第30話

文字数 334文字

主は核爆発、自分が再構成した潜水艦ソードフイッシュの核爆発によって
自分の体の一部である触手が破壊された時、ある種の記憶がはっきりと甦った。
ムの体も爆発によって吹き飛ばされ、近くの海底に横だわっている。
あのムの顔。今の潜水艦によって痙ぐりつけられる痛さ。確か、大洪水の時、
伺かの物体が私の体に……。

 主は、、完全に、、理解した。
主も、シュクセイキには入間の体を持っていたのだ。

 そして放射癩が地球を襲った陵にかこった大洪水、放射線により地球上の
于べての水山、氷河が解け去り、陸地を水没ざせ、地球を文字通りの「水球」とさぜたあの時。
彼女アニーと、彼のカインは、その大洪水の時、別れ別れになり、
彼女アニーだった「主」は流木に頭を激しく打ちつけられ、意識を失ない、そして……。
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