタンミュージアム」
大人になって、まさか漫画でこの曲を Do you remember? するとは思わなかったわけです。
小栗旬が主演で映画化もされた「ミュージアム」という作品です。
作家は巴亮介、週間ヤングマガジンで2013~2014年まで連載され、映画は2016年公開されています。
猟奇殺人犯と真相を追う刑事の話なのですが、猟奇殺人犯【カエル男】が歌うんですよ、この歌を。自分はアーティストで殺人現場はミュージアムということです。
なかなかの(いい意味で)心臓に悪い漫画なので、えぐいのが大丈夫な方にはお勧めです。
映画のほうも主人公を小栗旬、カエル男を妻夫木聡がやるというのでギリギリまで見ようかと悩んだのですが、あのえぐい殺人が実写になるのか、というところで思いとどまってしまいました。地上波でやることがあったら見たいものです。
と思い切り脱線したことろで、つまりは子供時代に子供時代の宮次少年の歌声を聞いたことがなかったというお話でした。
~第2話 終わる~
こちとら昔懐かしい音楽とオタク話というエッセイになります。
今回は1980年前後のNHK「みんなのうた」、「人形劇」について、その当時の年齢目線で語りたいと思います。
*
ウィキペディア先生によると、宮本浩次さんのソロデビュー曲【はじめての僕デス】は1976年8月~9月にNHKの5分間歌番組「みんなのうた」で放送された。とあります。
作詞:関沢新一
作詞家として、私が記憶している楽曲は「涙の連絡船・都はるみ」「銭形平次・舟木一夫」「柔・美空ひばり」あたりだろうか。ゴジラシリーズなど脚本家としても活躍していたらしいです。
作曲:中村勝彦
この方、情報が見つかりませんでした。
当時、宮本浩次は小学4年生10歳。
YouTube で検索すれば聞くことができます。
私は宮次さんを【北島マヤ】タイプだと思っているので、月影先生曰く「恐ろしい子」と白目になる心境で当時の歌声を聞くわけです。
僕という主人公になりきっているのですよね。見事にキャラクターを演じている。天才子役ですよ。末恐ろしい(実際、いい意味で恐ろしくなった)。
*
さて、当時私も小学4年生10歳であったわけですが。
「みんなのうた」でこの楽曲を聞いた覚えがまるでないのです。
Why?
放映期間が短すぎたせいもあるのだろうが、1976年度のみんなのうたの放送楽曲を見るに、新曲枠で記憶している曲といえば、アラフィフ世代には有名な「山口さんちのツトム君・川橋啓史」「南の島のハメハメハ大王・水森亜土、トップギャラン」だけだ。
これは単に私がNHKをあまり見ていなかったからであろうが、惜しいことにその1年前1975年までと2年後1978年からだったなら夕方NHKにくぎ付けだったから「みんなのうた」も視聴していたはずだった。1976年に穴をあけてしまっていたのだ。
どういうことかというと、人形劇【新八犬伝】(1973~1975)、【紅孔雀】(1978~1979)、【プリンプリン物語】(1979~1982)にハマっていたので、その期間はたしかにNHKにチャンネルを合わせていたのだ。
【新八犬伝】は「いざとなったら玉をだせ!力があふれる~不思議な玉を~」という主題歌とからくり人形の凄さを知った、たまずさの怨霊がド迫力だった記憶。
【紅孔雀】は声優神谷明が2役やっていたという記憶。「飛べ飛べ~はばたけ紅孔雀~」という主題歌の記憶。内容まで記憶していない子供の記憶。
【紅孔雀】の後番組が【プリンプリン物語】だった記憶。「飛び出せ~プリンプリンプリン、どこまでも~」という主題歌の記憶。声優神谷明こちらにも出演していた記憶。ルチ将軍の知能指数が1300で実はその頭は宇宙から飛んできた隕石だったという記憶。「私、プリンプリン。どこかの国のプリセス」と言いながら最終的にどこのプリンセスかわからず終わった記憶。
「みんなのうた」はこの3番組を見るときについてきていた記憶。
そのあとの「笛吹童子」は見なかった記憶。
アニオタらかんがハマっていたこの人形劇が1976年にやっていれば【はじめての僕デス】をライブで記憶していたはずだった。
こんな運と縁のなさがあるだろうか。
そもそも50過ぎるまでエレカシ、宮本浩次をスルーして過ごしていたわけですから、どんだけ宮次に運も縁もなかったのかということだ。
このあと宮次さんは「あいうえおんど」という楽曲も出している。もうじき声変わりだな~という年齢の宮次少年は確実に宮次に近づいている。
月影先生に言わせれば、おーっほほほほと高笑いしたあと「あの子の才能ですって? 宮本浩次、あの子は天才よ」という名台詞を上から目線で言い放つところだ。
*
ところで、私が強烈に覚えている「みんなのうた」の楽曲といえば
「北風小僧の寒太郎」「でんでんむしのでんこさん」「赤鬼と青鬼のタンゴ」「メトロポリタンミュージアム」とかだったりするのですが。
特に【メトロポリタンミュージアム・大貫妙子1984年】は強烈でしたね。「タイムトラベルは楽し~」と歌うのですが、画面も薄暗いわ、歌もマイナー調だわ、歌声しんみりだわ。楽しくないよう。怖いよう。というイメージが強く、「みんなのうた」って元気が出るような明るい歌ばかりじゃないの?とトラウマになっていました。
それだけ印象に残る名曲だとも言えるのですけど。
その「メトロポリタンミュージアム」
大人になって、まさか漫画でこの曲を Do you remember? するとは思わなかったわけです。
小栗旬が主演で映画化もされた「ミュージアム」という作品です。
作家は巴亮介、週間ヤングマガジンで2013~2014年まで連載され、映画は2016年公開されています。
猟奇殺人犯と真相を追う刑事の話なのですが、猟奇殺人犯【カエル男】が歌うんですよ、この歌を。自分はアーティストで殺人現場はミュージアムということです。
なかなかの(いい意味で)心臓に悪い漫画なので、えぐいのが大丈夫な方にはお勧めです。
映画のほうも主人公を小栗旬、カエル男を妻夫木聡がやるというのでギリギリまで見ようかと悩んだのですが、あのえぐい殺人が実写になるのか、というところで思いとどまってしまいました。地上波でやることがあったら見たいものです。
と思い切り脱線したことろで、つまりは子供時代に子供時代の宮次少年の歌声を聞いたことがなかったというお話でした。
~第2話 終わる~