0705【プロ野球ー雑記】現地観戦の解禁について

文字数 1,193文字

プロ野球は、7/10から観客を入れた試合を行う。
それに合わせて、鴎では本日から、チケットの一般販売がはじまった。

コロナウイルス感染拡大を懸念した中での無観客試合の実施。「収束した」とはいえ無い状況下で観客を入れる判断。当然、観戦可能人数も観戦ルールも通常とは大きく異なる。

席は左右4席ほど空ける。飲食物はなるべく自席でとること(飲食店前のテーブル等は使用しない)。アルコールの販売はしない。売り子による販売は行わない。試合観戦後も二週間はチケットを保管すること(※感染者が出た場合、チケットを辿って近隣席の人に連絡が行くらしい)等々。
鴎は今年から、複数試合においてダイナミックプライジング制を導入する予定となっていた。今回解禁となった7/10-12分においてもそれが適用されている。人気の試合は価格が上がり、そうでもないときは下がる仕様だ。
HPを見てみると、ホーム外野指定席が5,600円、内野指定席IAが9,000円(※いずれも一般価格)となっている。普段の値段が固定された試合で最も高いプラチナ試合だと、ホーム外野指定席が2,800円、内野指定席IAが4,700円だからどちらも2倍前後に跳ね上がっている。外野のほうがやや価格上昇幅が大きいのは、それだけ「現地で声を出して応援したい」人が多いからではないだろうかと思う。

現地に行けば声を出さずにはおれない。おそらくハイタッチもせずにはおれない。少なくとも私はそうだ。しかし、それらは現在「感染を拡大させる行為」とされ、「新しい生活様式」からはじき出されている。それらを行わず試合観戦に徹することができる自信は、ない。だからチケットを買わない選択をした。
探り探りでも観客を入れて、「もとの観戦スタイル」に戻していく試みは大切だと思う。その一方で、現状では球場に行かない(行けない)と判断した人々と行く(行ける)判断をした人々が生まれる。
前者の判断をした身としては、「そもそも無観客試合だから行きようがない」という諦めではなく「行こうと思えば行けるが、諸般の事情で行かないという選択を自らした」というジレンマに今後囚われる。そして、それは諦めていたときよりも気持ちの整理が難しい。

世間のイベントごとの解禁が広がるほど、気持ちの整理は難しくなる。外出を可能な限り控えている身としては、どこまで自粛していればよいのかわからなくなってくる。
それでも、心が保たなくなるまでは、現在の体勢を続けようと思う。今年度はじめから散々自粛して来た身だ。特効薬が未だない中で今更感染するわけにはいかない。
観客解禁後も、どうにか折り合いをつけてオンラインで試合を観ることになるだろう。その時感じたことなどは記録しておくつもりだ。自分の頭の整理と、後年に見返した時に「2020年だけが特殊な年だった」と思えるように。

鴎1-8鷲
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