第37話

文字数 428文字

僕は海原を再び遊弋し始める。傷もいえた。
ROW星人よ、やってこい。ここ地球には、強力な敵がいるのだ。
地球の夜空は暗いが、希望の星々が輝いている。
しかし、僕カインと恋人アニーの心には疑問が残る。
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■13
             
『本星LSへの報告。
 我々の地球に対する第四段階の作業は完了した。
敵星「ROW」星人に対する防備は、地球に関する限り完璧といえるだろう。
「フネーカイン」及び「主ーアニー」旧人類改良型監視機構による防備体制である。
 これにより我々のROWに対する戦いは、非常に有利になると考えられる。
彼らフネ及び主は、我々LS星人が、完全に人類の味方たと信じこんている。
全宇宙をめぐる我々LS星人と、敵「ROW」との戦いの一部だとは、地球人類は知らない。


          地球方面派遣軍LS星軍情報部          
              J・N・リーマン大尉
以上、本部への連絡を終了。

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