第3話の2

文字数 724文字

それは今日から、三ヵ月前のことだ。

その日、ム=ウムはいつもと様子が違っていたので、ミ=ムネは不審に思っていた。
何も言わず、ムはひとりどこかへ行こうとする。
心配のあまりヽ心は彼をつける事にLだ。
驚いた事に、ムは彼ら種族が厳しく立ち人りを禁止している禁制地域へ
何のためらいもなく人っていく。
=ムネはムを、その禁制地域の人口で待つ事にしか。
長い時間、ム=ウムはその中に人ったまま帰ってこない。
ミは、恐怖と不安のあまりに、何度も集落へ帰ろうか
と思ったが、やはりムのことが気になり、岩陰から中の様子を見守っていた。

何時間、経ったろうか。
ムは放心状態で入口から泳ぎ出てきた。
ミ=ムネは急いで後ろから泳ぎつき、ムの名前を呼んだ。
「ム=ウム、ムったら、しっかりしてよ。私よ。ミ=ムネよ。わかる」
「え、何、ああ、、ミ=ムネミか。どうしたの。ここはとこなの」
ムは、急に気付いた。
「伺を言っているのよ。ム、今まであなたかとこにいたか気がついていないの」
「えっつ、僕がどうしたって」
驚いて彼女を見る。

「いい、よく聞いて。これは冗談じゃないんだから」
「わかってるよ、ミ=ムネ、そんな侑い顔をするなよ。せっかぐの君のかわいい顔がたいなしだよ」
「ふざけている場合じゃないわ。あなたは今、禁制地域から出て来たのよ」
「禁制地域!、、だって」
「そぅよ、、、禁制地域よ」
「うつ、本当か」
「ム=ウム、あなたも知っているでしょう。私達の種族の言い伝えを。もしあの地域に誰か
が足を踏み入れた時、私達の一族は皆滅んでしまうという伝説を」
ムは驚いたままだ。
「もちろん、知っている。何代にも渡って語りつがれてきたことたから」
 肩を落とし、声はふるえる。
「間違いなく僕は禁制地域に人っていったんだね」
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