0721【プロ野球ー雑記】4番サード

文字数 1,174文字

 4番サードといえば、高校野球における強打者の象徴。そんなイメージがある。高校時代4番サードだった選手が、プロ入り後4番に定着できない/別の打順で適正を見出されることはままある。他方で、今年は岡本(兎)や村上(燕)が4番サードに定着し結果を残しており、若手の4番サードが一時期に比べ増えている印象がある。

 鴎も、とうとう今日から4番サードに安田が座った。数日前にホームランを打ってから打撃好調の安田。今日も幸先よく先制のタイムリーを放つなど、4番の仕事を果たした。
 ここ数日の安田は同級生の村上(燕)とは違い、ホームランよりも堅実なヒットを重ねている印象だ。次第に上がる打順も相まって打点も多くついている。もちろん、左右関係なくホームランを打つポテンシャルはある。毎試合2安打する安田は今の鴎に必要だが、時折特大ホームランを放つ安田も見てみたいところ。

 同級生でいうと、西の安田とならび称された東の清宮(公)の調子が上がってこないのが気がかりだ。無論、プロ入り3年目の高卒野手がバリバリにチームの主軸となるのは異例のことではある。が、これだけ村上と安田が活躍していると、この世代の代名詞たる存在はどうしても意識される。

 清宮も、4番サードを担うポテンシャルはあるはずだ。彼の本職はファーストだが、公4番ファーストに中田(公)という不動の存在がいる以上、これからサードを極めていく可能性もありうる。
 そうなると慶應OBの横尾さん(公)との競争になるため、慶應ファンとしては複雑な気持ちだが。


 余談だが、清宮の両親は父が早稲田OB(元ラグビー部監督であることは有名)、母が慶應OGらしい。もし大学進学を選択していた場合、彼が早慶どちらに入学するつもりだったのかとても気になる。清宮は早稲田実業出身なので、普通に考えれば早大なのだろうが、彼が高校生の時、早大は成績不振にあえいでいた(特に野手)。かつ大学進学を勧めていたのは母だったという。これらのことを鑑みると、慶應に来る可能性もゼロではなかったのではないかと思う。最近は、早稲田佐賀→慶應(瀬尾)、法政大二→塾校→慶應(宮尾)など、他の六大学系列校から慶應に来る野球部員もゼロではない。

 早実の先輩である斎藤佑樹(公)は、「もし、早大に進まずプロ入りしていたら」というifストーリーを良く語られるが、清宮に関しては「もし、プロ入りせず大学進学していたら」というifストーリーが少々気になってしまう。
 「大学進学せずとも、プロで早く結果が出せたのでよかった」といえるよう、大学進学を果たした同級生がプロ入りする再来年までに結果を残してほしいところ。

 安田も、今後も4番サードで定着するのかは不明だが、少なくとも1軍に残りコンスタントに打ち続けてほしい。

 獅8-3鴎
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