第5話の4

文字数 326文字

フネは泰然としていのだ。
トムキャットのバルカン砲、ミサイル程度の攻撃ではびくともし々いことを主は理解した。
最後の手段を取ることにした。
が、この攻撃は、海や主自身に対する悪影響ははかりしれないと思われた。
フネに向かって航行中のソードフィッシュ、そのミサイル発射筒のハッチが全開された。

内蔵されていたポラリス・ミサイルが、次々連続して、16本発射された。
それはフネに対する主の剣であり、大の矢であった。
ポラリス・ミサイルの破壊力は広島型原爆の10発以上に相当する。
シュクセイキでさえ、究極兵器と言われていた。

主はその破壊力の恐ろしさを理解していた。
海面上に大きな水しぶきを上げて、それは上空に消えて行く。非情な決断たった。
フネが死ぬか主自身が死ぬかだった。
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