第6話 THE CHECKERS~やたら武道館~

文字数 2,298文字

 みなさんこんにちは。こちらはエレカシさんと同年生まれの私(甘らかん)がどのような経路をたどって50過ぎてから宮本浩次・エレカシ沼に両足突っ込んだのかを語るエッセイになります。

 今回は【THE CHECKERS】です。藤井フミヤさんが在籍していた、バンドなのかアイドルなのか、その判断が最後までできなかったグループです。

 チェッカーズのライブは10公演くらい足を運んだんじゃないだろうか。しかも、やたら武道館だった。沼っていなかったのに1992年日本武道館のFINALまで歓声送っています。ガチのみなさんごめんなさいと、今なら素直にアイムソーリーと言えます。

 思えば1985年、高校を卒業した18歳。
 ガチTM NETWORKファンの私は【作家になりたい】という指標ができて、そのテの専門学校に進んだのですが、そこにガチなチェッカーズファンの人がおり、お互いの推しのライブに付き合う。という交換条件が成立したのです。

 その頃、現在の推しである宮本浩次先生も大学生になりました。音楽コンテストの常連になっていたようですね。そこで悪態つきながら名曲【デーデ】とかすでに歌ってたいたのですね。
 (*´Д`)ハァハァ
 というため息は置いておいて。



 THE CHECKERS はウィキペディア先生によると1981年ヤマハ・ライトミュージックコンテストジュニア部門で最優秀賞を受賞。1983年【ギザギザハートの子守歌】作詞:康珍化/作曲・編曲:芹澤廣明でデビューとあります。爆発的人気になったのは2曲目の【涙のリクエスト】作詞:売野雅勇/作曲・編曲:芹澤廣明だそうで、「アイドルとして売り出されたことに相当の抵抗があった」とあります。

 ヤマハのミュージックコンテストに出たときはオリジナル楽曲だったろう。彼らの原点となる楽曲を私は聞いたことがない。
 コンテストに出るからには、思いのたけを詰め込んだオリジナルがあったはずで、そちらをすっ飛ばされていきなりアイドルデビューしてしまったチェッカーズのルーツが私には不明で(そこまで沼っていなかったのでさぐることはしなかった)、再結成があり得なくなった今、本来の初期楽曲を聞くという機会も0(ゼロ)になったことは勿体ないと感じる。(あくまで個人の想いです)

 とはいえ、楽曲もさることながらファッション、髪型など一大ブームを巻き起こした彼らの偉業はウルトラマンのスペシウム光線なみの破壊力だった。道を歩けば藤井フミヤがそこらじゅう闊歩していた。ダボついた服に前髪垂らすスタイル、かなりの現在アラフィフ男子はやっていたのではないだろうか。
 ちなみに、女子はみんな松田聖子ちゃんカットでした。

 アイドルデビューしていなかったら、その後藤井フミヤが【TRUE LOVE】を歌うことはなかったかもしれない。しかしその反面、アイドルデビューしたがために結果チェッカーズ自体が、とても残念なことになってしまった可能性もある。
 その件に関してはなんとも言えない。再結成があり得ないのが本当に残念でならない。ライブは毎回楽しかったので、本当にもう二度とメンバーが揃うところをみられないのは(以下略)。



 彼らがアイドルアイドルしているようだったらこんなにはライブに行ってなかった。

 テレビで見るだけだと、お笑いもいける(とんねるずとの絡みはかなり面白かった)アイドルというイメージしかなかったのだけれど、ライブはアイドルと言い切ってしまってはいけないバンドとしてのパフォーマンスを見せていた。

 藤井郁弥、武内享、高杢禎彦、大土井裕二、鶴久政治、徳永善也、藤井尚之。
 7人の個性と演奏、ハーモニーのレベルの高さはステージの上でないと堪能できないものだった。7つの個性がステージの上でひとつに、、、【アイナナ】みたいだ。チェッカーズは昭和の【アイドリッシュ7(というアイドルアニメがある。2020年2ndシーズン放送)】だったのかも知れない(違う)。藤井フミヤは小野賢章だったのか(大いに違う)。

【ナナ】つながりで言わせていただくと、一推し曲はシングル初のメンバー作品【NANA】です。作詞/藤井郁弥・作曲/藤井尚之(F BLOODだ)。なぜかNHKに放送禁止されたこの楽曲、全国何人の女子が耳から妊娠させられたことか。そもそもフミヤの声が艶っぽくエロカッコいいわけで。「やろうぜNANA~」がいけないとか言われていましたが、ええやん、やればええやん、そこまで言われたらおもいきりやればいいんや。と反骨心なのかなにも考えていないのかわからない妄想を抱いたものです。大変かっこいい曲です。



 チェッカーズさん、沼ってはいないと言ってはみたものの、それだけライブに赴いていればイントロが流れたら勝手に体がライブ会場仕様に動いてしまう楽曲多数だわ、そらで歌える曲が多数だわ。

「CHECKERS IN TAN TAN たぬき」(平成たぬき合戦ぽんぽこの前身と言われていないが、チェッカーズは実はたぬきが化けていたのです、という映画です)は劇場でみるわ「Song for U.S.A.」も劇場でみるわ。本当に沼ってなかったのか自分? メンバーの中では尚ちゃん推しだったぞ自分。ライブで【ロンリーソルジャー】聞けると嬉しかったぞ。

 当時の私はどっぷりTM NETWORK沼ではありましたが、並行してたくさんライブに行かせていただいたTHE CHECKERSさんも20代の思い出の一部であります。

 TMにチェッカーズ。当時20代の私が当時20代のエレカシに気づくわけもないのです。

~第6話 終わる~
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