０７０７【プロ野球―観戦】やっぱりおうちがナンバーワン（鴎－獅）

「うちで過ごそう」とか「ステイホーム」とかのワードが世に広がっている。

大体の人にとって、うち・ホームは自分たちの居城であり、居心地の良い場所だ。しかし余所のうちに行くと、何となく居心地の悪さを感じたり、自分のうちにない特徴に困惑したりする。
プロ野球もまた然り。プロ野球にとってのうち・ホームはホーム球場ということになる。普段練習している球場で、移動も少なく試合ができることから、大抵の場合ホーム球場で試合をするチームは有利だといわれる（甲子園での勝率が低い虎などの例外もあるが）。

鴎の本拠地であるマリンスタジアムは、「普段練習している球場」であることが他球場に比べて有利にはたらく。１２球団屈指で風が強く吹く球場だからだ。守備の難易度の高さもさることながら、ピッチャーマウンドからホームベースに向かう風も特殊らしい。特に交流戦の際は、コントロールを乱すセリーグ投手が多数発生する。

風は気まぐれなので、無風～３ｍくらいで済む試合もある。しかし、20m近い暴風が吹き荒れる日もある。今日の試合は、後者に近かった。

常に10m以上の風が吹く。しかし今季初登板となった有吉(鴎)は飄々と切り抜ける。むしろ今季から移籍してきたハーマンやジャクソンの方が苦しんでいるように見えた。特に鯉に所属していたジャクソンは、強風時のマリンでの登板経験は少ないだろう。今日の登板はなかったが、虎出身の石崎や一軍経験が浅い鷲出身の小野ふみも同じ心配がある。今後もう少し慣れていくとよいのだが。

強風は打者にも影響を与える。山川(獅)のHR級の当たりはフライに。一方、安田(鴎)はHR。きょうは風が鴎に味方した。

鴎8-6獅