第21話 LUNA SEA~ソロから箱へ~
文字数 2,511文字
みなさんこんにちは。こちらは、なにげにスルーし続けていた宮本浩次・エレカシに2020年になって沼るという事態に陥った私がそれ以前に熱狂していたアーティストさんたちの思い出を語るエッセイになります。
今回のアーティストさんは【LUNA SEA】さんです。ついにエレカシ直前の推しバンドにたどり着きました。
*
LUNA SEAの場合、ハマり方がまったくエレカシと同じで、【河村隆一】さんがソロ活動を始めたが故です。
それ以前のLUNA SEAに対するイメージは【なんか怖い】の一言で、存在は知ってはいましたがやはりスルーしていました。
そういうところまで【宮本浩次】からの【エレカシ】推しと、同じ流れすぎ(私の中で)。
しかも、【え、この人があのLUNA SEAのRYUICHIなの?】という【バンドとソロで人が違う事案】世間様に与えた驚き具合まで似通っているところがある(再度私の中で)。歴史は繰り返されるのでしょうか。
1997年のことになるので、ラルクアンシエルが活動休止している間に滑り込んできたということだろう。
河村隆一という本名で【愛の歌】をLUNA SEA仕込みの歌唱でガッツリ歌われて、私の頭は、持っていた箸を落とすほどのパニックに陥りました。
【すげぇロックな歌唱力で恋愛の歌】
【なんだ、その女子をとろけさせよう感まんまんの笑顔は】
【サーフィンが趣味? ビジュアル系イメージどこへ?】
俗にいう【ギャップ萌え】というやつです。バンドときっちりやることを分けて、個人でやりたかったことを自由にやる。というスタンスがとても胸を突いてきた。
自分にはこんな一面もあるんだよ、ということを惜しげもなくさらしてお茶の間の人気者になった河村隆一にまず沼った。この頃出演していた音楽番組(MCまでこなしていた)はかじりついて拝見した。
他人に嫌われるのが怖くて、いい人を装って生きている(と思っている)自分に、彼が見せる素直な姿。純粋に【カッコイイ】と思えた。
*
河村隆一ソロ沼を踏んだ後、それならばとLUNA SEA(バンド)のアルバムに恐る恐る手を出してみたわけです。ビジュアル系と呼ばれるところは初めてで、怖いのかなと思うところはありましたが、目をぎゅっとつぶって耳に情報を入れてみた。
耳から入ってきたロックはダイレクトに脳を刺激し、脳から太い血管、毛細血管へと振動は伝わり。
【FC入会していました……】
やられた。こん畜生やられたぜ(顔は笑っている)。
LUNA SEAは作詞作曲編曲のクレジットがすべてLUNA SEAになっています。原曲となる音源をメンバーの誰かが書き、それに全員で乗っかっていくという制作スタイルということからなのか、メンバー全員で作っています。という心意気が見えて、そんなところも惚れた理由の一つだったりします。
クレジットをLUNA SEAにすることでがぜん一致団結感がくる。そういうところ、チームワークとして大切なんじゃないか。
*
1998~2000年まで密度の濃いライブを見させていただきました。
ライブも最初のうちは怖いのかな(この思考はおそらく、今までのアーティストでは見たことがないヘドバンノリについていけないと思っていたことが由来)と思って誰かを誘ったりしましたが、ハマればハマるほどぼっちでも大丈夫になりました。ヘドバンも観客全員がやっているわけではありませんでした。
RYUICHIの歌唱力が凄すぎて、なにに例えたら着地するのかわからないくらいで、私が生で拝見してきたボーカリストのなかでは、かなりのレベルだと思っています。四方八方から押し寄せるドルビーサラウンドのうえに彼が歌詞を間違えたのを聞いた覚えがない。あったのかもしれないが忘れさせるほどのものがありました。
SUGIZOがギター置いて透明のバイオリン弾く様が美しかったし、黙々とギター弾いているINORANがマスコット的にかわいかったし、真矢のドラムソロは見ておかないと損なくらいのパフォーマンスだったし、何しろベースのJさんが超絶にカッコよかった。
【箱になったとたん、ベースのJさん推しにシフトチェンジしました】
ベーシストに目がいったのは初めてのことですが、これもライブの魔術です。やはり生は発見が多すぎます。
すべては【ROSIER】の間奏です。あれを生で観て聴いたとたん、テンションという名のジェットエンジンで境界線越えられるんじゃなかろうかという気持ちをいただいた。それこそベースのような低音イケボでガーッと英語を語った後の「行くぞ、○○(ライヴ会場名)!」でマイクスタンド真後ろに放り投げる!
そのたび【ギャーッ!】とか【ヒーッ!】とか失神寸前になっていた自分がおりました。全人類に見てほしいほどカッコいい。なのでLUNA SEAといったら推し曲はライブのROSIER一択なのですが、曲としては【STORM】の「真実はきっと臆病だからその姿を決して見せない」という歌詞が本気で好きです。
*
2000年12月、東京ドームのTHE FINAL ACTまで参加させていただきました。沼ったのが遅かった関係上(当時は2000年で一旦終了だったので)、長い期間触れることが出来なかったのは残念です。
その東京ドーム、「本当にここで観ていいんですか?」と七福神の肩をつかみたくなるくらいで、アリーナのJさん側、前から数列目だった。席の良さで職務質問受けそうなくらい怪しい感じになったのは1984年に武道館で拝見したBillyJoel以来(第4回参照)で、【こんな興奮は今日で世界が終わりでもいい!】と訳の分からぬことが頭を駆け巡ったほどでした。
【そんな私のライブ参加世界が本当に終わるとは】
LUNA SEA THE FINAL ACT当時、私は30代半ばでしたが、なぜか熱狂的アーティスト推しまでPERIODしてしまいました。
【もうライブに行きたくなるほどのバンドは現れないだろう】
2020年になるまでのこと。20年ほど昔の話です。
~推しアーティスト編・PERIOD~
次回より2018年に話が飛びます。
今回のアーティストさんは【LUNA SEA】さんです。ついにエレカシ直前の推しバンドにたどり着きました。
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LUNA SEAの場合、ハマり方がまったくエレカシと同じで、【河村隆一】さんがソロ活動を始めたが故です。
それ以前のLUNA SEAに対するイメージは【なんか怖い】の一言で、存在は知ってはいましたがやはりスルーしていました。
そういうところまで【宮本浩次】からの【エレカシ】推しと、同じ流れすぎ(私の中で)。
しかも、【え、この人があのLUNA SEAのRYUICHIなの?】という【バンドとソロで人が違う事案】世間様に与えた驚き具合まで似通っているところがある(再度私の中で)。歴史は繰り返されるのでしょうか。
1997年のことになるので、ラルクアンシエルが活動休止している間に滑り込んできたということだろう。
河村隆一という本名で【愛の歌】をLUNA SEA仕込みの歌唱でガッツリ歌われて、私の頭は、持っていた箸を落とすほどのパニックに陥りました。
【すげぇロックな歌唱力で恋愛の歌】
【なんだ、その女子をとろけさせよう感まんまんの笑顔は】
【サーフィンが趣味? ビジュアル系イメージどこへ?】
俗にいう【ギャップ萌え】というやつです。バンドときっちりやることを分けて、個人でやりたかったことを自由にやる。というスタンスがとても胸を突いてきた。
自分にはこんな一面もあるんだよ、ということを惜しげもなくさらしてお茶の間の人気者になった河村隆一にまず沼った。この頃出演していた音楽番組(MCまでこなしていた)はかじりついて拝見した。
他人に嫌われるのが怖くて、いい人を装って生きている(と思っている)自分に、彼が見せる素直な姿。純粋に【カッコイイ】と思えた。
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河村隆一ソロ沼を踏んだ後、それならばとLUNA SEA(バンド)のアルバムに恐る恐る手を出してみたわけです。ビジュアル系と呼ばれるところは初めてで、怖いのかなと思うところはありましたが、目をぎゅっとつぶって耳に情報を入れてみた。
耳から入ってきたロックはダイレクトに脳を刺激し、脳から太い血管、毛細血管へと振動は伝わり。
【FC入会していました……】
やられた。こん畜生やられたぜ(顔は笑っている)。
LUNA SEAは作詞作曲編曲のクレジットがすべてLUNA SEAになっています。原曲となる音源をメンバーの誰かが書き、それに全員で乗っかっていくという制作スタイルということからなのか、メンバー全員で作っています。という心意気が見えて、そんなところも惚れた理由の一つだったりします。
クレジットをLUNA SEAにすることでがぜん一致団結感がくる。そういうところ、チームワークとして大切なんじゃないか。
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1998~2000年まで密度の濃いライブを見させていただきました。
ライブも最初のうちは怖いのかな(この思考はおそらく、今までのアーティストでは見たことがないヘドバンノリについていけないと思っていたことが由来)と思って誰かを誘ったりしましたが、ハマればハマるほどぼっちでも大丈夫になりました。ヘドバンも観客全員がやっているわけではありませんでした。
RYUICHIの歌唱力が凄すぎて、なにに例えたら着地するのかわからないくらいで、私が生で拝見してきたボーカリストのなかでは、かなりのレベルだと思っています。四方八方から押し寄せるドルビーサラウンドのうえに彼が歌詞を間違えたのを聞いた覚えがない。あったのかもしれないが忘れさせるほどのものがありました。
SUGIZOがギター置いて透明のバイオリン弾く様が美しかったし、黙々とギター弾いているINORANがマスコット的にかわいかったし、真矢のドラムソロは見ておかないと損なくらいのパフォーマンスだったし、何しろベースのJさんが超絶にカッコよかった。
【箱になったとたん、ベースのJさん推しにシフトチェンジしました】
ベーシストに目がいったのは初めてのことですが、これもライブの魔術です。やはり生は発見が多すぎます。
すべては【ROSIER】の間奏です。あれを生で観て聴いたとたん、テンションという名のジェットエンジンで境界線越えられるんじゃなかろうかという気持ちをいただいた。それこそベースのような低音イケボでガーッと英語を語った後の「行くぞ、○○(ライヴ会場名)!」でマイクスタンド真後ろに放り投げる!
そのたび【ギャーッ!】とか【ヒーッ!】とか失神寸前になっていた自分がおりました。全人類に見てほしいほどカッコいい。なのでLUNA SEAといったら推し曲はライブのROSIER一択なのですが、曲としては【STORM】の「真実はきっと臆病だからその姿を決して見せない」という歌詞が本気で好きです。
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2000年12月、東京ドームのTHE FINAL ACTまで参加させていただきました。沼ったのが遅かった関係上(当時は2000年で一旦終了だったので)、長い期間触れることが出来なかったのは残念です。
その東京ドーム、「本当にここで観ていいんですか?」と七福神の肩をつかみたくなるくらいで、アリーナのJさん側、前から数列目だった。席の良さで職務質問受けそうなくらい怪しい感じになったのは1984年に武道館で拝見したBillyJoel以来(第4回参照)で、【こんな興奮は今日で世界が終わりでもいい!】と訳の分からぬことが頭を駆け巡ったほどでした。
【そんな私のライブ参加世界が本当に終わるとは】
LUNA SEA THE FINAL ACT当時、私は30代半ばでしたが、なぜか熱狂的アーティスト推しまでPERIODしてしまいました。
【もうライブに行きたくなるほどのバンドは現れないだろう】
2020年になるまでのこと。20年ほど昔の話です。
~推しアーティスト編・PERIOD~
次回より2018年に話が飛びます。