0714【プロ野球ー観戦】腹中の敵(鴎-公)

文字数 785文字

公の先発は骨折以来、久々の登板となる上沢。専大松戸高出身で千葉とも縁がある。
彼が投げていると後輩の原(鴎)のことが思い起こされる。今年の後半辺りで一軍デビューしないだろうか。二軍戦を少し覗くと、更に後輩のルーキー横山(鴎)がローテーションに入っていて色々な意味で震える。鴎のここ数年の投手起用では、高卒ルーキーが開幕序盤から試合で投げることはまずない。単純に投手の頭数が少ない可能性もあるが、高卒ドラ4にしてはとてつもなくスペックが高いのではなかろうか。

閑話休題。千葉出身ということで親しみがある上沢はまずまずのピッチングを見せていたが、最大の味方であるはずの捕手がエラー二つ。一度目は2塁送球が上沢の肩に直撃し、二度目は3塁送球がそれて外野に転がった。前者はバッテリーの意思疎通不足、後者は3塁のカバー遅れと捉えられなくもないが、いかんせん今日の捕手、清水は前科がありすぎる。数年前、マリンでの試合で目を瞑って捕球を試みた結果、後ろにそらしているのを見てしまった。それ以来、彼の捕手能力が心配だった。デビュー直後は守備が怪しかった森(獅)や甲斐(鷹)の上達ぶりから、清水もいずれ上達するものと思っていたが…。未だ若い(森のひとつ下)とはいえプロ6年目でもあるので、そろそろ落ち着いて欲しい感がある。

鴎戦で解説を多くつとめる=よく聞いている里崎氏の捕手評が厳しいためか、捕手のエラーは特に、敵ながら居たたまれない気持ちになる。今日は途中から宇佐見が出て来て試合が締まったが、今後の捕手起用が気になるところ。
美馬の火曜日スライド登板が上手くはまったのは良かったが、相手の自滅感が否めずそちらばかりが気になってしまった。

捕手交代の後、清水はベンチで涙を見せていた。彼が自分に克ち、一皮むけることができるのか。今後の彼の成長があることを願いたい。

公2-5鴎
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み