0717【プロ野球ー観戦】有原から点をとれない症候群(鴎-公)

文字数 530文字

 有原(公)は、六大学野球で最も印象に残っているピッチャーのひとりだ。
 4年生の時怪我をしていたので、彼の登板を見られたのは秋リーグの早慶戦だった。試合終盤でマウンドに現れた瞬間、球場の空気が一変したのを覚えている。身体の大きさもそうだが、他の投手とは違うオーラがあったのが印象的だった。

 プロ入り後も、鴎は有原に苦しめられている印象がある。彼が最多勝を取る前…大谷(エンゼルス)が公にいたころから、とにかく有原が打てない。大谷には勝てても有原には勝てない。そんなイメージが強い。

 今日の有原は調子が悪かった。制球が定まらない。珍しく1回から、鴎の1,2番であっさり先制してしまった。
 しかし調子が悪いのは鴎の先発、石川も同じ。あっという間に2点入れられ逆転される。
 球数が嵩み毎イニング時間を要しながらも点を取られない有原。ピッチングのテンポは良いが痛打されて失点を繰り返す石川。ピッチャーに対する褒め言葉で「テンポがいいピッチング」というが、今日に関しては褒め言葉にはできなかった。

 早大時代、キャプテンとエースの関係性であったにもかかわらずなかなか有原を打てない中村奨が、今日はヒットを打ったのがせめてもの救いだった。

 公7-4鴎
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