第26話

文字数 251文字

とまどい、熟考している間に、ム=ウムは潜水艦のすぐそばまで泳ぎついていた。
主はあわてて、ポラリス・ミサイルを発射しようとしていた。
最初の二発は、ム=ウムの手刀でなき払われた。
ぞサイルは水面に水しぶきをあげて飛び出した瞬間、
ム=ウムは手刀で大きく横にはらい、ミサイルの中央部をまっぷたつに分断した。

さらにム=ウムの体は急速に潜水艦に接近してぐ る。
潜水艦は急深度潜行を開始する。ム=ウムも潜ってぐる。
ム=ウムの体はもう水棲人間の形をとってはいない。
人間の形をしている。しかし恐るべき潜水能力をもっていた。
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